石狩低地東縁断層帯南部の地震リスク|北海道千歳市・苫小牧市の活断層

石狩低地東縁断層帯南部は、北海道千歳市から苫小牧市にかけて走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.18%の確率でM7.1規模の地震を引き起こすと評価されています。

新千歳空港(北海道最大の空港、年間約2,300万人利用)が断層帯の影響圏内にあり、北海道の空の玄関口への影響が極めて重大です。

石狩低地東縁断層帯南部の基本情報

項目 内容
位置 北海道千歳市〜苫小牧市
断層の延長 約25km
想定地震規模 M7.1
断層型 逆断層
特徴 新千歳空港に近接、M7.1

石狩低地東縁断層帯は主部(札幌周辺)と南部に分かれています。南部は千歳市から苫小牧市にかけて走り、新千歳空港・苫小牧港に直接影響します。

地震発生確率

期間 発生確率
30年以内 約0.18%
50年以内 約0.3%
100年以内 約0.6%

なぜ注目すべきか

新千歳空港への影響

新千歳空港は北海道の玄関口であり、M7.1の地震は滑走路の損傷・ターミナルの被害を招きます。2018年北海道胆振東部地震では空港が一時閉鎖され、約6万人に影響しました。

苫小牧港・石油備蓄基地

苫小牧港は北海道最大の貿易港であり、周辺には国家石油備蓄基地・製油所が立地しています。地震・津波による石油施設の損壊は火災・環境汚染のリスクを伴います。

2018年北海道胆振東部地震の教訓

2018年9月の胆振東部地震(M6.7)の震源は千歳市の南東約30kmであり、全道ブラックアウトを引き起こしました。石狩低地東縁断層帯南部はさらに都市に近い位置にあります。

自衛隊千歳基地

航空自衛隊千歳基地は日本の北方防衛の拠点です。地震による基地施設の損傷は防衛体制に影響します。

影響が想定される主な市町村

  • 北海道千歳市
  • 北海道苫小牧市
  • 北海道恵庭市

過去の地震歴

時期 内容
1834年 石狩地震(M6.4)— 石狩平野で被害
2018年 北海道胆振東部地震(M6.7)— 千歳市で震度6弱、全道ブラックアウト

移住・不動産購入時のチェックポイント

液状化リスクの確認(最重要)
- 石狩低地の低地は液状化リスクが高い
- 2018年地震での液状化発生エリアを確認
- 冬期の停電対策(代替暖房・燃料備蓄)

防災DBで千歳市のリスクを確認する →

データ出典

  • 地震調査研究推進本部「石狩低地東縁断層帯の長期評価」
  • 北海道「地震被害想定調査」