筒賀断層の地震リスク|広島県安芸太田町の活断層
筒賀断層は、広島県山県郡安芸太田町を中心に走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.25%の確率でM7.1規模の地震を引き起こすと評価されています。
安芸太田町は三段峡(国の特別名勝)で知られる中国山地の山間部です。M7.1の大きな想定規模にもかかわらず人口約5,500人の過疎地域であり、救援の遅延が懸念されます。
筒賀断層の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 広島県安芸太田町(太田川上流域) |
| 断層の延長 | 約28km |
| 想定地震規模 | M7.1 |
| 断層型 | 横ずれ断層 |
| 特徴 | 中国山地の山間部、M7.1の大規模想定 |
地震発生確率
| 期間 | 発生確率 |
|---|---|
| 30年以内 | 約0.25% |
| 50年以内 | 約0.4% |
| 100年以内 | 約0.8% |
なぜ注目すべきか
M7.1の大規模想定
断層長約28kmに対応するM7.1は、過疎の山間部に壊滅的な被害をもたらします。救援部隊の到着に時間がかかり、自助・共助が不可欠です。
三段峡の観光・自然遺産
三段峡は全長約16kmの大峡谷で国の特別名勝です。地震による崩壊は自然遺産の損失であり、峡谷内に滞在する観光客の孤立リスクも伴います。
太田川の水源域
安芸太田町は太田川の上流域であり、広島市(約119万人)の水がめです。地震による水源の汚染は広島圏の水供給に影響します。
影響が想定される主な市町村
- 広島県山県郡安芸太田町
- 広島県山県郡北広島町
- 広島県広島市安佐北区(北部)
過去の地震歴
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 1905年 | 芸予地震(M7.2)— 広島県で広域被害 |
| 2001年 | 芸予地震(M6.7)— 安芸太田町で震度4 |
移住・不動産購入時のチェックポイント
極度の孤立リスク(最重要)
- 過疎山間部は道路寸断で長期孤立
- 食料・水・燃料の備蓄(最低2週間分)
- 衛星電話等の通信手段を確認
データ出典
- 地震調査研究推進本部「筒賀断層の長期評価」
- 広島県「地震被害想定調査」
防災DB