栃木県栃木市の災害リスク

この記事では、栃木市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。栃木市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。

この記事でわかること

  • 栃木市の地震発生確率と地盤の特徴
  • 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
  • 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
  • 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
  • 避難施設・防災インフラの情報
  • 今日からできる災害別の具体的な備え

栃木市(栃木県)の人口は約149,578人(2025年推計)。標高は平均55.3mで、最低14.7mから最高389.4mの範囲です。


地震リスク

地震リスクのイメージ

栃木市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大17.76%です(2024年版全国地震動予測地図)。

震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。

表層地盤の平均S波速度(AVS30)は424.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。

栃木市のAVS30は300m/s以上で、比較的硬質な地盤のエリアです。地盤増幅率は0.98倍と比較的低く抑えられていますが、地震確率自体が高い場合は対策が必要です。

30年確率が6%以上であり、一定の警戒が必要な水準です。自宅の耐震性能を把握し、非常用持ち出し袋の準備を確認しておきましょう。

今日からできる地震対策

  • 家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先

  • 寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える

  • 枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く

  • 食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける

  • 感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する


洪水リスク

洪水リスクのイメージ

栃木市では、10,648個の125mメッシュのうち7,251メッシュ(68.1%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。

項目 データ
想定最大浸水深 10.0m
浸水想定メッシュ数 7,251 / 10,648 メッシュ(68.1%)
最大浸水継続時間 336時間(約14日間)
対象河川 三杉川、出流川、利根川、巴波川、思川、柏倉川、永野川、江川、渡良瀬川、秋山川、荒川、蓮花川、藤川、赤津川、逆川、黒川(16河川)

市域の半分以上が浸水想定区域にあり、想定最大浸水深は10.0m2階建て家屋の屋根を超える水位です。自宅がこの範囲に含まれる場合、自宅内での垂直避難(2階へ上がる)では不十分な可能性があります。最寄りの高台や浸水想定区域外の避難場所を事前に確認し、大雨時には早めの水平避難を計画しておきましょう。

浸水継続時間が最大336時間(約14日間)と長期に及ぶ想定です。孤立に備えて、飲料水(1人1日3リットル)と食料を最低3日分、できれば1週間分備蓄しておくことをおすすめします。

今日からできる洪水対策

  • ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「栃木市 ハザードマップ」で検索

  • 「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する

  • 避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を

  • 備蓄品の準備:飲料水・食料(14日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する


津波リスク

津波リスクのイメージ

栃木市には津波浸水想定区域のデータがありません。


土砂災害リスク

土砂災害リスクのイメージ

栃木市には141箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。10,648メッシュのうち383メッシュ(3.6%)がこれらの区域に含まれています。

今日からできる土砂災害対策

  • 警戒区域の確認:「栃木県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する

  • 前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる

  • 避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する

  • 就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる


活断層

栃木市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。

断層名 栃木市からの距離 想定M
大久保断層 18.6km M7.0
深谷断層・綾瀬川断層(全体が同時に活動) 26.0km M7.5
深谷断層・綾瀬川断層(深谷断層と鴻巣-伊奈区間が同時に活動) 26.0km M7.4

最寄りの活断層(大久保断層)から18.6kmの位置にあります。この断層が活動した場合、栃木市でも強い揺れが想定されます。


地域の特徴

気候

項目 データ
年間降水量 1,335mm
1月平均気温 2.9℃
8月平均気温 26.0℃
最深積雪 5cm

土地利用

建物用地が29.9%、森林が14.4%、農地が50.8%を占めています。

人口集中地区(DID)

人口集中地区の人口は60,411人、人口密度は3,840人/km²です。


避難施設・防災インフラ

項目
避難施設 108箇所
消防署 6箇所
学校 78校
福祉施設 123施設
警察署 23箇所

最寄りの避難施設は「栃木市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。


よくある質問

栃木市で大地震が起きる確率は?

今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、栃木市内の最大値で17.76%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。

栃木市は洪水の危険がある?

栃木市の10,648メッシュのうち7,251メッシュ(68.1%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。

栃木市の土砂災害警戒区域は?

栃木市には141箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、栃木県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。

栃木市の避難場所はどこ?

栃木市には108箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「栃木市 避難場所」で検索して確認できます。


まとめ:栃木市の防災で押さえておきたいこと

  • 地震:30年以内に震度6弱以上の確率が17.76%。家具の固定と耐震性の確認を

  • 洪水:7,251メッシュ(68.1%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認

  • 土砂災害:141箇所の警戒区域。大雨時は早めの避難を

防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。栃木市内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。


データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。

写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は栃木市で撮影されたものではありません)