御嶽山の噴火リスク

御嶽山は長野/岐阜に位置する成層火山で、標高3,063mです。有史以降4回の噴火が記録されています(気象庁、2014年時点)。最大の噴火はVEI3(やや大規模噴火)で、2000年の三宅島噴火(VEI3)と同程度の規模です。直近の噴火は2014年で、最後の噴火から12年が経過しています。
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この記事でわかること
- 御嶽山の基本情報(位置・標高・タイプ)
- 御嶽山の噴火履歴と規模(VEI)
- 御嶽山の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
- 御嶽山の過去の火山災害と被害
- 御嶽山の噴火で影響を受ける市区町村
- 噴火への備え・防災対策
御嶽山の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 火山名 | 御嶽山 |
| 所在地 | 長野/岐阜 |
| 標高 | 3,063m(剣ヶ峰山頂) |
| 火山の型式 | 成層火山 |
| 主な岩石 | 安山岩、デイサイト |
| 有史以降の噴火回数 | 4回(気象庁、2014年時点) |
| 最大VEI | 3(やや大規模噴火) |
| 直近の噴火 | 2014年 |
| 活動度 | B(活発) |
長野県と岐阜県にまたがる山岳。御嶽山系・飛騨山脈に属します。御岳県立公園・御嶽山県立自然公園内に位置します。
御嶽山の噴火の特徴
御嶽山は成層火山に分類されます。
この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。
- マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
- 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。
- 山体崩壊: 火山体の一部が大規模に崩壊する現象で、岩屑なだれや土石流を引き起こします。
過去の噴火では、岩屑なだれ、火砕流、降下火砕物、降下火砕物→土石流→火砕流、火砕サージ、泥流などの噴出物が確認されています。
御嶽山の噴火履歴
気象庁の記録によると、御嶽山では有史以降4回の噴火が確認されています(1979年〜2014年)。
また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に9回の噴火イベントが記録されています。
記録上の最大噴火はカラ谷火砕流・軽石噴火で、VEI3(やや大規模噴火)、噴火マグニチュード3.6、噴出量約0.043km³と評価されています。これは2000年の三宅島噴火(VEI3)と同程度の規模です。
御嶽山の主な噴火イベント
| 年代 | 噴火名 | 噴火様式 | VEI |
|---|---|---|---|
| 2014年 | 2014年噴火 | 水蒸気噴火、(泥流発生) | 2 |
| 1991年 | 1991年噴火 | 水蒸気噴火 | 0 |
| 1979年 | 1979年噴火 | 水蒸気噴火 | 2 |
| 1984年 | (山体崩壊イベント) | (山体崩壊) | - |
※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計9回の噴火が確認されています。
御嶽山の噴火規模(VEI)
VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。
御嶽山の過去最大噴火はVEI3(やや大規模噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、火口周辺に火砕流や溶岩流が到達し、周辺地域に大きな被害をもたらす可能性があります。
VEIの目安: VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)
御嶽山の過去の火山災害
御嶽山に関連する災害は4件記録されています。
| 年 | 災害名 | 死者 | 負傷者 |
|---|---|---|---|
| 2014 | 御嶽山噴火 | 詳細不明 | 詳細不明 |
御嶽山の噴火で影響を受ける市区町村
御嶽山の半径50km以内には約67万9千人が居住しています
(火山防災対象24市町村)。
御嶽山周辺の火山防災対象市区町村(近い順)
| 市区町村 | 火山からの距離 |
|---|---|
| 長野県王滝村 | 8.7km |
| 長野県木曽町 | 15.6km |
| 岐阜県下呂市 | 22.5km |
| 長野県上松町 | 23.1km |
| 長野県木祖村 | 27.7km |
| 長野県大桑村 | 29.4km |
| 岐阜県東白川村 | 30.6km |
| 岐阜県高山市 | 31.8km |
| 長野県南木曽町 | 34.5km |
| 岐阜県中津川市 | 36.3km |
御嶽山周辺の避難施設
御嶽山の半径30km以内には470箇所の避難施設があります。
噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。
噴火への備え
火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。
事前の備え
- ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
- 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
- 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
- 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく
噴火警戒レベル
| レベル | 名称 | 対象範囲 | 住民の行動 |
|---|---|---|---|
| 5 | 避難 | 居住地域 | 危険な居住地域から避難 |
| 4 | 高齢者等避難 | 居住地域 | 避難準備・高齢者等は避難 |
| 3 | 入山規制 | 火口周辺・居住地域近く | 登山禁止・状況に応じ避難準備 |
| 2 | 火口周辺規制 | 火口周辺 | 火口周辺への立入規制 |
| 1 | 活火山であることに留意 | 火口内 | 状況に応じて火口付近への立入規制 |
御嶽山に関するよくある質問
御嶽山は噴火する可能性がありますか?
御嶽山は活火山であり、直近では2014年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。
御嶽山で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?
記録上の最大噴火はVEI3(やや大規模噴火)です。
これは2000年の三宅島噴火(VEI3)と同程度の規模に相当します。
御嶽山が噴火したら影響を受ける地域は?
半径50km以内に約67万9千人が居住しており、火山防災対象として24つの市町村が指定されています。
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まとめ
- 御嶽山では気象庁の記録で4回の噴火が確認されており、直近の噴火は2014年です
- 過去最大の噴火規模はVEI3(やや大規模噴火)です
- 半径50km以内に約67万9千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
- お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます
データ出典
- 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
- 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
- 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
- 防災科学技術研究所 災害事例データベース
- Wikidata(CC0)
本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。
最終更新: 2026年04月