宝泉寺断層帯の地震リスク|大分県九重町・玖珠町の活断層
宝泉寺断層帯は、大分県玖珠郡九重町から玖珠町にかけて走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.22%の確率でM6.9規模の地震を引き起こすと評価されています。
九重町は筋湯温泉・宝泉寺温泉・九重"夢"大吊橋で知られ、くじゅう連山の麓に広がる温泉郷です。活火山と活断層が隣接する地域であり、複合災害リスクが課題です。
宝泉寺断層帯の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 大分県九重町〜玖珠町(くじゅう連山麓) |
| 断層の延長 | 約20km |
| 想定地震規模 | M6.9 |
| 断層型 | 正断層 |
| 特徴 | くじゅう連山に近接、温泉郷を通過 |
地震発生確率
| 期間 | 発生確率 |
|---|---|
| 30年以内 | 約0.22% |
| 50年以内 | 約0.4% |
| 100年以内 | 約0.7% |
なぜ注目すべきか
くじゅう連山の火山リスクとの複合
くじゅう連山は九州を代表する活火山群であり、硫黄山では活発な噴気活動が続いています。地震と火山活動の相互作用が懸念されます。
温泉観光への影響
九重町には筋湯温泉・宝泉寺温泉・壁湯温泉など個性的な温泉が点在しています。地震による温泉源の変動は温泉観光の存続に関わります。
九重"夢"大吊橋への影響
九重"夢"大吊橋(歩行者専用としては日本一の高さ)は年間約50万人が訪れる人気スポットです。地震時の吊橋上の避難は困難を極めます。
影響が想定される主な市町村
- 大分県玖珠郡九重町
- 大分県玖珠郡玖珠町
過去の地震歴
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 1975年 | 大分県中部地震(M6.4)— 九重町で被害 |
| 2016年 | 熊本地震(M7.3)— 九重町で震度5強 |
移住・不動産購入時のチェックポイント
火山ハザードマップの確認(最重要)
- くじゅう連山の噴火ハザードマップを確認
- 温泉地特有の硫化水素リスクも考慮
データ出典
- 地震調査研究推進本部「宝泉寺断層帯の長期評価」
- 大分県「地震被害想定調査」
防災DB