養父断層帯の地震リスク|兵庫県養父市・朝来市の活断層

養父断層帯は、兵庫県養父市から朝来市にかけて、但馬地方の山間部を走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.45%の確率でM7.0規模の地震を引き起こすと評価されています。

朝来市は「天空の城」竹田城跡で知られ、養父市は国家戦略特区として農業改革に取り組む但馬地方の中核都市です。M7.0の大きな想定規模が注目される断層帯です。

養父断層帯の基本情報

項目 内容
位置 兵庫県養父市〜朝来市(円山川流域)
断層の延長 約28km
想定地震規模 M7.0
断層型 横ずれ断層
特徴 但馬地方最大の断層、M7.0の大規模想定

養父断層帯は円山川の上流域に沿って走り、但馬地方の主要な断層です。断層長約28kmに対応するM7.0は兵庫県北部の断層としては最大級です。

地震発生確率

期間 発生確率
30年以内 約0.45%
50年以内 約0.7%
100年以内 約1.5%

なぜ注目すべきか

竹田城跡への影響

朝来市の竹田城跡は「天空の城」として年間約50万人が訪れる人気観光地です。石垣は戦国時代の遺構であり、地震による崩壊は国史跡の重大な損失となります。

1925年北但馬地震の教訓

1925年の北但馬地震(M6.8)は但馬地方に甚大な被害をもたらし、城崎温泉が壊滅しました。養父断層帯は北但馬地震の震源断層とは異なりますが、但馬地方にも直下型地震のリスクがあることを示しています。

北近畿豊岡自動車道の寸断

北近畿豊岡自動車道は養父市・朝来市を通過し、但馬地方と阪神圏を結ぶ重要路線です。寸断時は但馬地方の孤立につながります。

山間部の孤立・過疎地の医療

養父市・朝来市は中山間地域であり、集落が山間に点在しています。地震時の孤立と過疎地の医療体制の脆弱性が課題です。

影響が想定される主な市町村

  • 兵庫県養父市
  • 兵庫県朝来市
  • 兵庫県豊岡市(南部)

M7.0の直下型地震が発生した場合、円山川流域では震度6弱〜6強に達する可能性があります。

過去の地震歴

時期 内容
1925年 北但馬地震(M6.8)— 城崎壊滅、死者428名
1995年 阪神・淡路大震災(M7.3)— 養父市で震度4
2013年 淡路島の地震(M6.3)— 養父市で震度3

移住・不動産購入時のチェックポイント

養父市・朝来市への移住を検討している方向けの確認事項です。

円山川沿いの浸水リスクの確認(最重要)
- 円山川は過去に大規模洪水を繰り返しており、地震+洪水の複合リスク
- 兵庫県の「洪水浸水想定区域図」を確認

山間部の孤立対策
- 食料・水の備蓄(最低1週間分)
- 冬期は積雪への対応も必要

古い建物の耐震性
- 竹田城下町など歴史的建造物が多いエリアは耐震性を確認

防災DBで養父市のリスクを確認する →

データ出典

  • 地震調査研究推進本部「養父断層帯の長期評価」
  • 地震調査研究推進本部「全国地震動予測地図」
  • 兵庫県「地震被害想定調査」
  • 養父市「防災ハザードマップ」