新保川(元)ダムの基本情報と防災上の役割

新保川(元)ダムは新潟県佐渡市に位置する重力式コンクリートダムで、1972年(高度経済成長期)に完成しました。堤高29m、総貯水量約50.0万m³です。洪水調節を目的とする治水ダムです。

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この記事でわかること

  • 新保川(元)ダムの基本情報(位置・規模・型式)
  • 新保川(元)ダムの貯水量・流域面積
  • 新保川(元)ダムの目的と役割(治水ダム)
  • 新保川(元)ダムの建設の歴史
  • 新保川(元)ダムの防災上の役割と災害リスク

新保川(元)ダムの基本情報

項目 内容
ダム名 新保川(元)ダム
所在地 佐渡市金井新保
水系 国府川水系
河川 新保川
型式 重力式コンクリートダム
目的 洪水調節
管理者 新潟県
堤高 29m
堤頂長 199m
堤体積 46千m³
総貯水量 約50.0万m³
有効貯水量 約40.7万m³
流域面積 約9.3km²
竣工年 1972年
築年数 54年

新保川(元)ダムの貯水量を実感する

新保川(元)ダムの総貯水量は約50.0万m³です。25mプールに換算すると約1,333杯分の水量です。

このうち有効貯水量(実際に利用できる水量)は約40.7万m³(総貯水量の約81%)です。

洪水調節容量(洪水時に一時的に貯められる量)は推定約9.3万m³です。大雨時にこの容量分の水を一時的にダムに貯めることで、下流の水位上昇を抑えます。

流域面積(ダムに水が集まる範囲)は約9.3km²です。
流域1km²あたり約5.4万m³の水を貯められる計算です。

新保川(元)ダムの型式:重力式コンクリートダム

コンクリートの自重で水圧に耐える最も一般的な型式で、日本のダムの多くがこの型式です。

新保川(元)ダムの目的と役割

新保川(元)ダムは洪水調節を目的として建設されました。

  • 洪水調節: 大雨時にダムに水を一時的に貯めて、下流への放流量を調整することで洪水被害を軽減します。

新保川(元)ダムの歴史

新保川(元)ダムは1972年(高度経済成長期)に完成しました。

施工は福田組が担当しました。

現在は新潟県が管理を行っています。

新保川(元)ダムの防災上の役割と災害リスク

洪水調節機能

新保川(元)ダムは洪水調節機能を持つ治水ダムです。大雨や台風による洪水時に、ダムに水を一時的に貯めることで下流の新保川の水位上昇を抑制し、浸水被害を軽減する重要な役割を果たしています。

洪水調節容量は推定約9.3万m³で、この容量を超える洪水が発生した場合は、流入量をそのまま放流する「異常洪水時防災操作(緊急放流)」が実施される可能性があります。

緊急放流(異常洪水時防災操作)とは

ダムの洪水調節容量が限界に近づいた場合、ダムに流入する水をそのまま下流に放流する操作です。緊急放流が実施されると、下流の水位が急激に上昇するため、非常に危険です。

  • 緊急放流の実施が予想される場合、ダム管理者から自治体に通知されます
  • 自治体から避難指示が出たら、速やかに避難してください
  • 近年では2018年の西日本豪雨、2019年の台風19号で複数のダムが緊急放流を実施しました

築54年のダムの安全性

新保川(元)ダムは竣工から54年が経過しています。コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされていますが、堆砂(ダム湖に土砂が溜まる現象)による貯水容量の減少や、コンクリートの劣化が課題となる場合があります。

国土交通省では定期的なダム点検(3〜5年ごと)を実施しており、安全性の確保に努めています。

新保川(元)ダム下流域にお住まいの方へ

ダムがあっても、計画規模を超える大雨(想定外の豪雨)が発生した場合は下流で浸水が発生する可能性があります。以下の備えを確認しておきましょう。

  1. 洪水ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している洪水ハザードマップで浸水想定区域・浸水深を確認する
  2. 避難場所・経路の確認: 洪水時の避難場所と安全な経路を家族で共有する
  3. 気象情報の注視: 大雨警報・洪水警報が発表されたら、川や用水路に近づかない

  4. 緊急放流情報の確認: ダム管理者や自治体からの緊急放流に関する情報に注意する

ダムは洪水を「なくす」施設ではなく、「軽減する」施設です。ダムの下流だからといって安全とは限りません。

新保川(元)ダムに関するよくある質問

新保川(元)ダムの貯水量はどのくらいですか?

新保川(元)ダムの総貯水量は約50.0万m³です。

新保川(元)ダムは何のために造られましたか?

新保川(元)ダムは洪水調節を目的とする治水ダムとして建設されました。

新保川(元)ダムが満水になったらどうなりますか?

ダムの洪水調節容量が限界に近づいた場合、異常洪水時防災操作(いわゆる「緊急放流」)が行われることがあります。これは流入量をそのまま下流に放流する操作で、下流の水位が急上昇する可能性があります。自治体からの避難指示に速やかに従ってください。

新保川(元)ダムは老朽化していませんか?

竣工から54年が経過していますが、コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされています。国土交通省による定期点検が実施されており、必要に応じて補修・補強が行われています。

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まとめ

  • 新保川(元)ダムは新潟県に位置する重力式コンクリートダムです
  • 堤高29m、総貯水量約50.0万m³の小規模ダムです
  • 治水ダムとして下流域の洪水被害軽減に貢献しています
  • ダムの下流でも計画を超える大雨時は浸水リスクがあります。ハザードマップで事前確認を
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 国土交通省 ダム便覧(MLIT DPF経由) https://www.mlit-data.jp/
  • 国土数値情報 ダムデータ https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-W01.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月