野幌丘陵断層帯の地震リスク|北海道江別市・北広島市の活断層

野幌丘陵断層帯は、北海道江別市から北広島市にかけて、野幌丘陵を走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.38%の確率でM7.0規模の地震を引き起こすと評価されています。

札幌市の東隣に位置するこの断層帯は、影響範囲が約262万メッシュと北海道最大級の広がりを持ちます。札幌都市圏(約260万人)の直接的な影響圏内にある重要な断層です。

野幌丘陵断層帯の基本情報

項目 内容
位置 北海道江別市〜北広島市(野幌丘陵)
断層の延長 約25km
想定地震規模 M7.0
断層型 逆断層
特徴 札幌都市圏に隣接、影響範囲が極めて広大

地震発生確率

期間 発生確率
30年以内 約0.38%
50年以内 約0.6%
100年以内 約1.3%

なぜ注目すべきか

札幌都市圏への影響

札幌市(約197万人)を含む札幌都市圏に隣接しており、M7.0の地震は札幌市内でも震度5強〜6弱に達する可能性があります。2018年北海道胆振東部地震(M6.7)では札幌市清田区で液状化が発生しており、同規模以上の地震は甚大な被害をもたらします。

エスコンフィールド北海道への影響

北広島市にはエスコンフィールド北海道(北海道日本ハムファイターズ本拠地、収容約3.5万人)が2023年に開業しました。イベント開催中の地震は群集避難の課題を伴います。

2018年ブラックアウトの教訓

2018年北海道胆振東部地震では北海道全域が停電(ブラックアウト)しました。野幌丘陵断層帯の地震でも同様の大規模停電が発生する恐れがあります。

石狩平野の泥炭地盤

江別市・北広島市周辺は石狩平野の泥炭地盤が広がり、地震時の液状化・地盤沈下リスクが高い地域です。

影響が想定される主な市町村

  • 北海道江別市
  • 北海道北広島市
  • 北海道札幌市(厚別区・清田区・白石区)
  • 北海道恵庭市

過去の地震歴

時期 内容
1834年 石狩地震(M6.4)— 石狩平野で被害
2018年 北海道胆振東部地震(M6.7)— 札幌市で液状化、全道ブラックアウト

移住・不動産購入時のチェックポイント

泥炭地盤・液状化リスクの確認(最重要)
- 石狩平野の低地は液状化リスクが極めて高い
- 2018年地震で液状化した清田区等の教訓を確認
- 野幌丘陵上(台地)が相対的に安全

停電への備え
- 冬期の大規模停電は生命に関わる
- 蓄電池・灯油ストーブ等の代替暖房を確保

防災DBで江別市のリスクを確認する →

データ出典

  • 地震調査研究推進本部「野幌丘陵断層帯の長期評価」
  • 北海道「地震被害想定調査」