京都府八幡市の災害リスク
この記事では、八幡市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。八幡市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 八幡市の地震発生確率と地盤の特徴
- 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
- 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
- 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
- 避難施設・防災インフラの情報
- 今日からできる災害別の具体的な備え
八幡市(京都府)の人口は約74,609人(2025年推計)。標高は平均30.9mで、最低6.4mから最高131.0mの範囲です。
八幡市の災害リスクについて よくある疑問
Q. 八幡市は災害に強い街ですか? 弱い街ですか?
八幡市の主な災害リスクは、30年以内の震度6弱以上の発生確率が57.52%、市域の42.9%が洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域が9箇所です。「強い・弱い」は一言で判断できるものではなく、住まう場所の標高・地盤・河川からの距離によって大きく変わります。本記事では6種類のハザードを数値で個別に解説しています。
Q. 「八幡市は危ない」「やばい」という声を見かけました。実際のところはどうですか?
「危ない」「やばい」「怖い」といった言葉は主観的な評価で、根拠となるデータが伴っていない場合もあります。八幡市の災害リスクを客観的に把握するには、全国地震動予測地図・洪水浸水想定区域図・津波浸水想定など政府が公開している一次データを参照するのが確実です。本記事ではこれらの公開データから、ハザードごとの具体的な数値と想定される被害の目安をまとめています。
Q. 八幡市に住む前、引っ越す前に確認しておくべきことは?
自宅や検討中の物件が次の区域に含まれるかを、自治体のハザードマップで確認することを推奨します。
- 洪水浸水想定区域と想定浸水深
- 津波浸水想定区域(沿岸部の場合)
- 土砂災害(特別)警戒区域
- 活断層からの距離
防災DBの住所検索では、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを一括で数値化できます。
地震リスク

八幡市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大57.52%です(2024年版全国地震動予測地図)。
震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。
表層地盤の平均S波速度(AVS30)は225.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。
八幡市のAVS30は200〜300m/sの範囲で、やや軟弱な地盤を含むエリアです。地盤増幅率は1.77倍です。家具の固定や、重い物を高い場所に置かないといった基本的な地震対策を確認しておきましょう。
30年確率が26%以上と非常に高い値です。これは「30年間に震度6弱以上の揺れを経験する可能性が約4分の1以上」という意味です。耐震診断をまだ受けていない場合は、自治体の耐震診断補助制度の利用を検討してください。
今日からできる地震対策
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家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先
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寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える
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枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く
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食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける
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感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する
洪水リスク

八幡市では、1,168個の125mメッシュのうち501メッシュ(42.9%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 想定最大浸水深 | 10.0m |
| 浸水想定メッシュ数 | 501 / 1,168 メッシュ(42.9%) |
| 最大浸水継続時間 | 72時間(約3日間) |
| 対象河川 | 大谷川、木津川、桂川、淀川(4河川) |
想定最大浸水深が10.0mと、2階部分まで浸水が想定されるエリアがあります。自宅が浸水想定区域に含まれるかどうか、自治体のハザードマップで確認してください。1階に寝室がある場合は、大雨警報の発表時に2階以上へ移動する準備をしておくと安心です。
浸水継続時間が最大72時間(約3日間)と長期に及ぶ想定です。孤立に備えて、飲料水(1人1日3リットル)と食料を最低3日分、できれば1週間分備蓄しておくことをおすすめします。
今日からできる洪水対策
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ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「八幡市 ハザードマップ」で検索
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「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する
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避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を
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備蓄品の準備:飲料水・食料(3日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する
津波リスク

八幡市には津波浸水想定区域のデータがありません。
土砂災害リスク

八幡市には9箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。1,168メッシュのうち0メッシュ(0%)がこれらの区域に含まれています。
今日からできる土砂災害対策
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警戒区域の確認:「京都府 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する
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前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる
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避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する
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就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる
活断層
八幡市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。
| 断層名 | 八幡市からの距離 | 想定M |
|---|---|---|
| 京阪奈丘陵撓曲帯 | 6.7km | M7.1 |
| 花折断層帯中南部 | 7.7km | M6.9 |
| あやめ池撓曲帯 | 8.1km | M6.8 |
最寄りの活断層(京阪奈丘陵撓曲帯)から6.7kmの位置にあります。この断層が活動した場合、八幡市でも強い揺れが想定されます。
地域の特徴
気候
| 項目 | データ |
|---|---|
| 年間降水量 | 1,421mm |
| 1月平均気温 | 4.5℃ |
| 8月平均気温 | 27.7℃ |
土地利用
建物用地が56.0%、森林が11.8%、農地が21.8%を占めています。
人口集中地区(DID)
人口集中地区の人口は62,182人、人口密度は7,942人/km²です。
避難施設・防災インフラ
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 避難施設 | 61箇所 |
| 消防署 | 2箇所 |
| 学校 | 26校 |
| 福祉施設 | 93施設 |
| 警察署 | 5箇所 |
最寄りの避難施設は「八幡市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。
八幡市の自然災害伝承碑
八幡市には、過去の災害を後世に伝える自然災害伝承碑が2基登録されています(国土地理院)。碑が記録する災害は、これから起こりうる災害への備えを考える上で重要な歴史資料です。
| 碑名 | 建立年 | 災害名 | 災害種別 |
|---|---|---|---|
| 慰霊塔 | 1935年 | 室戸台風(1934年9月21日) | その他 |
| 伊勢湾台風最高水位記録標識 | 1974年 | 伊勢湾台風(1959年9月26日) | 洪水 |
伝承内容
慰霊塔(1935年建立)
昭和9年(1934)9月21日、かつてない規模の台風(室戸台風)の強風により、八幡尋常高等小学校の校舎のうち12教室2棟が倒壊、5教室が半壊した結果、教員及び児童34名の命が奪われた。
- 所在地: 京都府八幡市八幡馬場88-1(善法律寺)
- 災害: 室戸台風(1934年9月21日)
- 災害種別: その他
- 地図: 34.87556, 135.70290
伊勢湾台風最高水位記録標識(1974年建立)
台風災害としては明治以降最多の死者・行方不明者5,098名におよぶ被害が生じた昭和34年(1959)9月26日の伊勢湾台風では京都府内でも死者9名、家屋の全壊114戸の被害があった。当碑は伊勢湾台風の襲来時に木津川で記録した最高水位地点を示している。
- 所在地: 京都府八幡市八幡在応寺
- 災害: 伊勢湾台風(1959年9月26日)
- 災害種別: 洪水
- 地図: 34.89034, 135.70000
出典: 国土地理院「自然災害伝承碑」(CC BY 4.0)
よくある質問
八幡市で大地震が起きる確率は?
今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、八幡市内の最大値で57.52%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。
八幡市は洪水の危険がある?
八幡市の1,168メッシュのうち501メッシュ(42.9%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。
八幡市の土砂災害警戒区域は?
八幡市には9箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、京都府の土砂災害警戒区域マップで確認できます。
八幡市の避難場所はどこ?
八幡市には61箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「八幡市 避難場所」で検索して確認できます。
まとめ:八幡市の防災で押さえておきたいこと
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地震:30年以内に震度6弱以上の確率が57.52%。家具の固定と耐震性の確認を
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洪水:501メッシュ(42.9%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6つの災害リスクを無料で一括評価できます。八幡市内の詳しい住所単位のリスクを確認してみてください。
データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。
写真提供:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」(※本記事の写真は八幡市で撮影されたものではありません)