秋田焼山の噴火リスク
秋田焼山は秋田に位置する成層火山、溶岩ドームで、標高1,366mです。有史以降12回の噴火が記録されています(気象庁、1997年時点)。最大の噴火はVEI2(中規模噴火)で、2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模です。直近の噴火は1997年で、最後の噴火から29年が経過しています。
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波など6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。秋田焼山周辺にお住まいの方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 秋田焼山の基本情報(位置・標高・タイプ)
- 秋田焼山の噴火履歴と規模(VEI)
- 秋田焼山の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
- 秋田焼山の過去の火山災害と被害
- 秋田焼山の噴火で影響を受ける市区町村
- 噴火への備え・防災対策
秋田焼山の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 火山名 | 秋田焼山 |
| 所在地 | 秋田 |
| 標高 | 1,366m(焼山山頂) |
| 火山の型式 | 成層火山、溶岩ドーム |
| 主な岩石 | 安山岩、デイサイト、流紋岩 |
| 有史以降の噴火回数 | 12回(気象庁、1997年時点) |
| 最大VEI | 2(中規模噴火) |
| 直近の噴火 | 1997年 |
| 活動度 | C(やや活発) |
mountain in Japan。奥羽山脈に属します。
秋田焼山の噴火の特徴
秋田焼山は成層火山、溶岩ドームに分類されます。
この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。
- 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。
過去の噴火では、岩屑なだれ、地すべり堆積物、泥流、降下火砕物などの噴出物が確認されています。
秋田焼山の噴火履歴
気象庁の記録によると、秋田焼山では有史以降12回の噴火が確認されています(1310年〜1997年)。
また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に14回の噴火イベントが記録されています。
有史以降の最大噴火は1678年噴火(1678年)で、VEI2(中規模噴火)、噴火マグニチュード2.4、噴出量約0.003km³と評価されています。これは2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模です。
秋田焼山の主な噴火イベント
| 年代 | 噴火名 | 噴火様式 | VEI |
|---|---|---|---|
| 1997年 | 1997年噴火(秋田焼山) | 水蒸気噴火、(泥流発生) | 0 |
| 1997年 | 1997年噴火(澄川温泉) | (山体崩壊)→水蒸気噴火 | 0 |
| 1949年 | 1949年噴火 | 水蒸気噴火、(泥流発生) | 1 |
| 1678年 | 1678年噴火 | 水蒸気噴火 | 2 |
| 1957年 | 1957年噴火 | 水蒸気噴火?、(泥流発生) | - |
| 1951年 | 1951年噴火 | 水蒸気噴火 | - |
| 1948年 | 1948年噴火 | 水蒸気噴火? | - |
| 1929年 | 1929年噴火 | 水蒸気噴火? | - |
| 1890年 | 1890年噴火 | 水蒸気噴火? | - |
| 1887年 | 1887年噴火 | 水蒸気噴火? | - |
※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計14回の噴火が確認されています。
秋田焼山の噴火規模(VEI)
VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。
秋田焼山の過去最大噴火はVEI2(中規模噴火)です。
この規模では火口周辺での噴石や火山灰に注意が必要です。
VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)
秋田焼山の過去の火山災害
秋田焼山に関連する災害は10件記録されています。
秋田焼山の噴火で影響を受ける市区町村
秋田焼山の半径50km以内には約29万1千人が居住しています
(火山防災対象14市町村)。
秋田焼山周辺の火山防災対象市区町村(近い順)
| 市区町村 | 火山からの距離 |
|---|---|
| 岩手県八幡平市 | 21.0km |
| 秋田県仙北市 | 23.8km |
| 秋田県北秋田市 | 26.9km |
| 秋田県鹿角市 | 28.1km |
| 岩手県雫石町 | 31.8km |
| 岩手県滝沢市 | 33.1km |
| 秋田県上小阿仁村 | 37.4km |
| 秋田県大館市 | 40.1km |
| 岩手県岩手町 | 43.4km |
| 青森県田子町 | 45.8km |
秋田焼山周辺の避難施設
秋田焼山の半径30km以内には155箇所の避難施設があります。
噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。
噴火への備え
火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。
事前の備え
- ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
- 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
- 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
- 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく
噴火警戒レベル
| レベル | 名称 | 対象範囲 | 住民の行動 |
|---|---|---|---|
| 5 | 避難 | 居住地域 | 危険な居住地域から避難 |
| 4 | 高齢者等避難 | 居住地域 | 避難準備・高齢者等は避難 |
| 3 | 入山規制 | 火口周辺・居住地域近く | 登山禁止・状況に応じ避難準備 |
| 2 | 火口周辺規制 | 火口周辺 | 火口周辺への立入規制 |
| 1 | 活火山であることに留意 | 火口内 | 状況に応じて火口付近への立入規制 |
秋田焼山に関するよくある質問
秋田焼山は噴火する可能性がありますか?
秋田焼山は活火山であり、直近では1997年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。
秋田焼山で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?
記録上の最大噴火はVEI2(中規模噴火)です。
これは2011年の新燃岳噴火(VEI2)と同程度の規模に相当します。
秋田焼山が噴火したら影響を受ける地域は?
半径50km以内に約29万1千人が居住しており、火山防災対象として14つの市町村が指定されています。
住所を入力するだけで災害リスクを診断
防災DBでは、地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6種類の災害リスクを住所を入力するだけで無料診断できます。秋田焼山周辺の災害リスクを詳しく知りたい方は、ぜひお試しください。
まとめ
- 秋田焼山では気象庁の記録で12回の噴火が確認されており、直近の噴火は1997年です
- 過去最大の噴火規模はVEI2(中規模噴火)です
- 半径50km以内に約29万1千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
- お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます
データ出典
- 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
- 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
- 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
- 防災科学技術研究所 災害事例データベース
- Wikidata(CC0)
本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。
最終更新: 2026年04月