大阪府寝屋川市の災害リスク
この記事では、寝屋川市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。寝屋川市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 寝屋川市の地震発生確率と地盤の特徴
- 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
- 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
- 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
- 避難施設・防災インフラの情報
- 今日からできる災害別の具体的な備え
寝屋川市(大阪府)の人口は約222,226人(2025年推計)。標高は平均16.0mで、最低2.0mから最高110.7mの範囲です。
寝屋川市の災害リスクについて よくある疑問
Q. 寝屋川市は災害に強い街ですか? 弱い街ですか?
寝屋川市の主な災害リスクは、30年以内の震度6弱以上の発生確率が62.35%、市域の67.5%が洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域が14箇所です。「強い・弱い」は一言で判断できるものではなく、住まう場所の標高・地盤・河川からの距離によって大きく変わります。本記事では6種類のハザードを数値で個別に解説しています。
Q. 「寝屋川市は危ない」「やばい」という声を見かけました。実際のところはどうですか?
「危ない」「やばい」「怖い」といった言葉は主観的な評価で、根拠となるデータが伴っていない場合もあります。寝屋川市の災害リスクを客観的に把握するには、全国地震動予測地図・洪水浸水想定区域図・津波浸水想定など政府が公開している一次データを参照するのが確実です。本記事ではこれらの公開データから、ハザードごとの具体的な数値と想定される被害の目安をまとめています。
Q. 寝屋川市に住む前、引っ越す前に確認しておくべきことは?
自宅や検討中の物件が次の区域に含まれるかを、自治体のハザードマップで確認することを推奨します。
- 洪水浸水想定区域と想定浸水深
- 津波浸水想定区域(沿岸部の場合)
- 土砂災害(特別)警戒区域
- 活断層からの距離
防災DBの住所検索では、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを一括で数値化できます。
地震リスク

寝屋川市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大62.35%です(2024年版全国地震動予測地図)。
震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。
表層地盤の平均S波速度(AVS30)は227.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。
寝屋川市のAVS30は200〜300m/sの範囲で、やや軟弱な地盤を含むエリアです。地盤増幅率は1.78倍です。家具の固定や、重い物を高い場所に置かないといった基本的な地震対策を確認しておきましょう。
30年確率が26%以上と非常に高い値です。これは「30年間に震度6弱以上の揺れを経験する可能性が約4分の1以上」という意味です。耐震診断をまだ受けていない場合は、自治体の耐震診断補助制度の利用を検討してください。
今日からできる地震対策
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家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先
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寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える
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枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く
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食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける
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感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する
洪水リスク

寝屋川市では、1,408個の125mメッシュのうち950メッシュ(67.5%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は5.0mです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 想定最大浸水深 | 5.0m |
| 浸水想定メッシュ数 | 950 / 1,408 メッシュ(67.5%) |
| 最大浸水継続時間 | 168時間(約7日間) |
| 対象河川 | 寝屋川、淀川(2河川) |
市域の半分以上が浸水想定区域にあり、想定最大浸水深は5.0mと2階建て家屋の屋根を超える水位です。自宅がこの範囲に含まれる場合、自宅内での垂直避難(2階へ上がる)では不十分な可能性があります。最寄りの高台や浸水想定区域外の避難場所を事前に確認し、大雨時には早めの水平避難を計画しておきましょう。
浸水継続時間が最大168時間(約7日間)と長期に及ぶ想定です。孤立に備えて、飲料水(1人1日3リットル)と食料を最低3日分、できれば1週間分備蓄しておくことをおすすめします。
今日からできる洪水対策
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ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「寝屋川市 ハザードマップ」で検索
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「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する
-
避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を
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備蓄品の準備:飲料水・食料(7日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する
津波リスク

寝屋川市には津波浸水想定区域のデータがありません。
土砂災害リスク

寝屋川市には14箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。1,408メッシュのうち0メッシュ(0%)がこれらの区域に含まれています。
今日からできる土砂災害対策
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警戒区域の確認:「大阪府 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する
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前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる
-
避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する
-
就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる
活断層
寝屋川市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。
| 断層名 | 寝屋川市からの距離 | 想定M |
|---|---|---|
| 六甲・淡路島断層帯主部六甲山地南縁−淡路島東岸区間 | 9.6km | M7.3 |
| 京阪奈丘陵撓曲帯 | 10.9km | M7.1 |
| あやめ池撓曲帯 | 12.2km | M6.8 |
最寄りの活断層(六甲・淡路島断層帯主部六甲山地南縁−淡路島東岸区間)から9.6kmの位置にあります。この断層が活動した場合、寝屋川市でも強い揺れが想定されます。
地域の特徴
気候
| 項目 | データ |
|---|---|
| 年間降水量 | 1,401mm |
| 1月平均気温 | 5.1℃ |
| 8月平均気温 | 28.4℃ |
土地利用
建物用地が78.8%、森林が2.3%、農地が4.2%を占めています。
密集市街地
寝屋川市には3地区(216.0km²)の密集市街地があります。建物38,210棟のうち木造が38,214棟です。密集市街地では火災の延焼リスクが高いため、消火器の設置場所を確認し、感震ブレーカーの設置を検討しましょう。
人口集中地区(DID)
人口集中地区の人口は227,418人、人口密度は9,988人/km²です。
避難施設・防災インフラ
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 避難施設 | 75箇所 |
| 消防署 | 7箇所 |
| 学校 | 82校 |
| 福祉施設 | 916施設 |
| 警察署 | 12箇所 |
最寄りの避難施設は「寝屋川市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。
寝屋川市の自然災害伝承碑
寝屋川市には、過去の災害を後世に伝える自然災害伝承碑が3基登録されています(国土地理院)。碑が記録する災害は、これから起こりうる災害への備えを考える上で重要な歴史資料です。
| 碑名 | 建立年 | 災害名 | 災害種別 |
|---|---|---|---|
| 赤井堤紀念碑 | 1886年 | 明治18年洪水(1885年6月17日、7月2日) | 洪水 |
| 室戸台風遭難学童慰霊碑 | 1935年 | 室戸台風(1934年9月21日) | その他 |
| 室戸台風遭難学童慰霊碑 | 1935年 | 室戸台風(1934年9月21日) | その他 |
伝承内容
赤井堤紀念碑(1886年建立)
明治18年(1885)6月17日、上旬から続く降雨により淀川の水位が上昇して、枚方市伊加賀付近の堤防が決壊し寝屋川市など淀川左岸の広い範囲が浸水した。さらなる暴風雨の影響で、7月2日に再び堤防は決壊し、枚方市との境にある赤井堤でも約360mにわたって決壊したことで、家屋流失35、良田は土砂流入により壊滅した。当碑は堤防が決壊した場所に建立された。
- 所在地: 大阪府寝屋川市木屋元町
- 災害: 明治18年洪水(1885年6月17日、7月2日)
- 災害種別: 洪水
- 地図: 34.79109, 135.61577
室戸台風遭難学童慰霊碑(1935年建立)
昭和9年(1934)9月21日午前8時、大阪に上陸した室戸台風では、風速60mの強風と満潮が重なったことで、阪神地方に高潮による浸水、堤防の決壊等の被害をもたらした。寝屋川市では、当時の水本尋常高等小学校の新築2階建校舎が強風で倒壊し、児童13名が亡くなった。この碑は、当時の燈油出身者7名の慰霊碑。
- 所在地: 大阪府寝屋川市明和一丁目(水本墓地)
- 災害: 室戸台風(1934年9月21日)
- 災害種別: その他
- 地図: 34.75452, 135.64325
室戸台風遭難学童慰霊碑(1935年建立)
昭和9年(1934)9月21日午前8時、大阪に上陸した室戸台風では、風速60mの強風と満潮が重なったことで、阪神地方に高潮による浸水、堤防の決壊等の被害をもたらした。寝屋川市では、当時の水本尋常高等小学校の新築2階建校舎が強風で倒壊し、児童13名が亡くなった。この碑は、当時の打上出身者5名の慰霊碑。
- 所在地: 大阪府寝屋川市梅が丘一丁目(打上墓地)
- 災害: 室戸台風(1934年9月21日)
- 災害種別: その他
- 地図: 34.75313, 135.65448
出典: 国土地理院「自然災害伝承碑」(CC BY 4.0)
よくある質問
寝屋川市で大地震が起きる確率は?
今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、寝屋川市内の最大値で62.35%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。
寝屋川市は洪水の危険がある?
寝屋川市の1,408メッシュのうち950メッシュ(67.5%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は5.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。
寝屋川市の土砂災害警戒区域は?
寝屋川市には14箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、大阪府の土砂災害警戒区域マップで確認できます。
寝屋川市の避難場所はどこ?
寝屋川市には75箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「寝屋川市 避難場所」で検索して確認できます。
まとめ:寝屋川市の防災で押さえておきたいこと
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地震:30年以内に震度6弱以上の確率が62.35%。家具の固定と耐震性の確認を
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洪水:950メッシュ(67.5%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。寝屋川市内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。
データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。
写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は寝屋川市で撮影されたものではありません)