広島県大崎上島町の災害リスク
この記事では、大崎上島町の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。大崎上島町内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 津波浸水想定区域と想定される津波の高さ
- 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
- 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
- 避難施設・防災インフラの情報
- 今日からできる災害別の具体的な備え
大崎上島町(広島県)の人口は約6,400人(2025年推計)。標高は平均30.3mで、最低0.0mから最高218.7mの範囲です。
2040年には現在の60%程度まで人口が減少すると推計されており、災害時の共助体制の維持が課題となる地域です。
大崎上島町の災害リスクについて よくある疑問
Q. 大崎上島町は災害に強い街ですか? 弱い街ですか?
大崎上島町の主な災害リスクは、34.2%が津波浸水想定区域、土砂災害警戒区域が214箇所です。「強い・弱い」は一言で判断できるものではなく、住まう場所の標高・地盤・河川からの距離によって大きく変わります。本記事では6種類のハザードを数値で個別に解説しています。
Q. 「大崎上島町は危ない」「やばい」という声を見かけました。実際のところはどうですか?
「危ない」「やばい」「怖い」といった言葉は主観的な評価で、根拠となるデータが伴っていない場合もあります。大崎上島町の災害リスクを客観的に把握するには、全国地震動予測地図・洪水浸水想定区域図・津波浸水想定など政府が公開している一次データを参照するのが確実です。本記事ではこれらの公開データから、ハザードごとの具体的な数値と想定される被害の目安をまとめています。
Q. 大崎上島町に住む前、引っ越す前に確認しておくべきことは?
自宅や検討中の物件が次の区域に含まれるかを、自治体のハザードマップで確認することを推奨します。
- 洪水浸水想定区域と想定浸水深
- 津波浸水想定区域(沿岸部の場合)
- 土砂災害(特別)警戒区域
- 活断層からの距離
防災DBの住所検索では、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを一括で数値化できます。
地震リスク

大崎上島町には全国地震動予測地図の対象データがありません。
洪水リスク

大崎上島町には洪水浸水想定区域のデータがありません。ただし、局地的な集中豪雨による内水氾濫の可能性はあるため、低地にお住まいの場合は注意が必要です。
津波リスク

大崎上島町では、1,100メッシュのうち376メッシュ(34.2%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は4.0mです。
想定最大浸水深は4.0mです。1m未満の津波でも流速によっては歩行不能になり、巻き込まれると命に関わります。沿岸部では津波注意報にも注意し、海岸から離れましょう。
今日からできる津波対策
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避難ルートの確認:自宅・職場から最寄りの高台への徒歩ルートを実際に歩いて確認する
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「津波てんでんこ」:強い揺れを感じたら、津波警報を待たずに各自すぐ高台へ避難する。家族の集合場所は事前に決めておく
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津波避難ビルの把握:「大崎上島町 津波避難ビル」で検索し、日常の行動範囲内にある津波避難ビルを把握しておく
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第2波・第3波への備え:津波は繰り返し押し寄せ、第1波が最大とは限りません。警報が解除されるまで高台にとどまりましょう
土砂災害リスク

大崎上島町には214箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。1,100メッシュのうち1,043メッシュ(94.9%)がこれらの区域に含まれています。
市域の大部分が土砂災害警戒区域にかかっています。山際や谷の出口付近にお住まいの方は、自宅が警戒区域に含まれるかどうか、都道府県の土砂災害警戒区域マップで確認してください。
今日からできる土砂災害対策
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警戒区域の確認:「広島県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する
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前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる
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避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する
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就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる
活断層
大崎上島町の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。
| 断層名 | 大崎上島町からの距離 | 想定M |
|---|---|---|
| 黒瀬断層 | 16.0km | M6.4 |
| 高縄山北断層 | 25.3km | M6.8 |
| 安芸灘断層帯 | 40.3km | M6.7 |
最寄りの活断層(黒瀬断層)から16.0kmの位置にあります。この断層が活動した場合、大崎上島町でも強い揺れが想定されます。
地域の特徴
気候
| 項目 | データ |
|---|---|
| 年間降水量 | 1,255mm |
| 1月平均気温 | 5.6℃ |
| 8月平均気温 | 26.7℃ |
土地利用
建物用地が17.0%、森林が28.2%、農地が51.0%を占めています。
避難施設・防災インフラ
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 避難施設 | 58箇所 |
| 消防署 | 1箇所 |
| 学校 | 11校 |
| 福祉施設 | 29施設 |
| 警察署 | 4箇所 |
最寄りの避難施設は「大崎上島町 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。
大崎上島町の自然災害伝承碑
大崎上島町には、過去の災害を後世に伝える自然災害伝承碑が1基登録されています(国土地理院)。碑が記録する災害は、これから起こりうる災害への備えを考える上で重要な歴史資料です。
| 碑名 | 建立年 | 災害名 | 災害種別 |
|---|---|---|---|
| 宮本清蔵君之碑 | 1916年 | 高潮(1884年8月25日、1915年9月) | 高潮 |
伝承内容
宮本清蔵君之碑(1916年建立)
明治17年(1884)8月25日に襲った台風による高潮で、大崎上島では27名の命が奪われた。垂水地区の堤防は崩壊し、塩田や農園は大打撃を受けた。その後、大きく頑丈な堤防が完成し、人々は度を過ぎるのではと疑ったが、大正4年(1915)9月の台風による高潮において島内の各集落が被害を受ける中、垂水地区のみ被害を免れた。
- 所在地: 広島県豊田郡大崎上島町垂水(垂水老人集会所)
- 災害: 高潮(1884年8月25日、1915年9月)
- 災害種別: 高潮
- 地図: 34.27743, 132.93018
出典: 国土地理院「自然災害伝承碑」(CC BY 4.0)
よくある質問
大崎上島町に津波は来る?
大崎上島町の376メッシュ(34.2%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は4.0mです。沿岸部にお住まいの方は、最寄りの高台や津波避難ビルを事前に確認しておきましょう。
大崎上島町の土砂災害警戒区域は?
大崎上島町には214箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、広島県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。
大崎上島町の避難場所はどこ?
大崎上島町には58箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「大崎上島町 避難場所」で検索して確認できます。
まとめ:大崎上島町の防災で押さえておきたいこと
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津波:想定最大4.0m。沿岸部では高台への避難経路を複数確認
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土砂災害:214箇所の警戒区域。大雨時は早めの避難を
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。大崎上島町内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。
データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。
写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は大崎上島町で撮影されたものではありません)