大阪府箕面市の災害リスク
この記事では、箕面市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。箕面市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 箕面市の地震発生確率と地盤の特徴
- 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
- 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
- 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
- 避難施設・防災インフラの情報
- 今日からできる災害別の具体的な備え
箕面市(大阪府)の人口は約137,622人(2025年推計)。標高は平均110.8mで、最低37.9mから最高383.9mの範囲です。
箕面市の災害リスクについて よくある疑問
Q. 箕面市は災害に強い街ですか? 弱い街ですか?
箕面市の主な災害リスクは、30年以内の震度6弱以上の発生確率が13.98%、市域の8.3%が洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域が23箇所です。「強い・弱い」は一言で判断できるものではなく、住まう場所の標高・地盤・河川からの距離によって大きく変わります。本記事では6種類のハザードを数値で個別に解説しています。
Q. 「箕面市は危ない」「やばい」という声を見かけました。実際のところはどうですか?
「危ない」「やばい」「怖い」といった言葉は主観的な評価で、根拠となるデータが伴っていない場合もあります。箕面市の災害リスクを客観的に把握するには、全国地震動予測地図・洪水浸水想定区域図・津波浸水想定など政府が公開している一次データを参照するのが確実です。本記事ではこれらの公開データから、ハザードごとの具体的な数値と想定される被害の目安をまとめています。
Q. 箕面市に住む前、引っ越す前に確認しておくべきことは?
自宅や検討中の物件が次の区域に含まれるかを、自治体のハザードマップで確認することを推奨します。
- 洪水浸水想定区域と想定浸水深
- 津波浸水想定区域(沿岸部の場合)
- 土砂災害(特別)警戒区域
- 活断層からの距離
防災DBの住所検索では、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを一括で数値化できます。
地震リスク

箕面市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大13.98%です(2024年版全国地震動予測地図)。
震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。
表層地盤の平均S波速度(AVS30)は551.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。
箕面市のAVS30は300m/s以上で、比較的硬質な地盤のエリアです。地盤増幅率は0.83倍と比較的低く抑えられていますが、地震確率自体が高い場合は対策が必要です。
30年確率が6%以上であり、一定の警戒が必要な水準です。自宅の耐震性能を把握し、非常用持ち出し袋の準備を確認しておきましょう。
今日からできる地震対策
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家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先
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寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える
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枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く
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食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける
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感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する
洪水リスク

箕面市では、1,264個の125mメッシュのうち104メッシュ(8.3%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は5.0mです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 想定最大浸水深 | 5.0m |
| 浸水想定メッシュ数 | 104 / 1,264 メッシュ(8.3%) |
| 最大浸水継続時間 | 24時間(約1日間) |
| 対象河川 | 余野川、千里川、箕面川(3河川) |
想定最大浸水深が5.0mと、2階部分まで浸水が想定されるエリアがあります。自宅が浸水想定区域に含まれるかどうか、自治体のハザードマップで確認してください。1階に寝室がある場合は、大雨警報の発表時に2階以上へ移動する準備をしておくと安心です。
今日からできる洪水対策
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ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「箕面市 ハザードマップ」で検索
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「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する
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避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を
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備蓄品の準備:飲料水・食料(3日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する
津波リスク

箕面市には津波浸水想定区域のデータがありません。
土砂災害リスク

箕面市には23箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。1,264メッシュのうち29メッシュ(2.3%)がこれらの区域に含まれています。
今日からできる土砂災害対策
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警戒区域の確認:「大阪府 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する
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前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる
-
避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する
-
就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる
活断層
箕面市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。
| 断層名 | 箕面市からの距離 | 想定M |
|---|---|---|
| 六甲・淡路島断層帯主部六甲山地南縁−淡路島東岸区間 | 0.7km | M7.3 |
| 埴生断層 | 17.3km | M6.8 |
| 京都西山断層帯 | 22.7km | M7.0 |
最寄りの活断層(六甲・淡路島断層帯主部六甲山地南縁−淡路島東岸区間)との距離が0.7kmと非常に近く、この断層が活動した場合は直下型地震となる可能性があります。直下型地震は緊急地震速報が間に合わないことがあるため、事前の備え(家具固定、耐震補強)が特に重要です。
地域の特徴
気候
| 項目 | データ |
|---|---|
| 年間降水量 | 1,413mm |
| 1月平均気温 | 4.1℃ |
| 8月平均気温 | 27.6℃ |
土地利用
建物用地が60.7%、森林が20.7%、農地が6.7%を占めています。
人口集中地区(DID)
人口集中地区の人口は126,819人、人口密度は8,145人/km²です。
避難施設・防災インフラ
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 避難施設 | 134箇所 |
| 消防署 | 4箇所 |
| 学校 | 49校 |
| 福祉施設 | 217施設 |
| 警察署 | 12箇所 |
最寄りの避難施設は「箕面市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。
箕面市の自然災害伝承碑
箕面市には、過去の災害を後世に伝える自然災害伝承碑が2基登録されています(国土地理院)。碑が記録する災害は、これから起こりうる災害への備えを考える上で重要な歴史資料です。
| 碑名 | 建立年 | 災害名 | 災害種別 |
|---|---|---|---|
| 警視正箕面町警察長殉職之碑 | 1987年 | 洪水・土砂災害(1951年7月11日) | 洪水・土砂災害 |
| 昭和二十五年災害復旧 | — | ジェーン台風(1950年9月3日) | 洪水 |
伝承内容
警視正箕面町警察長殉職之碑(1987年建立)
昭和26年(1951)7月11日、集中豪雨により箕面公園内を流れる箕面川は氾濫し、園内の飲食店、旅館等は押し流される危険な状態となった。要請を受け数名の警察官が救助にあたっていたところ、警察長は足元の地面が崩れ落ち濁流に吞まれ犠牲となった。
- 所在地: 大阪府箕面市箕面公園(箕面公園)
- 災害: 洪水・土砂災害(1951年7月11日)
- 災害種別: 洪水・土砂災害
- 地図: 34.85194, 135.47157
昭和二十五年災害復旧
昭和25年(1950)9月3日10時頃、ジェーン台風は徳島県日和佐町付近に上陸し、13時半頃京都府舞鶴市付近から日本海に進んだ。箕面市内では、全壊38戸、半壊32戸、水田・畑流埋冠水418ヘクタールに及び、当時の新聞では「箕面公園の相貌変る」と報じられた。
- 所在地: 大阪府箕面市箕面一丁目
- 災害: ジェーン台風(1950年9月3日)
- 災害種別: 洪水
- 地図: 34.83745, 135.46900
出典: 国土地理院「自然災害伝承碑」(CC BY 4.0)
よくある質問
箕面市で大地震が起きる確率は?
今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、箕面市内の最大値で13.98%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。
箕面市は洪水の危険がある?
箕面市の1,264メッシュのうち104メッシュ(8.3%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は5.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。
箕面市の土砂災害警戒区域は?
箕面市には23箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、大阪府の土砂災害警戒区域マップで確認できます。
箕面市の避難場所はどこ?
箕面市には134箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「箕面市 避難場所」で検索して確認できます。
まとめ:箕面市の防災で押さえておきたいこと
- 地震:30年以内に震度6弱以上の確率が13.98%。家具の固定と耐震性の確認を
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。箕面市内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。
データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。
写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は箕面市で撮影されたものではありません)