熊本県山都町の災害リスク

この記事では、山都町の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。山都町内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。

この記事でわかること

  • 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
  • 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
  • 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
  • 避難施設・防災インフラの情報
  • 今日からできる災害別の具体的な備え

山都町(熊本県)の人口は約11,832人(2025年推計)。標高は平均528.0mで、最低192.6mから最高847.6mの範囲です。

2040年には現在の50%程度まで人口が減少すると推計されており、災害時の共助体制の維持が課題となる地域です。


地震リスク

地震リスクのイメージ

山都町には全国地震動予測地図の対象データがありません。


洪水リスク

洪水リスクのイメージ

山都町では、4,244個の125mメッシュのうち738メッシュ(17.4%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。

項目 データ
想定最大浸水深 10.0m
浸水想定メッシュ数 738 / 4,244 メッシュ(17.4%)
最大浸水継続時間 24時間(約1日間)
対象河川 上滑川、五ヶ瀬川、五老ケ滝川、八勢川、千滝川、宇谷川、川走川、御船川、東御所川、柳谷川、湯ノ谷川、瀬峯川、白小野川、神働川、笹原川、筒川、緑川、都々良川、黒峰川、黒木尾川(20河川)

想定最大浸水深が10.0mと、2階部分まで浸水が想定されるエリアがあります。自宅が浸水想定区域に含まれるかどうか、自治体のハザードマップで確認してください。1階に寝室がある場合は、大雨警報の発表時に2階以上へ移動する準備をしておくと安心です。

今日からできる洪水対策

  • ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「山都町 ハザードマップ」で検索

  • 「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する

  • 避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を

  • 備蓄品の準備:飲料水・食料(3日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する


津波リスク

津波リスクのイメージ

山都町には津波浸水想定区域のデータがありません。


土砂災害リスク

土砂災害リスクのイメージ

山都町には228箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。4,244メッシュのうち4,244メッシュ(100.0%)がこれらの区域に含まれています。

市域の大部分が土砂災害警戒区域にかかっています。山際や谷の出口付近にお住まいの方は、自宅が警戒区域に含まれるかどうか、都道府県の土砂災害警戒区域マップで確認してください。

今日からできる土砂災害対策

  • 警戒区域の確認:「熊本県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する

  • 前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる

  • 避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する

  • 就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる


活断層

山都町の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。

断層名 山都町からの距離 想定M
阿蘇外輪南麓断層群 0.2km M6.8
緑川断層帯 0.7km M6.9
布田川断層帯・日奈久断層帯(布田川区間と高野-白旗区間と日奈久区間が同時に活動) 7.5km M7.3

最寄りの活断層(阿蘇外輪南麓断層群)との距離が0.2kmと非常に近く、この断層が活動した場合は直下型地震となる可能性があります。直下型地震は緊急地震速報が間に合わないことがあるため、事前の備え(家具固定、耐震補強)が特に重要です。


地域の特徴

気候

項目 データ
年間降水量 2,468mm
1月平均気温 2.2℃
8月平均気温 24.0℃

年間降水量が2,468mmと全国平均(約1,700mm)を大きく上回る多雨地域です。集中豪雨による浸水や土砂災害のリスクが高まりやすく、梅雨・台風シーズンには河川水位や気象情報をこまめに確認しましょう。

土地利用

建物用地が4.6%、森林が67.9%、農地が25.9%を占めています。


避難施設・防災インフラ

項目
避難施設 33箇所
消防署 2箇所
学校 14校
福祉施設 32施設
警察署 6箇所

最寄りの避難施設は「山都町 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。


よくある質問

山都町は洪水の危険がある?

山都町の4,244メッシュのうち738メッシュ(17.4%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。

山都町の土砂災害警戒区域は?

山都町には228箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、熊本県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。

山都町の避難場所はどこ?

山都町には33箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「山都町 避難場所」で検索して確認できます。


まとめ:山都町の防災で押さえておきたいこと

  • 洪水:738メッシュ(17.4%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認

  • 土砂災害:228箇所の警戒区域。大雨時は早めの避難を

防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。山都町内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。


データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。

写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は山都町で撮影されたものではありません)