永源寺ダムの基本情報と防災上の役割

永源寺ダム
撮影: 河川一等兵 / Public domain

永源寺ダムは滋賀県東近江市に位置する重力式コンクリート・フィル複合ダムで、1972年(高度経済成長期)に完成しました。堤高73m、総貯水量約2,274万m³(東京ドーム約18杯分)を誇ります。かんがい・発電を目的とする発電ダムです。

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この記事でわかること

  • 永源寺ダムの基本情報(位置・規模・型式)
  • 永源寺ダムの貯水量・流域面積
  • 永源寺ダムの目的と役割(発電ダム)
  • 永源寺ダムの建設の歴史
  • 永源寺ダムの防災上の役割と災害リスク

永源寺ダムの基本情報

項目 内容
ダム名 永源寺ダム
所在地 東近江市
水系 淀川水系
河川 愛知川
型式 重力式コンクリート・フィル複合ダム
目的 かんがい・発電
管理者 近畿農政局
堤高 73m
堤頂長 392m
堤体積 408千m³
総貯水量 約2,274万m³
有効貯水量 約2,198万m³
流域面積 約132km²
竣工年 1972年
築年数 54年

永源寺ダムの貯水量を実感する

永源寺ダムの総貯水量は約2,274万m³です。これは東京ドーム約18杯分に相当します。25mプールに換算すると約60,642杯分の水量です。

このうち有効貯水量(実際に利用できる水量)は約2,198万m³(総貯水量の約97%)です。

流域面積(ダムに水が集まる範囲)は約132km²です。
流域1km²あたり約17.3万m³の水を貯められる計算です。

永源寺ダムの目的と役割

永源寺ダムは発電ダムとして、かんがい・発電の2つの目的を担っています。

  • かんがい: ダムに貯めた水を農業用水として田畑に供給し、安定した農業生産を支えます。
  • 発電: ダムに貯めた水の落差を利用して水力発電を行います。CO2を排出しないクリーンエネルギーです。

永源寺ダムの歴史

永源寺ダムは1952年に着工し、20年の工期を経て1972年に完成しました。

施工は前田建設工業が担当しました。

現在は近畿農政局が管理を行っています。

永源寺ダムの防災上の役割と災害リスク

永源寺ダムは発電を主目的とするダムです。直接的な洪水調節機能はありませんが、ダムの貯水池は河川の水量変動を緩和し、急激な水位上昇を一時的に抑える副次的な効果があります。

築54年のダムの安全性

永源寺ダムは竣工から54年が経過しています。コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされていますが、堆砂(ダム湖に土砂が溜まる現象)による貯水容量の減少や、コンクリートの劣化が課題となる場合があります。

国土交通省では定期的なダム点検(3〜5年ごと)を実施しており、安全性の確保に努めています。

永源寺ダム下流域にお住まいの方へ

ダムがあっても、計画規模を超える大雨(想定外の豪雨)が発生した場合は下流で浸水が発生する可能性があります。以下の備えを確認しておきましょう。

  1. 洪水ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している洪水ハザードマップで浸水想定区域・浸水深を確認する
  2. 避難場所・経路の確認: 洪水時の避難場所と安全な経路を家族で共有する
  3. 気象情報の注視: 大雨警報・洪水警報が発表されたら、川や用水路に近づかない

ダムは洪水を「なくす」施設ではなく、「軽減する」施設です。ダムの下流だからといって安全とは限りません。

永源寺ダムに関するよくある質問

永源寺ダムの貯水量はどのくらいですか?

永源寺ダムの総貯水量は約2,274万m³(東京ドーム約18杯分)です。

永源寺ダムは何のために造られましたか?

永源寺ダムはかんがい・発電を目的とする発電ダムとして建設されました。

永源寺ダムは老朽化していませんか?

竣工から54年が経過していますが、コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされています。国土交通省による定期点検が実施されており、必要に応じて補修・補強が行われています。

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まとめ

  • 永源寺ダムは滋賀県に位置する重力式コンクリート・フィル複合ダムです
  • 堤高73m、総貯水量約2,274万m³の大規模ダムです
  • 発電ダムとしてクリーンエネルギーの供給に貢献しています
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 国土交通省 ダム便覧(MLIT DPF経由) https://www.mlit-data.jp/
  • 国土数値情報 ダムデータ https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-W01.html
  • Wikimedia Commons(画像、個別ライセンスは各画像に表記)
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月