福岡県行橋市の災害リスク

この記事では、行橋市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。行橋市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。

この記事でわかること

  • 行橋市の地震発生確率と地盤の特徴
  • 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
  • 津波浸水想定区域と想定される津波の高さ
  • 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
  • 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
  • 避難施設・防災インフラの情報
  • 今日からできる災害別の具体的な備え

行橋市(福岡県)の人口は約70,614人(2025年推計)。標高は平均13.1mで、最低0.0mから最高173.8mの範囲です。


地震リスク

地震リスクのイメージ

行橋市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大20.02%です(2024年版全国地震動予測地図)。

震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。

表層地盤の平均S波速度(AVS30)は248.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。

行橋市のAVS30は200〜300m/sの範囲で、やや軟弱な地盤を含むエリアです。地盤増幅率は1.61倍です。家具の固定や、重い物を高い場所に置かないといった基本的な地震対策を確認しておきましょう。

30年確率が6%以上であり、一定の警戒が必要な水準です。自宅の耐震性能を把握し、非常用持ち出し袋の準備を確認しておきましょう。

今日からできる地震対策

  • 家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先

  • 寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える

  • 枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く

  • 食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける

  • 感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する


洪水リスク

洪水リスクのイメージ

行橋市では、2,956個の125mメッシュのうち1,992メッシュ(67.4%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は5.0mです。

項目 データ
想定最大浸水深 5.0m
浸水想定メッシュ数 1,992 / 2,956 メッシュ(67.4%)
最大浸水継続時間 168時間(約7日間)
対象河川 今川、城井川、小波瀬川、祓川、音無川(5河川)

市域の半分以上が浸水想定区域にあり、想定最大浸水深は5.0m2階建て家屋の屋根を超える水位です。自宅がこの範囲に含まれる場合、自宅内での垂直避難(2階へ上がる)では不十分な可能性があります。最寄りの高台や浸水想定区域外の避難場所を事前に確認し、大雨時には早めの水平避難を計画しておきましょう。

浸水継続時間が最大168時間(約7日間)と長期に及ぶ想定です。孤立に備えて、飲料水(1人1日3リットル)と食料を最低3日分、できれば1週間分備蓄しておくことをおすすめします。

今日からできる洪水対策

  • ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「行橋市 ハザードマップ」で検索

  • 「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する

  • 避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を

  • 備蓄品の準備:飲料水・食料(7日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する


津波リスク

津波リスクのイメージ

行橋市では、2,956メッシュのうち404メッシュ(13.7%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は2.0mです。

想定最大浸水深は2.0mです。1m未満の津波でも流速によっては歩行不能になり、巻き込まれると命に関わります。沿岸部では津波注意報にも注意し、海岸から離れましょう。

今日からできる津波対策

  • 避難ルートの確認:自宅・職場から最寄りの高台への徒歩ルートを実際に歩いて確認する

  • 「津波てんでんこ」:強い揺れを感じたら、津波警報を待たずに各自すぐ高台へ避難する。家族の集合場所は事前に決めておく

  • 津波避難ビルの把握:「行橋市 津波避難ビル」で検索し、日常の行動範囲内にある津波避難ビルを把握しておく

  • 第2波・第3波への備え:津波は繰り返し押し寄せ、第1波が最大とは限りません。警報が解除されるまで高台にとどまりましょう


高潮リスク

高潮リスクのイメージ

行橋市では、2,956メッシュのうち1,581メッシュ(53.5%)が高潮浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。

広範囲に高潮の影響が想定されています。台風接近時には、高潮警報・高潮特別警報に注意し、沿岸部や低地からは早めに避難しましょう。


土砂災害リスク

土砂災害リスクのイメージ

行橋市には3箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。2,956メッシュのうち2,947メッシュ(99.7%)がこれらの区域に含まれています。

市域の大部分が土砂災害警戒区域にかかっています。山際や谷の出口付近にお住まいの方は、自宅が警戒区域に含まれるかどうか、都道府県の土砂災害警戒区域マップで確認してください。

今日からできる土砂災害対策

  • 警戒区域の確認:「福岡県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する

  • 前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる

  • 避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する

  • 就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる


活断層

行橋市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。

断層名 行橋市からの距離 想定M
福智山断層帯 26.9km M6.7
西山断層帯 (全体が同時に活動) 27.1km M7.5
西山断層帯(西山区間と嘉麻峠区間が同時に活動) 27.1km M7.3

地域の特徴

気候

項目 データ
年間降水量 1,737mm
1月平均気温 5.5℃
8月平均気温 27.2℃

土地利用

建物用地が35.0%、森林が13.5%、農地が47.0%を占めています。

人口集中地区(DID)

人口集中地区の人口は29,624人、人口密度は4,220人/km²です。


避難施設・防災インフラ

項目
避難施設 27箇所
消防署 2箇所
学校 28校
福祉施設 157施設
警察署 6箇所

最寄りの避難施設は「行橋市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。


よくある質問

行橋市で大地震が起きる確率は?

今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、行橋市内の最大値で20.02%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。

行橋市は洪水の危険がある?

行橋市の2,956メッシュのうち1,992メッシュ(67.4%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は5.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。

行橋市に津波は来る?

行橋市の404メッシュ(13.7%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は2.0mです。沿岸部にお住まいの方は、最寄りの高台や津波避難ビルを事前に確認しておきましょう。

行橋市の土砂災害警戒区域は?

行橋市には3箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、福岡県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。

行橋市の避難場所はどこ?

行橋市には27箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「行橋市 避難場所」で検索して確認できます。


まとめ:行橋市の防災で押さえておきたいこと

  • 地震:30年以内に震度6弱以上の確率が20.02%。家具の固定と耐震性の確認を

  • 洪水:1,992メッシュ(67.4%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認

  • 津波:想定最大2.0m。沿岸部では高台への避難経路を複数確認

防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。行橋市内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。


データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。

写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は行橋市で撮影されたものではありません)