富士市で防災情報を見るときは、津波、富士山などの火山、南海トラフ地震、大雨・土砂災害、避難判断を並べて読むだけで終わらせず、家族の行動に落とし込むことが大切です。自宅はどの危険に近いでしょうか。迷うときは、まず自宅の場所から見ます。
家族が最初に見る情報と動く先は、決まっているでしょうか。この記事では、富士市公式計画と静岡県公式情報を根拠に、先に決めること、予報が出たら見直すこと、警戒レベルが出たときに動くことに分けて整理します。
1. 富士市で優先するリスクを生活圏に重ねる
富士市の公的ハザードデータ集計では、津波浸水想定の最大浸水深は約3m、区域カバー率は約2%です1。富士市では、公的ハザードデータ集計で土砂災害警戒区域等が168件確認されています2。富士市のJ-SHISメッシュ集計では、震度6弱以上30年超過確率(最大)は約68.6%です3。
富士市で次に見たいのは、自宅、職場、学校、避難先までの道が大雨や土砂災害の影響を受けるかです4 5。事前に、まず地図で見ます6。家の中の地震対策も、ここで一緒に見ます。富士市の公式計画や静岡県の地震防災情報は、建物被害、火災、家具転倒への備えを家庭で見るべき確認点にしています5。
危険の近さで、先に見る情報と家族で決める順番が変わるためです。沿岸部では津波避難も別の判断軸になるため、避難先と高い場所への道を事前に見ておきましょう7。富士山などの火山の火山情報が関係する地域では、災害前に、雨や地震とは別に噴火警報や降灰も見ておきましょう8。
2. 大雨では、地図と観測情報を分けて見る
台風や大雨が近づいたら、雨の強さだけでなく、水と土砂の危険がどこにあるかを地図で見ます。富士市では、自宅や避難先までの道が浸水想定区域・土砂災害警戒区域にかかるかが、避難判断に直結するためです4 5。河川水位や監視カメラは静岡県の案内先で見られ、洪水浸水想定区域図も同じ判断材料になります9 10。
雨が強まる前に、斜面や沢沿い、川沿いを通る人は土砂災害の危険も見てください6。大雨のときは、マイ・タイムラインで避難準備の時刻と移動先を先に置いておきましょう9。
3. 地震と津波は、揺れた後の初動を先に決める
静岡県では、南海トラフ地震を含む地震への備えを日頃に整えることが大切です11。富士市の公式計画でも、家具転倒や火災など、家の中で先に減らせる危険が出てきます5。なぜなら、揺れてから安全な場所や連絡方法を探すと時間を失うためです。
津波は、待ってくれない災害です。強い揺れや長い揺れを感じたら、海岸や河口周辺では高い場所へ向かいます7。寝る場所の周り、家具固定、家族の連絡方法は、揺れる前に決めてください。ここは後回しにしないでください。
4. 避難は「警戒レベル」と「自分の場所」で判断する
避難で迷うのは、多くの場合「動くか、家に残るか」です。富士市は、高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保などを災害状況に応じて出します12。
逃げ遅れを防ぐため、警戒レベル3では避難に時間がかかる人から動き、警戒レベル4では危険な場所から全員避難する段階になります9。ただし、移動が危ない段階では、在宅避難や親戚・知人宅、近くの安全な建物も選択肢に入れてください13。
5. 備蓄は7日分を目安に、携帯トイレも入れる
備蓄は、災害が近づいてから買い足すと間に合わないことがあります。富士市の公式計画は食料、飲料水、生活必需品の備えを含み、静岡県も家庭内の7日分の生活物資を案内しています13 14。ただし、買い置きを増やすだけでは、必要な物が抜けるためです。
水や食料だけでなく、薬、照明、充電手段、断水のときに困る携帯トイレも一緒に数に入れてください15。高齢者、障害のある人、乳幼児、持病のある人がいる家庭では、薬、介護用品、移動手段、支援者を一枚にまとめておくと避難先で伝えやすくなります16。
6. 公式情報は、自治体・県・気象庁を組み合わせる
公式情報を先に決める理由は、災害時にSNSで断片情報を追い続けると判断が遅れることがあるためです。富士市、静岡県、気象庁のページをスマホに入れておくと、避難情報や気象情報をたどりやすくなります12。災害時に住所に近いリスクを見るときは、総合防災アプリ「静岡県防災」や自治体ハザードマップで見ます6 17。
富士山などの火山の火山情報が関係する地域では、噴火警報や降灰予報も同じ場所にまとめておきましょう8。最後に、災害時に最初に開くページを一つ決めてください。
今日やること
- 強い揺れや長い揺れの後に向かう高い場所と、そこまでの道を決める。
- 富士山などの火山の火山情報が出たときに見る自治体・静岡県・気象庁のページをスマホに入れる。
- 自宅、職場、学校、避難先までの経路を、洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域と静岡県防災アプリ・ハザードマップで重ねる。
- 河川水位、監視カメラ、土砂災害の危険を、台風前に一度開いて場所を覚える。
- 警戒レベル3で早めに動く人、警戒レベル4で移動する先を家族で決める。
- 7日分の水・食料・薬・照明・充電手段と、携帯トイレを家族人数分でそろえる。
出典
- 1富士市 津波浸水想定区域集計本文へ戻る要旨:富士市の公的ハザードデータ集計では、津波浸水想定の最大浸水深は約3m、区域カバー率は約2%です。
- 2富士市 水害・土砂災害リスク集計本文へ戻る要旨:富士市では、公的ハザードデータ集計で土砂災害警戒区域等が168件確認されています。
- 3富士市 J-SHIS地震・地盤指標集計本文へ戻る要旨:富士市のJ-SHISメッシュ集計では、震度6弱以上30年超過確率(最大)は約68.6%です。
- 4富士市地域防災計画 【令和7年2月版】本編(共通・地震・津波・風水害・火山) p.16本文へ戻る要旨:富士市の公式計画では、浸水想定区域や土砂災害警戒区域など、大雨時の危険箇所を確認する考え方が示されています。
- 5富士市地域防災計画 【令和7年2月版】本編(共通・地震・津波・風水害・火山) p.25本文へ戻る要旨:富士市の公式計画では、避難場所、避難所、避難路などを事前に確認することが重要事項として示されています。要旨:富士市の公式計画では、地震時の建物被害、火災、家具転倒などへの備えが重要事項として示されています。
- 6総合防災アプリ「静岡県防災」資料 p.2本文へ戻る要旨:静岡県の総合防災アプリでは、土砂災害、洪水、地震、津波、火山、液状化などのハザードマップを確認できます。要旨:静岡県の総合防災アプリ資料では、土砂災害を含むハザードマップを確認できると案内しています。
- 7富士市地域防災計画 【令和7年2月版】本編(共通・地震・津波・風水害・火山) p.19本文へ戻る引用:「また、災害対応に必要な情報項目等の標準化や、ドローンを活用した映像共有システム等によるデータ収集・分析・加工・共有の体制整備を行うとともに、津波を含むあらゆる災害に関する防災教育、訓練、避難の確保等においてもデジタル技術の活用に努める」
- 8富士市地域防災計画 【令和7年2月版】本編(共通・地震・津波・風水害・火山) p.265本文へ戻る引用:「第1章総則県は、富士山の噴火に備えるため、山梨県や神奈川県とともに、周辺市町村、国、火山専門家及び関係機関などで構成する「富士山火山防災対策協議会」を平成 24 年 6 月に設置した」
- 9命を守る避難行動 p.1本文へ戻る要旨:静岡県は、河川水位や監視カメラ映像をサイポスレーダーなどで入手する方法を案内しています。要旨:静岡県は、台風や大雨に備え、避難のタイミングを明確にするマイ・タイムライン作成を案内しています。引用:「今後は、大雨等で災害発生のおそれが高い状況で、 市町から警戒レベル4「避難指示」が発令された場合は、危険な場所から必ず避難してください。」
- 10水害への備え p.1本文へ戻る要旨:静岡県は、水害への備えとして高潮浸水想定区域図、洪水浸水想定区域図、ハザードマップの確認を案内しています。
- 11地震への備え p.1本文へ戻る要旨:静岡県は、地震への備えを公式ページで案内しています。
- 12富士市地域防災計画 【令和7年2月版】本編(共通・地震・津波・風水害・火山) p.29本文へ戻る引用:「(1) 市が発令する避難情報と、それに対応して住民に求められる安全確保措置について、市は、日頃から住民等への周知啓発に努める」
- 13富士市地域防災計画 【令和7年2月版】本編(共通・地震・津波・風水害・火山) p.26本文へ戻る引用:「(14) 避難生活に関する知識 (15) 食料、飲料水、携帯トイレ等、在宅で生活を継続するための準備 (16) 避難所の適正な運営 (17) 要配慮者への配慮及び男女双方の視点並びに家庭動物の飼養の有無によるニーズの違いへの配慮 (18)....」
- 14危機管理部 p.2本文へ戻る要旨:静岡県は、家庭内に7日分の生活物資を備蓄し、水、食料、携帯トイレなどを備えることを案内しています。
- 15備蓄について p.1本文へ戻る引用:「災害から命を守るため、日頃から、 水 、 食料 、 携帯トイレなど必要な物資を備蓄しておきましょう。」
- 16富士市地域防災計画 【令和7年2月版】本編(共通・地震・津波・風水害・火山) p.24本文へ戻る引用:「イ、防災知識の普及、訓練を実施する際、要配慮者に十分配慮し、地域において要配慮者を支援する共通対策編-19」
- 17総合防災アプリ「静岡県防災」 p.1本文へ戻る要旨:静岡県の総合防災アプリ「静岡県防災」は、緊急情報通知、ハザードマップ、避難トレーニングなどを備えています。