山崎断層帯主部北西部区間の地震リスク|兵庫県宍粟市・佐用町の活断層

山崎断層帯(主部北西部区間)は、兵庫県宍粟市から佐用町にかけて走る活断層です。地震調査研究推進本部の長期評価では、今後30年以内に約0.35%の確率でM7.1規模の地震を引き起こすと評価されています。

山崎断層帯は近畿地方を代表する活断層のひとつであり、全長約80kmにわたる大規模な断層系です。北西部区間はその最も北西側の区間にあたります。

山崎断層帯主部北西部区間の基本情報

項目 内容
位置 兵庫県宍粟市〜佐用町
断層の延長 約28km
想定地震規模 M7.1
断層型 左横ずれ断層
特徴 山崎断層帯の最北西端、M7.1の大規模想定

地震発生確率

期間 発生確率
30年以内 約0.35%
50年以内 約0.6%
100年以内 約1.2%

なぜ注目すべきか

M7.1の大規模想定

断層長約28kmに対応するM7.1は阪神大震災(M7.3)に近い規模です。兵庫県西部の広域に甚大な被害をもたらす可能性があります。

868年播磨地震の再来リスク

868年に発生した播磨地震(M7.0以上)は山崎断層帯の活動によるものと考えられています。前回の活動から約1,150年が経過しており、活動間隔(約2,000年)の後半期にあたります。

佐用町の水害と複合リスク

佐用町は2009年8月の台風9号で大規模な水害(死者18名)を経験しています。地震と水害の複合リスクは住民にとって深刻な課題です。

中国自動車道の寸断

中国自動車道は山崎断層帯に沿って走っており、地震による寸断は阪神圏と山陰・山陽を結ぶ交通に影響します。

影響が想定される主な市町村

  • 兵庫県宍粟市
  • 兵庫県佐用郡佐用町
  • 兵庫県たつの市(北部)

過去の地震歴

時期 内容
868年 播磨地震(M7.0以上)— 山崎断層帯の活動
1984年 山崎断層帯の微小地震活動
1995年 阪神・淡路大震災(M7.3)— 宍粟市で震度4

移住・不動産購入時のチェックポイント

揖保川沿いの浸水・地盤確認(最重要)
- 2009年水害の被災エリアを把握
- 地震+洪水の複合リスクを確認
- 山間部の孤立対策も必要

防災DBで宍粟市のリスクを確認する →

データ出典

  • 地震調査研究推進本部「山崎断層帯の長期評価」
  • 兵庫県「地震被害想定調査」