兵庫県養父市の災害リスク

この記事では、養父市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。養父市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。

この記事でわかること

  • 養父市の地震発生確率と地盤の特徴
  • 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
  • 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
  • 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
  • 避難施設・防災インフラの情報
  • 今日からできる災害別の具体的な備え

養父市(兵庫県)の人口は約19,999人(2025年推計)。標高は平均165.3mで、最低16.3mから最高904.6mの範囲です。

2040年には現在の60%程度まで人口が減少すると推計されており、災害時の共助体制の維持が課題となる地域です。


地震リスク

地震リスクのイメージ

養父市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大2.55%です(2024年版全国地震動予測地図)。

震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。

表層地盤の平均S波速度(AVS30)は512.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。

養父市のAVS30は300m/s以上で、比較的硬質な地盤のエリアです。地盤増幅率は0.89倍と比較的低く抑えられていますが、地震確率自体が高い場合は対策が必要です。

今日からできる地震対策

  • 家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先

  • 寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える

  • 枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く

  • 食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける

  • 感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する


洪水リスク

洪水リスクのイメージ

養父市では、2,796個の125mメッシュのうち1,448メッシュ(51.8%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。

項目 データ
想定最大浸水深 10.0m
浸水想定メッシュ数 1,448 / 2,796 メッシュ(51.8%)
対象河川 兵庫県(1河川)

市域の半分以上が浸水想定区域にあり、想定最大浸水深は10.0m2階建て家屋の屋根を超える水位です。自宅がこの範囲に含まれる場合、自宅内での垂直避難(2階へ上がる)では不十分な可能性があります。最寄りの高台や浸水想定区域外の避難場所を事前に確認し、大雨時には早めの水平避難を計画しておきましょう。

今日からできる洪水対策

  • ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「養父市 ハザードマップ」で検索

  • 「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する

  • 避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を

  • 備蓄品の準備:飲料水・食料(3日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する


津波リスク

津波リスクのイメージ

養父市には津波浸水想定区域のデータがありません。


土砂災害リスク

土砂災害リスクのイメージ

養父市には84箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。2,796メッシュのうち257メッシュ(9.2%)がこれらの区域に含まれています。

過去の記録では、養父市で3件の土砂災害が発生しています(国土数値情報・土砂災害履歴データ: がけ崩れ2件、土石流1件、地すべり0件)。

今日からできる土砂災害対策

  • 警戒区域の確認:「兵庫県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する

  • 前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる

  • 避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する

  • 就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる


活断層

養父市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。

断層名 養父市からの距離 想定M
明延北方断層 0.6km M6.6
引原断層 1.9km M6.5
養父断層帯 7.7km M7.0

最寄りの活断層(明延北方断層)との距離が0.6kmと非常に近く、この断層が活動した場合は直下型地震となる可能性があります。直下型地震は緊急地震速報が間に合わないことがあるため、事前の備え(家具固定、耐震補強)が特に重要です。


地域の特徴

気候

項目 データ
年間降水量 1,851mm
1月平均気温 2.2℃
8月平均気温 25.5℃
最深積雪 44cm
豪雪地帯区分 豪雪地帯

養父市は豪雪地帯に指定されています。冬季は積雪による交通障害や建物への荷重に注意が必要です。除雪用具の準備や、屋根の雪下ろしの安全対策を確認しておきましょう。

土地利用

建物用地が11.1%、森林が68.8%、農地が18.0%を占めています。


避難施設・防災インフラ

項目
避難施設 227箇所
消防署 3箇所
学校 26校
福祉施設 35施設
警察署 16箇所

最寄りの避難施設は「養父市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。


よくある質問

養父市で大地震が起きる確率は?

今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、養父市内の最大値で2.55%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。

養父市は洪水の危険がある?

養父市の2,796メッシュのうち1,448メッシュ(51.8%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。

養父市の土砂災害警戒区域は?

養父市には84箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、兵庫県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。

養父市の避難場所はどこ?

養父市には227箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「養父市 避難場所」で検索して確認できます。


まとめ:養父市の防災で押さえておきたいこと

  • 洪水:1,448メッシュ(51.8%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認

  • 土砂災害:84箇所の警戒区域。大雨時は早めの避難を

防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。養父市内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。


データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。

写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は養父市で撮影されたものではありません)