眉丈山断層帯の地震リスク|石川県羽咋市・中能登町の活断層

眉丈山断層帯は、石川県羽咋市から中能登町にかけて、眉丈山(標高188m)の周辺を走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.55%の確率でM6.9規模の地震を引き起こすと評価されています。

能登半島の中央部に位置するこの断層帯は、2024年能登半島地震(M7.6)の影響圏内にあり、応力変化による活動促進が懸念されています。

眉丈山断層帯の基本情報

項目 内容
位置 石川県羽咋市〜鹿島郡中能登町
断層の延長 約22km
想定地震規模 M6.9
断層型 逆断層
特徴 能登半島中央部、邑知潟断層帯に近接

眉丈山断層帯は能登半島の中央部を横断し、邑知潟断層帯とともに能登半島内陸の断層群を構成しています。

地震発生確率

期間 発生確率
30年以内 約0.55%
50年以内 約0.9%
100年以内 約1.8%

なぜ注目すべきか

2024年能登半島地震後の応力変化

2024年1月の能登半島地震(M7.6)の震源域は能登半島北部であり、眉丈山断層帯は震源域の南方に位置しています。大地震後の応力再配分により、周辺の断層への応力集中が指摘されています。

千里浜なぎさドライブウェイへの影響

羽咋市には日本唯一の砂浜を車で走れる「千里浜なぎさドライブウェイ」があり、年間約100万人の観光客を集めます。地震による砂浜の変状や海岸線の変化は観光資源に直接影響します。

のと里山海道の寸断

能登半島の大動脈である「のと里山海道」は眉丈山断層帯の近傍を通過しています。2024年地震でも長期間通行止めとなり、能登半島全体のアクセスに甚大な影響を与えました。

能登の農業への影響

羽咋市・中能登町は能登の穀倉地帯であり、良質な米の産地です。地震による農業インフラの損壊は地域の基幹産業に影響します。

影響が想定される主な市町村

  • 石川県羽咋市
  • 石川県鹿島郡中能登町
  • 石川県羽咋郡宝達志水町
  • 石川県七尾市(西部)

M6.9の直下型地震が発生した場合、断層近傍では震度6弱〜6強に達する可能性があります。

過去の地震歴

時期 内容
1729年 能登半島の地震(M6.6〜7.0)— 能登全域で被害
2007年 能登半島地震(M6.9)— 能登中部で甚大な被害
2023年 珠洲市の地震(M6.5)— 能登北部で震度6強
2024年 能登半島地震(M7.6)— 能登全域で震度6強〜7

移住・不動産購入時のチェックポイント

羽咋市・中能登町への移住を検討している方向けの確認事項です。

2024年能登半島地震の影響確認(最重要)
- 建物の被害判定・修復状況を確認
- 地盤の隆起・沈降・液状化の影響を確認
- のと里山海道の復旧状況とアクセス確保

能登半島の孤立リスク
- のと里山海道が寸断されると能登半島全体が孤立
- 食料・水の備蓄(最低1〜2週間分)

海岸部のリスク
- 千里浜周辺の砂丘・海岸低地は液状化リスクが高い
- 津波リスクも考慮

防災DBで羽咋市のリスクを確認する →

データ出典

  • 地震調査研究推進本部「眉丈山断層帯の長期評価」
  • 地震調査研究推進本部「全国地震動予測地図」
  • 石川県「地震被害想定調査」
  • 羽咋市「防災ハザードマップ」