蟹江町のハザードマップは、町の公式マップ案内から、洪水、高潮、浸水津波避難、防災の資料を選びます。洪水ページは2026年10月1日更新で、2026年9月作成の新しい洪水ハザードマップと河川別の想定区域図が掲載されています。

台風・大雨の洪水、高潮、地震後の堤防損傷による浸水は、計算条件が異なります。 同じ住所でも複数の図を開き、浸水の深さ、時間、避難先の災害対応を合わせて確認してください。

蟹江町の公式図は災害と時点で選ぶ

確認すること 開く公式資料 読む条件と限界
台風・大雨による河川洪水 町の洪水ハザードマップ、河川別の想定最大規模・計画規模 新しい町図は日光川水系日光川流域。その他の河川は別図も確認する
洪水が長く続く可能性 河川別の浸水継続時間図 深さ0.5m以上の浸水が続く時間。乾くまでの時間とは異なる
台風による高潮 高潮ハザードマップ 室戸台風級・堤防等決壊と、伊勢湾台風級・堤防等健全を区別する
地震後の浸水と津波避難 浸水津波避難ハザードマップ 30cmへの到達時間、12時間後の深さ、津波災害警戒区域を別々に読む
避難先と平時の備え 防災マップ、避難所・避難場所案内 緊急に逃れる用途と、一定期間滞在する用途を分ける
警報・避難情報 町の防災情報と新しい気象情報の案内 紙面の想定と現在の危険・開設情報を混同しない

洪水ページ、高潮ページ、浸水津波避難ページ、防災マップを用途に合わせて開きます。町の更新日、地図の作成年月、県の区域指定年月日は別の時点です。

自宅だけでなく、職場、学校、家族の滞在先と避難経路を確認します。町境付近でも、境界線を越えれば浸水しないとは判断しません。

洪水は日光川流域の新図と河川別図を併せて読む

現行の日光川水系日光川流域の地図は、想定最大規模の洪水浸水想定区域図です。日光川流域の24時間総雨量713mm、支川の24時間総雨量836mmを条件とし、県の指定年月日は2025年3月21日と記載されています。図の説明には、想定する水深に内水を含むとあります。

ただし、対象河川以外の河川・水路等の決壊、計算条件を超える降雨、高潮などは考慮されていません。「内水を含む」という説明を、あらゆる排水不良やすべての災害を網羅する意味に広げないでください。 区域外でも浸水し、実際の深さが図と異なる場合があります。

2026年9月作成の学習面は、日光川・蟹江川・福田川・領内川・善太川の流域図を掲載しつつ、町では他の河川の氾濫でも浸水が想定されると説明しています。洪水ページには、木曽川、庄内川、新川、筏川などの別図もあります。自宅の位置が一枚で白地だったという理由で、他河川の確認を省かないでください。

河川別に想定最大規模と計画規模の両方がある場合は、同じ河川・同じ住所で比べます。雨量条件の違う河川の色や数値を、そのまま危険の大小の順位には使いません。

深さの凡例と河岸侵食を分ける

現行の日光川流域図の深さは「0.3m未満」「0.3m以上1m未満」「1m以上2m未満」「2m以上3m未満」「3m以上4m未満」「4m以上5m未満」「5m以上」の7区分です。別図でも同じ色・同じ区切りとは限らないため、開いた図の凡例で読みます。

家屋倒壊等氾濫想定区域の河岸侵食は、ピンク色の枠で別に表示されています。家屋が流失するおそれのある区域を、浸水深だけで上階なら安全と判断しないでください。平時に住所と経路を確認し、危険になる前に安全な場所へ移動する計画を立てます。

継続時間は深さ0.5m以上が続く時間

洪水ページには6河川の浸水継続時間図があります。蟹江川の継続時間図は、24時間836mmの想定最大規模の降雨で蟹江川が氾濫した場合を示します。

区分は「12時間未満」「12時間以上1日未満」「1日以上3日未満」「3日以上1週間未満」「1週間以上2週間未満」「2週間以上」です。これは深さ0.5m以上の浸水が続く時間であり、すべての場所が2週間浸水するという意味でも、区分の終わりに道路が通れる保証でもありません。

上階に移動できるかに加え、水、食事、電気、トイレ、薬などを確保できるかも考えます。白地を浸水しない場所、短い時間区分を直ちに通行できる場所とは判断しません。

高潮は台風と堤防の条件を区別する

高潮の原図の大きい地図は、室戸台風級の中心気圧910hPa、半径75km、移動速度73km/hを設定し、複数の経路、朔望平均満潮位、堤防・水門等の決壊を条件とした想定最大規模です。現在接近している台風の予報図ではありません。

小さい比較図は、伊勢湾台風級・上陸時929hPaの台風で、堤防・水門等が機能する条件です。その図にあるピンクの破線は、伊勢湾台風時の浸水実績を示します。最大規模の想定、堤防等が健全な条件、過去の実績を一つの情報にまとめないでください。

町内詳細図の深さの区分は0.3m未満から5m以上までの7区分です。海岸からの距離だけで対象外と判断せず、住所と避難経路を確認します。河川洪水の図で浅い場所でも、高潮の図を別に開きます。

地震後の30cm到達時間は津波到達時間と別に読む

浸水津波避難の原図は、南海トラフ地震の理論上最大モデルの被害想定を扱います。主な地図の「浸水深30cmに到達する時間」は、地震発生後からその水深に達するまでの時間です。

この時間図は、堤防の破堤によって川の水が流れ込む浸水を示しており、台風・大雨の洪水図や津波そのものの到達時刻と同じではありません。 凡例は5分、15分、30分、60分、90分、120分、120分以上を分けています。町は30cm以上では歩いての避難が難しくなると説明していますが、30cm未満なら安全に歩けるという判断にも使わないでください。

図は、地震発生12時間後の浸水深、液状化危険度、津波災害警戒区域と基準水位・せき上も別に示します。12時間後の深さは、その場所が地震直後から同じ深さになるという意味ではありません。液状化図も個々の建物の耐震診断ではありません。

30cmへの到達が早い区域では、遠い施設へ歩けることを前提にせず、平時に近くの避難候補と建物の耐震性・高さ・受け入れ条件を確認します。揺れた直後の行動は、台風時のマイ・タイムラインと分けて家族で決めます。情報を待てば必ず間に合うとは考えないでください。

避難施設は名称・災害・部位・滞在用途を確認する

町の避難所・避難場所案内は、指定避難所を一定期間滞在する施設、指定緊急避難場所を危険が切迫したときに一時的に逃れる施設として分けています。民間施設等の緊急避難場所は、協定により施設の一部を一時的に使うものです。

以下は指定避難所一覧と指定緊急避難場所一覧にある学校の例です。現行の防災・洪水・高潮・浸水津波の地図でも名称を照合できます。

施設名 指定緊急避難場所一覧の記載 指定避難所一覧 利用前に確かめること
蟹江中学校 校舎屋上・運動場等。洪水・地震・内水氾濫等の欄に記載 掲載あり 災害に合う部位、入れる階・入口、開設情報
蟹江北中学校 校舎屋上・運動場等。洪水・地震・内水氾濫等の欄に記載 掲載あり 災害に合う部位、入れる階・入口、開設情報
蟹江小学校 校舎屋上・運動場等。洪水・地震・内水氾濫等の欄に記載 掲載あり 災害に合う部位、入れる階・入口、開設情報
舟入小学校 校舎屋上・運動場等。洪水・地震・内水氾濫等の欄に記載 掲載あり 災害に合う部位、入れる階・入口、開設情報
新蟹江小学校 校舎屋上・運動場等。洪水・地震・内水氾濫等の欄に記載 掲載あり 災害に合う部位、入れる階・入口、開設情報

一覧の「校舎屋上・運動場等」は、すべての災害で両方の場所が安全という意味には使いません。地図の「階数」欄も、その階へ行けば安全、そこから上を必ず使える、という指定と読み替えないでください。災害ごとの使用部位や階、施設への入り方は町の案内で確認します。

町は、開設する避難所は災害の状況によって異なり、すべての施設があらゆる災害に対応するとは限らないと説明しています。地区ごとの避難先を一律に指定する決まりもないため、距離だけでなく災害への対応と経路を合わせて候補を選びます。施設の掲載は、現在の開設、空き、受け入れの保証ではありません。

家族の計画と現在情報を準備する

我が家の避難計画シートには、浸水する深さ、避難先、家族や支援者との連絡・行動を記入できます。台風・大雨の備えは、危険になる前に移動できる時点と、避難に時間がかかる人の準備を具体化します。建物が丈夫という条件だけで、河岸侵食や深さ・生活継続の確認を省かないでください。

浸水した道路は通らず、アンダーパスや過去に浸水で通行止めになった道路も避難経路から避けます。家族が普段いる場所から候補までの道と、経路が使えない場合の代案を確認します。

現在の警報・避難情報は町の防災情報から確認します。町の新しい防災気象情報の案内は、2026年5月29日から情報名称等が変わったことを説明しています。古い紙面の「洪水警報」だけを探さず、現在の情報体系と町の避難情報を合わせて使ってください。

地図や施設利用が分からない場合は、安心安全課・防災係:0567-95-1111に、住所、資料名、施設名、災害の種類、不明な部位・階を伝えて確認します。川や冠水した場所へ直接確かめに行かないでください。