鶴見岳・伽藍岳の噴火リスク

鶴見岳・伽藍岳

鶴見岳・伽藍岳は大分に位置する成層火山、溶岩ドームで、標高1,375mです。有史以降2回の噴火が記録されています(気象庁、867年時点)。最大の噴火はVEI2(中規模噴火)で、2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模です。直近の噴火は867年で、最後の噴火から1159年が経過しています。

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この記事でわかること

  • 鶴見岳・伽藍岳の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 鶴見岳・伽藍岳の噴火履歴と規模(VEI)
  • 鶴見岳・伽藍岳の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 鶴見岳・伽藍岳の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

鶴見岳・伽藍岳の基本情報

項目 内容
火山名 鶴見岳・伽藍岳
所在地 大分
標高 1,375m(鶴見岳山頂)
火山の型式 成層火山、溶岩ドーム
主な岩石 安山岩、デイサイト
有史以降の噴火回数 2回(気象庁、867年時点)
最大VEI 2(中規模噴火)
直近の噴火 867年
活動度 C(やや活発)

大分県別府市にある活火山。阿蘇くじゅう国立公園内に位置します。

鶴見岳・伽藍岳の噴火の特徴

鶴見岳・伽藍岳は成層火山、溶岩ドームに分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
  • 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。

過去の噴火では、泥流、溶岩ドーム、火砕流、降下火砕物、溶岩流、降下火砕物?などの噴出物が確認されています。

鶴見岳・伽藍岳の噴火履歴

気象庁の記録によると、鶴見岳・伽藍岳では有史以降2回の噴火が確認されています(771年〜867年)。

また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に6回の噴火イベントが記録されています。

記録上の最大噴火は内山南溶岩・T-Nzp・T-Nzf噴火で、VEI2(中規模噴火)、噴火マグニチュード4.1、噴出量約0.051km³と評価されています。これは2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模です。

鶴見岳・伽藍岳の主な噴火イベント

年代 噴火名 噴火様式 VEI
867年 867年噴火 水蒸気噴火、(泥流発生) 1
771年 771年噴火 水蒸気噴火、(泥流発生) 1

※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計6回の噴火が確認されています。

鶴見岳・伽藍岳の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

鶴見岳・伽藍岳の過去最大噴火はVEI2(中規模噴火)です。
この規模では火口周辺での噴石や火山灰に注意が必要です。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

鶴見岳・伽藍岳の噴火で影響を受ける市区町村

鶴見岳・伽藍岳の半径50km以内には約108万4千人が居住しています
(火山防災対象23市町村)。

鶴見岳・伽藍岳周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
大分県別府市 2.2km
大分県由布市 9.6km
大分県日出町 13.5km
大分県宇佐市 20.1km
大分県杵築市 20.5km
大分県九重町 22.7km
大分県大分市 22.9km
大分県玖珠町 25.0km
大分県豊後高田市 33.0km
大分県竹田市 33.5km

鶴見岳・伽藍岳周辺の避難施設

鶴見岳・伽藍岳の半径30km以内には797箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

鶴見岳・伽藍岳に関するよくある質問

鶴見岳・伽藍岳は噴火する可能性がありますか?

鶴見岳・伽藍岳は活火山であり、直近では867年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。

鶴見岳・伽藍岳で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI2(中規模噴火)です。
これは2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模に相当します。

鶴見岳・伽藍岳が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約108万4千人が居住しており、火山防災対象として23つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 鶴見岳・伽藍岳では気象庁の記録で2回の噴火が確認されており、直近の噴火は867年です
  • 過去最大の噴火規模はVEI2(中規模噴火)です
  • 半径50km以内に約108万4千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月