揖斐川断層帯の地震リスク|岐阜県揖斐川町の活断層

揖斐川断層帯は、岐阜県揖斐郡揖斐川町を中心に走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.39%の確率でM6.6規模の地震を引き起こすと評価されています。

揖斐川町は岐阜県西部の山間部に位置し、徳山ダム(日本最大級の貯水量)を擁する水資源の要衝です。1891年濃尾地震の震源域に近接するこの地域に、独立した断層リスクが存在します。

揖斐川断層帯の基本情報

項目 内容
位置 岐阜県揖斐郡揖斐川町
断層の延長 約14km
想定地震規模 M6.6
断層型 逆断層
特徴 揖斐川上流域、徳山ダムに近接

地震発生確率

期間 発生確率
30年以内 約0.39%
50年以内 約0.7%
100年以内 約1.3%

なぜ注目すべきか

徳山ダムへの影響

徳山ダムは総貯水容量6.6億m³と日本最大級であり、愛知県・岐阜県への水供給を担っています。地震によるダム施設の損傷は下流域の洪水リスクに直結し、中京圏の水供給にも影響します。

1891年濃尾地震の近接地域

1891年濃尾地震(M8.0)の根尾谷断層は揖斐川断層帯の東方に位置しています。濃尾地震クラスの地震が再び発生する可能性は低いものの、同じ応力場にある断層として警戒が必要です。

山間部の孤立リスク

揖斐川町の旧藤橋村・旧坂内村エリアは急峻な山間地であり、国道303号・417号が唯一のアクセス路です。地震による道路崩壊で長期孤立が想定されます。

影響が想定される主な市町村

  • 岐阜県揖斐郡揖斐川町
  • 岐阜県揖斐郡大野町
  • 岐阜県大垣市(北部)

過去の地震歴

時期 内容
1891年 濃尾地震(M8.0)— 岐阜県全域で壊滅的被害
1909年 姉川地震(M6.8)— 揖斐地方で被害
1969年 岐阜県中部の地震(M6.6)— 揖斐地方で震度5

移住・不動産購入時のチェックポイント

山間部の孤立リスクの確認(最重要)
- 道路寸断で長期孤立のリスク
- 食料・水・燃料の最低1〜2週間分の備蓄を推奨
- ダム下流域の浸水リスクも確認

防災DBで揖斐川断層帯のリスクを確認する →

データ出典

  • 地震調査研究推進本部「揖斐川断層帯の長期評価」
  • 岐阜県「地震被害想定調査」