岐阜県中津川市の災害リスク
この記事では、中津川市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。中津川市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 中津川市の地震発生確率と地盤の特徴
- 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
- 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
- 避難施設・防災インフラの情報
- 今日からできる災害別の具体的な備え
中津川市(岐阜県)の人口は約73,087人(2025年推計)。標高は平均425.9mで、最低238.9mから最高941.2mの範囲です。
中津川市の災害リスクについて よくある疑問
Q. 中津川市は災害に強い街ですか? 弱い街ですか?
中津川市の主な災害リスクは、30年以内の震度6弱以上の発生確率が47.07%、土砂災害警戒区域が1,222箇所です。「強い・弱い」は一言で判断できるものではなく、住まう場所の標高・地盤・河川からの距離によって大きく変わります。本記事では6種類のハザードを数値で個別に解説しています。
Q. 「中津川市は危ない」「やばい」という声を見かけました。実際のところはどうですか?
「危ない」「やばい」「怖い」といった言葉は主観的な評価で、根拠となるデータが伴っていない場合もあります。中津川市の災害リスクを客観的に把握するには、全国地震動予測地図・洪水浸水想定区域図・津波浸水想定など政府が公開している一次データを参照するのが確実です。本記事ではこれらの公開データから、ハザードごとの具体的な数値と想定される被害の目安をまとめています。
Q. 中津川市に住む前、引っ越す前に確認しておくべきことは?
自宅や検討中の物件が次の区域に含まれるかを、自治体のハザードマップで確認することを推奨します。
- 洪水浸水想定区域と想定浸水深
- 津波浸水想定区域(沿岸部の場合)
- 土砂災害(特別)警戒区域
- 活断層からの距離
防災DBの住所検索では、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを一括で数値化できます。
地震リスク
中津川市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大47.07%です(2024年版全国地震動予測地図)。
震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。
表層地盤の平均S波速度(AVS30)は456.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。
中津川市のAVS30は300m/s以上で、比較的硬質な地盤のエリアです。地盤増幅率は0.91倍と比較的低く抑えられていますが、地震確率自体が高い場合は対策が必要です。
30年確率が26%以上と非常に高い値です。これは「30年間に震度6弱以上の揺れを経験する可能性が約4分の1以上」という意味です。耐震診断をまだ受けていない場合は、自治体の耐震診断補助制度の利用を検討してください。
今日からできる地震対策
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家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先
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寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える
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枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く
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食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける
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感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する
洪水リスク
中津川市には洪水浸水想定区域のデータがありません。ただし、局地的な集中豪雨による内水氾濫の可能性はあるため、低地にお住まいの場合は注意が必要です。
津波リスク
中津川市には津波浸水想定区域のデータがありません。
土砂災害リスク
中津川市には1222箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。9,748メッシュのうち2,485メッシュ(25.5%)がこれらの区域に含まれています。
過去の記録では、中津川市で4件の土砂災害が発生しています(国土数値情報・土砂災害履歴データ: がけ崩れ2件、土石流0件、地すべり0件)。
また、竜巻等の突風が2件記録されています(国土数値情報・竜巻等突風データ)。
今日からできる土砂災害対策
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警戒区域の確認:「岐阜県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する
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前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる
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避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する
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就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる
活断層
中津川市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。
| 断層名 | 中津川市からの距離 | 想定M |
|---|---|---|
| 阿寺断層帯主部南部 | 2.2km | M7.2 |
| 屏風山・恵那山-猿投山断層帯屏風山断層帯 | 4.4km | M6.4 |
| 木曽山脈西縁断層帯主部北部 | 4.6km | M6.9 |
最寄りの活断層(阿寺断層帯主部南部)との距離が2.2kmと非常に近く、この断層が活動した場合は直下型地震となる可能性があります。直下型地震は緊急地震速報が間に合わないことがあるため、事前の備え(家具固定、耐震補強)が特に重要です。
地域の特徴
気候
| 項目 | データ |
|---|---|
| 年間降水量 | 1,980mm |
| 1月平均気温 | 0.5℃ |
| 8月平均気温 | 24.6℃ |
| 最深積雪 | 10cm |
土地利用
建物用地が15.6%、森林が53.1%、農地が28.2%を占めています。
人口集中地区(DID)
人口集中地区の人口は7,046人、人口密度は2,774人/km²です。
避難施設・防災インフラ
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 避難施設 | 106箇所 |
| 消防署 | 7箇所 |
| 学校 | 49校 |
| 福祉施設 | 109施設 |
| 警察署 | 12箇所 |
最寄りの避難施設は「中津川市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。
中津川市の自然災害伝承碑
中津川市には、過去の災害を後世に伝える自然災害伝承碑が3基登録されています(国土地理院)。碑が記録する災害は、これから起こりうる災害への備えを考える上で重要な歴史資料です。
| 碑名 | 建立年 | 災害名 | 災害種別 |
|---|---|---|---|
| 四ツ目川上流砂防記念碑 | 1937年 | 四ツ目川災害(1932年8月26日) | 土砂災害 |
| 災害復旧竣功記念碑 | 1965年 | 洪水(1957年6月27日、1961年6月28日) | 洪水 |
| 昭和58年災害復旧記念 | 1986年 | 昭和58年台風10号(9.28災害)(1983年9月28日) | 洪水・土砂災害 |
伝承内容
四ツ目川上流砂防記念碑(1937年建立)
昭和7年(1932)8月26日、中津川支川四ツ目川において、集中豪雨に伴い土石流が発生した。この土石流は旧中津町の中心部を襲い、死者2人、負傷者24人、流出家屋73戸、家屋全壊94戸、家屋半壊203戸の災害をもたらした。
- 所在地: 岐阜県中津川市中津川
- 災害: 四ツ目川災害(1932年8月26日)
- 災害種別: 土砂災害
- 地図: 35.48821, 137.51057
災害復旧竣功記念碑(1965年建立)
昭和32年(1957)6月27日夜の集中豪雨で、阿木川及び寺川を中心として沿岸一帯は大洪水となり、阿木地区は死者7人、家屋流失5戸の被害を受けた。その復興途上の昭和36年(1961)6月28日、大豪雨により後田飯沼及び木戸ヶ入川が氾濫し、死者4人、家屋流失2戸の被害となった。
- 所在地: 岐阜県中津川市阿木
- 災害: 洪水(1957年6月27日、1961年6月28日)
- 災害種別: 洪水
- 地図: 35.39545, 137.46381
昭和58年災害復旧記念(1986年建立)
昭和58年(1983)9月28日、台風10号は雨台風となって中部地方を襲った。阿木地区では、阿木川を始め全ての河川が氾濫した。特に松沢川(下流飯沼川)では土石流が発生して死者1名、家屋数戸に土砂が流入、宮田地区で家屋損壊等の甚大な被害となった。
- 所在地: 岐阜県中津川市阿木
- 災害: 昭和58年台風10号(9.28災害)(1983年9月28日)
- 災害種別: 洪水・土砂災害
- 地図: 35.41213, 137.48339
出典: 国土地理院「自然災害伝承碑」(CC BY 4.0)
よくある質問
中津川市で大地震が起きる確率は?
今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、中津川市内の最大値で47.07%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。
中津川市の土砂災害警戒区域は?
中津川市には1222箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、岐阜県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。
中津川市の避難場所はどこ?
中津川市には106箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「中津川市 避難場所」で検索して確認できます。
まとめ:中津川市の防災で押さえておきたいこと
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地震:30年以内に震度6弱以上の確率が47.07%。家具の固定と耐震性の確認を
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土砂災害:1222箇所の警戒区域。大雨時は早めの避難を
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。中津川市内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。
データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。