八丈島の噴火リスク

八丈島

八丈島は東京に位置する成層火山、火砕丘、カルデラで、標高854mです。有史以降4回の噴火が記録されています(気象庁、1606年時点)。最大の噴火はVEI5(非常に大規模な噴火)で、1707年の富士山宝永噴火(VEI5)と同程度の規模です。直近の噴火は1606年で、最後の噴火から420年が経過しています。

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この記事でわかること

  • 八丈島の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 八丈島の噴火履歴と規模(VEI)
  • 八丈島の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 八丈島の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

八丈島の基本情報

項目 内容
火山名 八丈島
所在地 東京
標高 854m(西山山頂)
火山の型式 成層火山、火砕丘、カルデラ
主な岩石 玄武岩、玄武岩質安山岩、安山岩、デイサイト
有史以降の噴火回数 4回(気象庁、1606年時点)
最大VEI 5(非常に大規模な噴火)
直近の噴火 1606年
活動度 A(非常に活発)

東京都八丈小島にある山。

八丈島の噴火の特徴

八丈島は成層火山、火砕丘、カルデラに分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
  • 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。

過去の噴火では、溶岩流、溶岩流→降下火砕物、火砕サージ、降下火砕物、降下火砕物→泥流、降下火砕物→火砕サージなどの噴出物が確認されています。

八丈島の噴火履歴

気象庁の記録によると、八丈島では有史以降4回の噴火が確認されています(1487年〜1606年)。

また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に46回の噴火イベントが記録されています。

記録上の最大噴火は三根火山灰層7噴火で、VEI5(非常に大規模な噴火)、噴火マグニチュード5.1、噴出量約1.2km³と評価されています。これは1707年の富士山宝永噴火(VEI5)と同程度の規模です。

八丈島の主な噴火イベント

年代 噴火名 噴火様式 VEI
1605年 1605年噴火 マグマ噴火 2
1518年 1518-1523年噴火 マグマ噴火 -
1487年 1487年噴火 -

※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計46回の噴火が確認されています。

八丈島の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

八丈島の過去最大噴火はVEI5(非常に大規模な噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、広範囲に火山灰が降り注ぎ、航空機の運航停止や農作物への被害、交通インフラの麻痺が想定されます。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

八丈島の噴火で影響を受ける市区町村

八丈島の半径50km以内には約6,622人が居住しています
(火山防災対象2市町村)。

八丈島周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
東京都八丈町 4.2km
[東京都八丈支庁] 9.1km

八丈島周辺の避難施設

八丈島の半径30km以内には24箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

八丈島に関するよくある質問

八丈島は噴火する可能性がありますか?

八丈島は活火山であり、直近では1606年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。

八丈島で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI5(非常に大規模な噴火)です。
これは1707年の富士山宝永噴火(VEI5)と同程度の規模に相当します。

八丈島が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約6,622人が居住しており、火山防災対象として2つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 八丈島では気象庁の記録で4回の噴火が確認されており、直近の噴火は1606年です
  • 過去最大の噴火規模はVEI5(非常に大規模な噴火)です
  • 半径50km以内に約6,622人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月