東浦町のハザードマップは、町の公式ハザードマップ一覧から、洪水・内水・都市浸水・土砂災害・ため池を選びます。地震・液状化・津波・高潮と地区別の避難地図は防災マップにあります。

最初に住所が載る図を選び、その図の災害・雨量・対象区域を確かめてください。 洪水図と内水図の色を一つの予測として混ぜたり、同じ学校の屋内と運動場を同じ避難先として扱ったりすると、必要な条件を見落とします。

東浦町の公式ハザードマップを災害別に選ぶ

掲載ページの更新日、冊子の発行年月、元の想定区域の指定日は別の情報です。町の防災マップは2021年12月作成ですが、追加指定の差込資料や県の新しい公表図も確認します。

確認する災害 公式資料と読む場所 条件・見落としやすい点
河川の洪水 町の洪水ページの洪水図と追加指定の差込 河川によって雨量条件と指定日が異なる。阿久比川・鎌池川の浸水予想図と県の指定図を区別する
内水 町の内水ページの内水図・降雨条件別の図 河川の洪水を重ねた結果ではない。赤線の解析対象区域、降雨条件と深さの凡例を読む
都市浸水 町の都市浸水ページの原図 2014年指定の図。2009年3月時点の施設条件と1時間63mmの降雨を使う
土砂災害 町の土砂災害ページの地区別資料 警戒区域と特別警戒区域を区別。住所の斜面側と避難経路も確認する
ため池 町のため池ページの地区・池別資料 満水の池の堤体が決壊した場合の想定。実際の被害を確定する図ではない
地震・液状化・津波・高潮 防災マップの地震対策編・風水害対策編 紙面の発行年と原想定を分ける。津波は県の2026年公表図への入口も確認する

自宅だけでなく、通勤・通学先、家族がいる場所、避難先までの道を同じ災害の図で確認します。地区境界に近い場所では隣の地図も開き、川沿いや低い道路を通るかを見ます。

洪水図は河川別の雨量と追加指定を読む

町の洪水ハザードマップでは、石ケ瀬川・岡田川・明徳寺川は24時間760mm、豆搗川・須賀川は24時間836mm、阿久比川・鎌池川は24時間821mmの降雨条件が示されています。これらは図を作るための条件で、今後その雨量になると必ず図と同じ深さになるという予報ではありません。

追加指定の差込資料では、石ケ瀬川・岡田川・明徳寺川・豆搗川は2024年11月12日、須賀川は2025年3月21日指定とされています。この差込資料は、今回の指定によって浸水範囲は変わらないとも説明しています。町の洪水ページにある二つの日付は、河川別に読み分けます。

県の最新資料は洪水浸水想定区域図の一覧から、境川流域の石ケ瀬川・岡田川・明徳寺川、豆搗川流域、須賀川流域を探します。浸水深に加え、掲載されている浸水継続時間や家屋倒壊等氾濫想定区域の図も、目的に合わせて選びます。川に近い場所では、深さだけで屋内に残る判断をしないでください。

洪水図の白地は、内水や図の条件を超える雨なども含めて安全を保証する表示ではありません。町の図に含まれる阿久比川・鎌池川の「浸水予想図」も、県の洪水浸水想定区域の指定図と呼び替えず、資料名と条件を確かめます。

内水147mmと都市浸水63mmを同じ図として扱わない

町の内水ハザードマップは、1時間147.0mm、10分間41.4mmの降雨を条件とします。下水道の計画区域を主とする1,572haが解析対象で、赤線がその範囲です。主に市街化区域を含みますが、赤線を市街化区域の境界と読み替えないでください。

この内水図には、1級・2級河川の洪水を組み合わせた結果は含まれていません。 白地や解析対象区域の外にも、図に表れない浸水が起こる可能性があります。

深さは「20cm未満」「20cm以上50cm未満」「50cm以上1m未満」「1m以上2m未満」「2m以上」の5区分です。自宅の色を読む際は、道路や避難先も同じ凡例で確認します。水色の点線で示す過去の浸水区域は実績で、将来の浸水範囲を確定する線ではありません。

内水ページは現況の10年に1回程度、100年に1回程度、想定最大規模の図と、対策後の10年に1回程度の図を分けています。「10年に1回」は10年間再び起こらないという意味ではなく、年ごとの発生の考え方です。「対策後」の図があることだけで、対策がすべて完成したとは判断できません。

一方、都市浸水想定区域図は、2014年7月1日指定、2009年3月時点の施設整備、1時間63mmの条件です。当時未完成だった施設を含まない説明もあるため、その記載を現在の工事状況と読み替えないでください。147mmの内水図と63mmの都市浸水図は、雨量と施設条件が異なる資料です。

津波・高潮・地震は原想定の時点も確認する

防災マップの地震図・液状化図は、2014年5月の県の被害予測をもとにしています。液状化は250mの区画で示す図で、個々の敷地や建物を判定する調査結果ではありません。地図上の区分だけで住宅の耐震性を決めず、建物の情報とは分けて確認します。

冊子の津波図は2019年7月30日指定の区域を示しています。「基準水位」は津波の水位に建物などでせり上がる高さを加えたもので、土地の標高そのものではありません。高潮図は2021年6月11日の県の指定をもとにしています。津波と高潮は発生する仕組みが異なるので、片方の色だけで両方の避難を決めないでください。

県は2026年6月15日変更の津波浸水想定の資料を公表しています。東浦町は索引の4・9・10に掲載されています。新しい個別図で住所を確認する際は、町の冊子にある以前の水位や到達時間をそのまま新図の値として使わないでください。

津波警報などが出たら、古い図の到達時間まで待たずに避難します。 最新の気象情報は気象庁の防災気象情報も確認します。旧冊子の名称だけで情報を探さず、現在の発表と町の避難情報に従います。

避難施設は屋内・運動場と災害欄を分けて選ぶ

町の指定避難所・指定緊急避難場所のページから、現行の施設一覧を開きます。指定避難所は一時的に生活する施設、指定緊急避難場所は災害から緊急に逃れる場所です。同じ施設でも役割と対象災害の欄を分けて読みます。

以下は森岡・緒川地区などの例です。○は一覧の指定を示し、―の欄を○と読み替えないでください。

施設名 指定上の役割 洪水・内水、高潮、地震、津波などの条件
森岡コミュニティセンター 指定避難所・指定緊急避難場所 洪水・内水、がけ崩れ等、高潮、津波は○。地震・大規模火災は―
緒川コミュニティセンター 指定避難所・指定緊急避難場所 洪水・内水、がけ崩れ等、津波は○。高潮・地震・大規模火災は―
森岡小学校 屋内は指定避難所・指定緊急避難場所。運動場は指定緊急避難場所 屋内は洪水・内水、がけ崩れ等、高潮、津波が○、地震・火災は―。運動場は地震・津波・火災が○、洪水・内水、がけ崩れ等、高潮は―
緒川小学校 屋内は指定避難所・指定緊急避難場所。運動場は指定緊急避難場所 屋内は洪水・内水、がけ崩れ等、高潮、津波が○、地震・火災は―。運動場は地震・津波・火災が○、洪水・内水、がけ崩れ等、高潮は―
勤労福祉会館 要配慮者を対象とする指定福祉避難所 一般の緊急避難場所と同じ災害別の○欄はない。対象、開設、受け入れ方法を町へ確認する

同じ学校でも、屋内と運動場の行をまとめてはいけません。 また、森岡コミュニティセンターの高潮○を、緒川コミュニティセンターにも当てはめないでください。白地の施設や最寄りという理由だけでは、今回の災害に合う避難先を決められません。

町の一覧では、原則として各コミュニティセンターを最初に開設し、学校体育館などを災害の規模や避難者の状況に応じて順次開設すると説明しています。開設・使用は町が判断し、開設後でも浸水のおそれがあれば閉鎖して他の施設へ案内する場合があります。

一覧の○や施設名の掲載は、現在開設していること、空きがあること、誰でも直ちに入れることを示しません。福祉避難所を必要とする家族がいる場合も、事前に対象と受け入れ方法を相談します。

家族の避難を完了時刻から逆算する

防災マップのマイ・タイムラインを使い、避難を終える時点から逆算して「誰が」「何を合図に」「どこへ」「何を持って」動くかを決めます。要配慮者の準備や移動にかかる時間も、家族の実際の状況に合わせます。

町の避難情報の説明は、警戒レベルが必ず順番に出るわけではないとしています。気象情報の「警戒レベル相当」と町の避難情報も、同じ時刻・同じ範囲に発表されるとは限りません。

安全な親戚・知人宅へ行く選択も含め、雨が強くなる前に経路を確認します。川沿い、アンダーパス、浸水した道路を通って避難しない計画にします。外へ出ることが既に危険な場合の上階への移動は緊急の安全確保であり、すべての建物や災害で安全を保証する方法ではありません。

現在の避難情報や開設案内は町の防災・防犯情報から、同報無線、緊急速報メール、ちたまる安全安心メルマガなどの案内を確認します。この記事は現在の開設状況を表示するものではありません。

地図の種類・避難施設・福祉避難所について不明な点は、町の防災課危機管理係へ、住所、見ている資料名、施設の屋内か運動場か、必要な支援を伝えて相談します。町代表は0562-83-3111です。内水や都市浸水の図の条件は、町の該当ページにある水循環・治水の担当窓口を確認して問い合わせます。