玉淀ダムの基本情報と防災上の役割

玉淀ダム
撮影: Photographed by Qurren (talk), with IXY Digital 10 compact digital camera. / CC BY-SA 3.0

玉淀ダムは埼玉県大里郡寄居町に位置する重力式コンクリートダムで、1964年(高度経済成長期)に完成しました。堤高32m、総貯水量約350万m³(東京ドーム約3杯分)です。かんがい・発電を目的とする発電ダムです。

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この記事でわかること

  • 玉淀ダムの基本情報(位置・規模・型式)
  • 玉淀ダムの貯水量・流域面積
  • 玉淀ダムの目的と役割(発電ダム)
  • 玉淀ダムの建設の歴史
  • 玉淀ダムの防災上の役割と災害リスク

玉淀ダムの基本情報

項目 内容
ダム名 玉淀ダム
所在地 大里郡寄居町大字末野
水系 荒川水系
河川 荒川
型式 重力式コンクリートダム
目的 かんがい・発電
管理者 埼玉県
堤高 32m
堤頂長 110m
堤体積 37千m³
総貯水量 約350万m³
有効貯水量 約28.0万m³
流域面積 約893km²
竣工年 1964年
築年数 62年

玉淀ダムの貯水量を実感する

玉淀ダムの総貯水量は約350万m³です。これは東京ドーム約3杯分に相当します。25mプールに換算すると約9,336杯分の水量です。

このうち有効貯水量(実際に利用できる水量)は約28.0万m³(総貯水量の約8%)です。

流域面積(ダムに水が集まる範囲)は約893km²です。
流域1km²あたり約3,920m³の水を貯められる計算です。

玉淀ダムの型式:重力式コンクリートダム

コンクリートの自重で水圧に耐える最も一般的な型式で、日本のダムの多くがこの型式です。

玉淀ダムの目的と役割

玉淀ダムは発電ダムとして、かんがい・発電の2つの目的を担っています。

  • かんがい: ダムに貯めた水を農業用水として田畑に供給し、安定した農業生産を支えます。
  • 発電: ダムに貯めた水の落差を利用して水力発電を行います。CO2を排出しないクリーンエネルギーです。

玉淀ダムの歴史

玉淀ダムは1962年に着工し、2年の工期を経て1964年に完成しました。

施工は熊谷組が担当しました。

現在は埼玉県が管理を行っています。

玉淀ダムの防災上の役割と災害リスク

玉淀ダムは発電を主目的とするダムです。直接的な洪水調節機能はありませんが、ダムの貯水池は河川の水量変動を緩和し、急激な水位上昇を一時的に抑える副次的な効果があります。

築62年のダムの安全性

玉淀ダムは竣工から62年が経過しています。コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされていますが、堆砂(ダム湖に土砂が溜まる現象)による貯水容量の減少や、コンクリートの劣化が課題となる場合があります。

国土交通省では定期的なダム点検(3〜5年ごと)を実施しており、安全性の確保に努めています。

玉淀ダム下流域にお住まいの方へ

ダムがあっても、計画規模を超える大雨(想定外の豪雨)が発生した場合は下流で浸水が発生する可能性があります。以下の備えを確認しておきましょう。

  1. 洪水ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している洪水ハザードマップで浸水想定区域・浸水深を確認する
  2. 避難場所・経路の確認: 洪水時の避難場所と安全な経路を家族で共有する
  3. 気象情報の注視: 大雨警報・洪水警報が発表されたら、川や用水路に近づかない

ダムは洪水を「なくす」施設ではなく、「軽減する」施設です。ダムの下流だからといって安全とは限りません。

玉淀ダムに関するよくある質問

玉淀ダムの貯水量はどのくらいですか?

玉淀ダムの総貯水量は約350万m³(東京ドーム約3杯分)です。

玉淀ダムは何のために造られましたか?

玉淀ダムはかんがい・発電を目的とする発電ダムとして建設されました。

玉淀ダムは老朽化していませんか?

竣工から62年が経過していますが、コンクリートダムの耐用年数は一般に100年以上とされています。国土交通省による定期点検が実施されており、必要に応じて補修・補強が行われています。

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まとめ

  • 玉淀ダムは埼玉県に位置する重力式コンクリートダムです
  • 堤高32m、総貯水量約350万m³の中規模ダムです
  • 発電ダムとしてクリーンエネルギーの供給に貢献しています
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 国土交通省 ダム便覧(MLIT DPF経由) https://www.mlit-data.jp/
  • 国土数値情報 ダムデータ https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-W01.html
  • Wikimedia Commons(画像、個別ライセンスは各画像に表記)
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月