日光白根山の噴火リスク

日光白根山

日光白根山は栃木/群馬に位置する成層火山、溶岩ドームで、標高2,578mです。有史以降4回の噴火が記録されています(気象庁、1889年時点)。最大の噴火はVEI2(中規模噴火)で、2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模です。直近の噴火は1889年で、最後の噴火から136年が経過しています。

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この記事でわかること

  • 日光白根山の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 日光白根山の噴火履歴と規模(VEI)
  • 日光白根山の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 日光白根山の過去の火山災害と被害
  • 日光白根山の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

日光白根山の基本情報

項目 内容
火山名 日光白根山
所在地 栃木/群馬
標高 2,578m(白根山山頂)
火山の型式 成層火山、溶岩ドーム
主な岩石 安山岩、デイサイト
有史以降の噴火回数 4回(気象庁、1889年時点)
最大VEI 2(中規模噴火)
直近の噴火 1889年
活動度 C(やや活発)

栃木県と群馬県に跨る山。日光連山に属します。日光国立公園内に位置します。

日光白根山の噴火の特徴

日光白根山は成層火山、溶岩ドームに分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
  • 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。

過去の噴火では、降下火砕物などの噴出物が確認されています。

日光白根山の噴火履歴

気象庁の記録によると、日光白根山では有史以降4回の噴火が確認されています(1649年〜1889年)。

また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に11回の噴火イベントが記録されています。

有史以降の最大噴火は1649年噴火(1649年)で、VEI2(中規模噴火)、噴火マグニチュード2.8、噴出量約0.006km³と評価されています。これは2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模です。

日光白根山の主な噴火イベント

年代 噴火名 噴火様式 VEI
1649年 1649年噴火 水蒸気噴火 2
1890年 1890年噴火 水蒸気噴火? -
1889年 1889年噴火 水蒸気噴火? -
1873年 1873年噴火 水蒸気噴火? -
1872年 1872年噴火 水蒸気噴火? -
1625年 1625年噴火 -

※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計11回の噴火が確認されています。

日光白根山の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

日光白根山の過去最大噴火はVEI2(中規模噴火)です。
この規模では火口周辺での噴石や火山灰に注意が必要です。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

日光白根山の過去の火山災害

日光白根山に関連する災害は12件記録されています。

災害名 死者 負傷者
1890 白根山噴火 詳細不明 詳細不明
1873 白根山噴火 詳細不明 詳細不明
1872 白根山噴火 詳細不明 詳細不明

日光白根山の噴火で影響を受ける市区町村

日光白根山の半径50km以内には約112万8千人が居住しています
(火山防災対象19市町村)。

日光白根山周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
群馬県片品村 11.3km
栃木県日光市 18.4km
群馬県沼田市 22.1km
群馬県川場村 23.2km
福島県檜枝岐村 26.3km
群馬県みどり市 29.9km
群馬県昭和村 32.1km
群馬県みなかみ町 33.2km
栃木県鹿沼市 34.3km
群馬県桐生市 35.6km

日光白根山周辺の避難施設

日光白根山の半径30km以内には158箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

日光白根山に関するよくある質問

日光白根山は噴火する可能性がありますか?

日光白根山は活火山であり、直近では1889年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。

日光白根山で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI2(中規模噴火)です。
これは2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模に相当します。

日光白根山が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約112万8千人が居住しており、火山防災対象として19つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 日光白根山では気象庁の記録で4回の噴火が確認されており、直近の噴火は1889年です
  • 過去最大の噴火規模はVEI2(中規模噴火)です
  • 半径50km以内に約112万8千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • 防災科学技術研究所 災害事例データベース
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月