根石ダムの基本情報と防災上の役割

根石ダムは岩手県八幡平市に位置するロックフィルダムで、2000年に完成しました。堤高41m、総貯水量約142万m³(東京ドーム約1杯分)です。洪水調節を目的とする治水ダムです。

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この記事でわかること

  • 根石ダムの基本情報(位置・規模・型式)
  • 根石ダムの貯水量・流域面積
  • 根石ダムの目的と役割(治水ダム)
  • 根石ダムの建設の歴史
  • 根石ダムの防災上の役割と災害リスク

根石ダムの基本情報

項目 内容
ダム名 根石ダム
所在地 八幡平市根石
水系 米代川水系
河川 根石川
型式 ロックフィルダム
目的 洪水調節
管理者 岩手県
堤高 41m
堤頂長 187m
堤体積 408千m³
総貯水量 約142万m³
有効貯水量 約87.5万m³
流域面積 約16km²
竣工年 2000年
築年数 26年

根石ダムの貯水量を実感する

根石ダムの総貯水量は約142万m³です。これは東京ドーム約1杯分に相当します。25mプールに換算すると約3,800杯分の水量です。

このうち有効貯水量(実際に利用できる水量)は約87.5万m³(総貯水量の約61%)です。

洪水調節容量(洪水時に一時的に貯められる量)は推定約55.0万m³です。大雨時にこの容量分の水を一時的にダムに貯めることで、下流の水位上昇を抑えます。

流域面積(ダムに水が集まる範囲)は約16km²です。
流域1km²あたり約9.1万m³の水を貯められる計算です。

根石ダムの型式:ロックフィルダム

岩石や砂利を積み上げて築造するダムで、広い谷間や地盤が弱い場所に適しています。

根石ダムの目的と役割

根石ダムは洪水調節を目的として建設されました。

  • 洪水調節: 大雨時にダムに水を一時的に貯めて、下流への放流量を調整することで洪水被害を軽減します。

根石ダムの歴史

根石ダムは1985年に着工し、15年の工期を経て2000年に完成しました。

施工は西松建設・高弥建設が担当しました。

現在は岩手県が管理を行っています。

根石ダムの防災上の役割と災害リスク

洪水調節機能

根石ダムは洪水調節機能を持つ治水ダムです。大雨や台風による洪水時に、ダムに水を一時的に貯めることで下流の根石川の水位上昇を抑制し、浸水被害を軽減する重要な役割を果たしています。

洪水調節容量は推定約55.0万m³で、この容量を超える洪水が発生した場合は、流入量をそのまま放流する「異常洪水時防災操作(緊急放流)」が実施される可能性があります。

緊急放流(異常洪水時防災操作)とは

ダムの洪水調節容量が限界に近づいた場合、ダムに流入する水をそのまま下流に放流する操作です。緊急放流が実施されると、下流の水位が急激に上昇するため、非常に危険です。

  • 緊急放流の実施が予想される場合、ダム管理者から自治体に通知されます
  • 自治体から避難指示が出たら、速やかに避難してください
  • 近年では2018年の西日本豪雨、2019年の台風19号で複数のダムが緊急放流を実施しました

根石ダム下流域にお住まいの方へ

ダムがあっても、計画規模を超える大雨(想定外の豪雨)が発生した場合は下流で浸水が発生する可能性があります。以下の備えを確認しておきましょう。

  1. 洪水ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している洪水ハザードマップで浸水想定区域・浸水深を確認する
  2. 避難場所・経路の確認: 洪水時の避難場所と安全な経路を家族で共有する
  3. 気象情報の注視: 大雨警報・洪水警報が発表されたら、川や用水路に近づかない

  4. 緊急放流情報の確認: ダム管理者や自治体からの緊急放流に関する情報に注意する

ダムは洪水を「なくす」施設ではなく、「軽減する」施設です。ダムの下流だからといって安全とは限りません。

根石ダムに関するよくある質問

根石ダムの貯水量はどのくらいですか?

根石ダムの総貯水量は約142万m³(東京ドーム約1杯分)です。

根石ダムは何のために造られましたか?

根石ダムは洪水調節を目的とする治水ダムとして建設されました。

根石ダムが満水になったらどうなりますか?

ダムの洪水調節容量が限界に近づいた場合、異常洪水時防災操作(いわゆる「緊急放流」)が行われることがあります。これは流入量をそのまま下流に放流する操作で、下流の水位が急上昇する可能性があります。自治体からの避難指示に速やかに従ってください。

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まとめ

  • 根石ダムは岩手県に位置するロックフィルダムです
  • 堤高41m、総貯水量約142万m³の中規模ダムです
  • 治水ダムとして下流域の洪水被害軽減に貢献しています
  • ダムの下流でも計画を超える大雨時は浸水リスクがあります。ハザードマップで事前確認を
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 国土交通省 ダム便覧(MLIT DPF経由) https://www.mlit-data.jp/
  • 国土数値情報 ダムデータ https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-W01.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月