三宅島の噴火リスク

三宅島は東京に位置する成層火山、火砕丘、カルデラで、標高775mです。有史以降25回の噴火が記録されています(気象庁、2013年時点)。最大の噴火はVEI4(大規模噴火)で、1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。直近の噴火は2013年で、最後の噴火から13年が経過しています。

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この記事でわかること

  • 三宅島の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 三宅島の噴火履歴と規模(VEI)
  • 三宅島の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 三宅島の過去の火山災害と被害
  • 三宅島の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

三宅島の基本情報

項目 内容
火山名 三宅島
所在地 東京
標高 775m(カルデラ縁最高点)
火山の型式 成層火山、火砕丘、カルデラ
主な岩石 玄武岩、玄武岩質安山岩、安山岩
有史以降の噴火回数 25回(気象庁、2013年時点)
最大VEI 4(大規模噴火)
直近の噴火 2013年
活動度 B(活発)

伊豆諸島、三宅島にある山。三宅島の最高峰。

三宅島の噴火の特徴

三宅島は成層火山、火砕丘、カルデラに分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
  • 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。

過去の噴火では、溶岩流、溶岩流→降下火砕物、降下火砕物、降下火砕物→泥流→降下火砕物、降下火砕物→溶岩流、火砕サージなどの噴出物が確認されています。

三宅島の噴火履歴

気象庁の記録によると、三宅島では有史以降25回の噴火が確認されています(832年〜2013年)。

また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に39回の噴火イベントが記録されています。

記録上の最大噴火は八丁平噴火で、VEI4(大規模噴火)、噴火マグニチュード5.0、噴出量約0.75km³と評価されています。これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。

三宅島の主な噴火イベント

年代 噴火名 噴火様式 VEI
2000年 2000-02年噴火 水蒸気噴火、マグマ水蒸気噴火、(海水変色) 3
1983年 1983年噴火 マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火 3
1962年 1962年噴火 マグマ噴火 2
1940年 1940年噴火 マグマ噴火 3
1811年 1811年噴火 マグマ噴火 3
1763年 1763-69年噴火 マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火 4
1643年 1643年噴火 マグマ噴火 3
1154年 1154年噴火 マグマ噴火 3
886年 釜根スコリア層噴火 マグマ噴火 3
850年 雄山溶岩流・雄山スコリア層・三池爆発角礫岩層噴火 マグマ噴火→マグマ水蒸気噴火 4

※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計39回の噴火が確認されています。

三宅島の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

三宅島の過去最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、火口周辺に火砕流や溶岩流が到達し、周辺地域に大きな被害をもたらす可能性があります。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

三宅島の過去の火山災害

三宅島に関連する災害は20件記録されています(累計死者11人)。

災害名 死者 負傷者
1940 (名称不明) 11 詳細不明

三宅島の噴火で影響を受ける市区町村

三宅島の半径50km以内には約6,419人が居住しています
(火山防災対象4市町村)。

三宅島周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
東京都三宅村 1.1km
東京都御蔵島村 25.4km
東京都神津島村 37.3km
東京都新島村 39.4km

三宅島周辺の避難施設

三宅島の半径30km以内には22箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

三宅島に関するよくある質問

三宅島は噴火する可能性がありますか?

三宅島は活火山であり、直近では2013年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。

三宅島で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模に相当します。

三宅島が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約6,419人が居住しており、火山防災対象として4つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 三宅島では気象庁の記録で25回の噴火が確認されており、直近の噴火は2013年です
  • 過去最大の噴火規模はVEI4(大規模噴火)です
  • 半径50km以内に約6,419人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • 防災科学技術研究所 災害事例データベース
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月