摩周の噴火リスク

摩周

摩周は北海道に位置する成層火山、カルデラ、溶岩ドームで、標高857mです。過去1万年間に14回の噴火イベントが記録されています(産総研)。最大の噴火はVEI6(巨大噴火(カルデラ形成級))で、約7,300年前の鬼界カルデラ噴火(VEI6)と同程度の規模です。

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この記事でわかること

  • 摩周の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 摩周の噴火履歴と規模(VEI)
  • 摩周の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 摩周の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

摩周の基本情報

項目 内容
火山名 摩周
所在地 北海道
標高 857m(カムイヌプリ山頂)
火山の型式 成層火山、カルデラ、溶岩ドーム
主な岩石 デイサイト、流紋岩、安山岩、玄武岩質安山岩
過去1万年の噴火回数 14回(産総研)
最大VEI 6(巨大噴火(カルデラ形成級))
活動度 A(非常に活発)

mountain in Hokkaido, Japan。

摩周の噴火の特徴

摩周は成層火山、カルデラ、溶岩ドームに分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
  • 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。

過去の噴火では、溶岩ドーム、溶岩流、降下火砕物、降下火砕物→火砕流、降下火砕物→火砕流→降下火砕物→火砕流などの噴出物が確認されています。

摩周の噴火履歴

産総研の記録では、摩周では過去1万年間に14回の噴火イベントが確認されています。

記録上の最大噴火はMa-f, g, h, i , j噴火で、VEI6(巨大噴火(カルデラ形成級))、噴火マグニチュード6.3、噴出量約18.6km³と評価されています。これは約7,300年前の鬼界カルデラ噴火(VEI6)と同程度の規模です。

摩周の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

摩周の過去最大噴火はVEI6(巨大噴火(カルデラ形成級))です。
この規模の噴火が再び起きた場合、広範囲に火山灰が降り注ぎ、航空機の運航停止や農作物への被害、交通インフラの麻痺が想定されます。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

摩周の噴火で影響を受ける市区町村

摩周の半径50km以内には約8万9千人が居住しています
(火山防災対象11市町村)。

摩周周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
北海道弟子屈町 13.3km
北海道清里町 18.2km
北海道中標津町 22.9km
北海道小清水町 28.2km
北海道標茶町 31.0km
北海道標津町 37.8km
北海道大空町 38.9km
北海道美幌町 40.0km
北海道鶴居村 41.7km
北海道別海町 41.9km

摩周周辺の避難施設

摩周の半径30km以内には122箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

摩周に関するよくある質問

摩周は噴火する可能性がありますか?

摩周は活火山に指定されています。有史以降の噴火記録は確認されていませんが、活火山である以上、噴火の可能性はゼロではありません。

摩周で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI6(巨大噴火(カルデラ形成級))です。
これは約7,300年前の鬼界カルデラ噴火(VEI6)と同程度の規模に相当します。

摩周が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約8万9千人が居住しており、火山防災対象として11つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 摩周では産総研の記録で過去1万年間に14回の噴火が確認されています
  • 過去最大の噴火規模はVEI6(巨大噴火(カルデラ形成級))です
  • 半径50km以内に約8万9千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月