高知県奈半利町の災害リスク

この記事では、奈半利町の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。奈半利町内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。

この記事でわかること

  • 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
  • 津波浸水想定区域と想定される津波の高さ
  • 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
  • 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
  • 避難施設・防災インフラの情報
  • 今日からできる災害別の具体的な備え

奈半利町(高知県)の人口は約2,821人(2025年推計)。標高は平均68.1mで、最低0.0mから最高452.0mの範囲です。

2040年には現在の60%程度まで人口が減少すると推計されており、災害時の共助体制の維持が課題となる地域です。


地震リスク

地震リスクのイメージ

奈半利町には全国地震動予測地図の対象データがありません。


洪水リスク

洪水リスクのイメージ

奈半利町では、340個の125mメッシュのうち88メッシュ(25.9%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は3.0mです。

項目 データ
想定最大浸水深 3.0m
浸水想定メッシュ数 88 / 340 メッシュ(25.9%)
対象河川 奈半利川(1河川)

想定最大浸水深が3.0mと、2階部分まで浸水が想定されるエリアがあります。自宅が浸水想定区域に含まれるかどうか、自治体のハザードマップで確認してください。1階に寝室がある場合は、大雨警報の発表時に2階以上へ移動する準備をしておくと安心です。

今日からできる洪水対策

  • ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「奈半利町 ハザードマップ」で検索

  • 「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する

  • 避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を

  • 備蓄品の準備:飲料水・食料(3日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する


津波リスク

津波リスクのイメージ

奈半利町では、340メッシュのうち156メッシュ(45.9%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。

想定最大浸水深が10.0mと非常に高く、3階建て以上の建物でも安全とは限りません。津波警報が発表されたら、すぐに高台や津波避難ビルへ避難してください。沿岸部にお住まいの方は、自宅から最も近い高台への徒歩ルートを複数確認しておきましょう。車での避難は渋滞のリスクがあるため、徒歩での避難を基本としてください。

今日からできる津波対策

  • 避難ルートの確認:自宅・職場から最寄りの高台への徒歩ルートを実際に歩いて確認する

  • 「津波てんでんこ」:強い揺れを感じたら、津波警報を待たずに各自すぐ高台へ避難する。家族の集合場所は事前に決めておく

  • 津波避難ビルの把握:「奈半利町 津波避難ビル」で検索し、日常の行動範囲内にある津波避難ビルを把握しておく

  • 第2波・第3波への備え:津波は繰り返し押し寄せ、第1波が最大とは限りません。警報が解除されるまで高台にとどまりましょう


土砂災害リスク

土砂災害リスクのイメージ

奈半利町には25箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。340メッシュのうち331メッシュ(97.6%)がこれらの区域に含まれています。

市域の大部分が土砂災害警戒区域にかかっています。山際や谷の出口付近にお住まいの方は、自宅が警戒区域に含まれるかどうか、都道府県の土砂災害警戒区域マップで確認してください。

今日からできる土砂災害対策

  • 警戒区域の確認:「高知県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する

  • 前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる

  • 避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する

  • 就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる


活断層

奈半利町の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。

断層名 奈半利町からの距離 想定M
行当岬断層 13.4km M6.9
綱附森断層 44.4km M6.4
高知吾川 59.3km M7.1

最寄りの活断層(行当岬断層)から13.4kmの位置にあります。この断層が活動した場合、奈半利町でも強い揺れが想定されます。


地域の特徴

気候

項目 データ
年間降水量 2,460mm
1月平均気温 7.2℃
8月平均気温 26.9℃

年間降水量が2,460mmと全国平均(約1,700mm)を大きく上回る多雨地域です。集中豪雨による浸水や土砂災害のリスクが高まりやすく、梅雨・台風シーズンには河川水位や気象情報をこまめに確認しましょう。

土地利用

建物用地が15.8%、森林が52.9%、農地が27.2%を占めています。


避難施設・防災インフラ

項目
避難施設 13箇所
学校 3校
福祉施設 28施設
警察署 1箇所

最寄りの避難施設は「奈半利町 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。


よくある質問

奈半利町は洪水の危険がある?

奈半利町の340メッシュのうち88メッシュ(25.9%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は3.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。

奈半利町に津波は来る?

奈半利町の156メッシュ(45.9%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。沿岸部にお住まいの方は、最寄りの高台や津波避難ビルを事前に確認しておきましょう。

奈半利町の土砂災害警戒区域は?

奈半利町には25箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、高知県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。

奈半利町の避難場所はどこ?

奈半利町には13箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「奈半利町 避難場所」で検索して確認できます。


まとめ:奈半利町の防災で押さえておきたいこと

  • 洪水:88メッシュ(25.9%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認

  • 津波:想定最大10.0m。沿岸部では高台への避難経路を複数確認

防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。奈半利町内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。


データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。

写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は奈半利町で撮影されたものではありません)