高山・大原断層帯国府断層帯の地震リスク|岐阜県高山市国府町の活断層

高山・大原断層帯国府断層帯は、岐阜県高山市国府町を中心に走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.44%の確率でM6.6規模の地震を引き起こすと評価されています。

高山・大原断層帯は飛騨地方を代表する大規模断層系であり、高山断層帯(別に記事あり)と国府断層帯に分かれています。国府断層帯は高山盆地の北東部、宮川の流域を走っています。

高山・大原断層帯国府断層帯の基本情報

項目 内容
位置 岐阜県高山市国府町(宮川流域)
断層の延長 約15km
想定地震規模 M6.6
断層型 左横ずれ断層
特徴 高山・大原断層帯の北東部区間

国府断層帯は高山盆地の北東延長部にあたり、宮川(神通川の上流)に沿って走っています。高山断層帯(30年確率約0.76%)とは独立に活動する評価ですが、連動の可能性も考慮されています。

地震発生確率

期間 発生確率
30年以内 約0.44%
50年以内 約0.7%
100年以内 約1.5%

なぜ注目すべきか

飛騨国府の歴史・文化遺産

国府町は飛騨国の国府が置かれた歴史ある地域であり、荒城神社や宮川沿いの古い町並みが残っています。地震による歴史的建造物の損壊は文化遺産の喪失です。

高山断層帯との連動リスク

国府断層帯は高山断層帯と一体の断層系であり、両方が連動した場合は想定規模がさらに大きくなります。高山市全域が影響を受ける最悪シナリオです。

宮川沿いの土砂ダムリスク

宮川沿いは急峻な谷が続き、地震による大規模斜面崩壊は河道閉塞(土砂ダム)を形成する恐れがあります。

影響が想定される主な市町村

  • 岐阜県高山市(国府・上宝地区)
  • 岐阜県飛騨市(南部)

M6.6の直下型地震が発生した場合、宮川沿いでは震度6弱に達する可能性があります。

過去の地震歴

時期 内容
1586年 天正地震(M7.8)— 飛騨地方で壊滅的被害
1858年 飛越地震(M7.0〜7.1)— 飛騨・越中で被害
1961年 北美濃地震(M7.0)— 飛騨地方で被害
2020年 飛騨地方の群発地震 — 国府町周辺でも活動

移住・不動産購入時のチェックポイント

高山市国府地区への移住を検討している方向けの確認事項です。

宮川沿いの土砂災害リスクの確認(最重要)
- 急斜面に隣接する住宅は崩壊リスクが高い
- 岐阜県の「土砂災害ハザードマップ」を確認

孤立対策
- 国府町は山間地で道路が限られる
- 冬期は積雪への対応も必要

防災DBで国府のリスクを確認する →

データ出典

  • 地震調査研究推進本部「高山・大原断層帯の長期評価」
  • 地震調査研究推進本部「全国地震動予測地図」
  • 岐阜県「地震被害想定調査」
  • 高山市「防災ハザードマップ」