水殿ダムの基本情報と防災上の役割

水殿ダム
撮影: Qurren / CC BY-SA 3.0

水殿ダムは長野県松本市に位置するアーチ式コンクリートダムで、1969年(高度経済成長期)に完成しました。堤高95m、総貯水量約1,510万m³(東京ドーム約12杯分)を誇ります。発電を目的とする発電ダムです。

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この記事でわかること

  • 水殿ダムの基本情報(位置・規模・型式)
  • 水殿ダムの貯水量・流域面積
  • 水殿ダムの目的と役割(発電ダム)
  • 水殿ダムの建設の歴史
  • 水殿ダムの防災上の役割と災害リスク

水殿ダムの基本情報

項目 内容
ダム名 水殿ダム
所在地 松本市安曇
水系 信濃川水系
河川 梓川
型式 アーチ式コンクリートダム
目的 発電
管理者 東京電力(株)
堤高 95m
堤頂長 343m
堤体積 304千m³
総貯水量 約1,510万m³
有効貯水量 約400万m³
流域面積 約431km²
竣工年 1969年
築年数 57年

水殿ダムの貯水量を実感する

水殿ダムの総貯水量は約1,510万m³です。これは東京ドーム約12杯分に相当します。25mプールに換算すると約40,266杯分の水量です。

このうち有効貯水量(実際に利用できる水量)は約400万m³(総貯水量の約26%)です。

流域面積(ダムに水が集まる範囲)は約431km²です。
流域1km²あたり約3.5万m³の水を貯められる計算です。

水殿ダムの型式:アーチ式コンクリートダム

アーチ形状で水圧を両岸の岩盤に伝える構造で、狭い谷間に適しています。黒部ダムが代表例です。

水殿ダムの目的と役割

水殿ダムは発電を目的として建設されました。

  • 発電: ダムに貯めた水の落差を利用して水力発電を行います。CO2を排出しないクリーンエネルギーです。

水殿ダムの歴史

水殿ダムは1965年に着工し、4年の工期を経て1969年に完成しました。

施工は間組が担当しました。

現在は東京電力(株)が管理を行っています。

水殿ダムの防災上の役割と災害リスク

水殿ダムは発電を主目的とするダムです。直接的な洪水調節機能はありませんが、ダムの貯水池は河川の水量変動を緩和し、急激な水位上昇を一時的に抑える副次的な効果があります。

築57年のダムの安全性

水殿ダムは竣工から57年が経過しています。コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされていますが、堆砂(ダム湖に土砂が溜まる現象)による貯水容量の減少や、コンクリートの劣化が課題となる場合があります。

国土交通省では定期的なダム点検(3〜5年ごと)を実施しており、安全性の確保に努めています。

水殿ダム下流域にお住まいの方へ

ダムがあっても、計画規模を超える大雨(想定外の豪雨)が発生した場合は下流で浸水が発生する可能性があります。以下の備えを確認しておきましょう。

  1. 洪水ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している洪水ハザードマップで浸水想定区域・浸水深を確認する
  2. 避難場所・経路の確認: 洪水時の避難場所と安全な経路を家族で共有する
  3. 気象情報の注視: 大雨警報・洪水警報が発表されたら、川や用水路に近づかない

ダムは洪水を「なくす」施設ではなく、「軽減する」施設です。ダムの下流だからといって安全とは限りません。

水殿ダムに関するよくある質問

水殿ダムの貯水量はどのくらいですか?

水殿ダムの総貯水量は約1,510万m³(東京ドーム約12杯分)です。

水殿ダムは何のために造られましたか?

水殿ダムは発電を目的とする発電ダムとして建設されました。

水殿ダムは老朽化していませんか?

竣工から57年が経過していますが、コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされています。国土交通省による定期点検が実施されており、必要に応じて補修・補強が行われています。

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まとめ

  • 水殿ダムは長野県に位置するアーチ式コンクリートダムです
  • 堤高95m、総貯水量約1,510万m³の大規模ダムです
  • 発電ダムとしてクリーンエネルギーの供給に貢献しています
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 国土交通省 ダム便覧(MLIT DPF経由) https://www.mlit-data.jp/
  • 国土数値情報 ダムデータ https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-W01.html
  • Wikimedia Commons(画像、個別ライセンスは各画像に表記)
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月