三瓶山の噴火リスク

三瓶山は島根に位置するカルデラ、火砕丘、溶岩ドームで、標高1,126mです。過去1万年間に4回の噴火イベントが記録されています(産総研)。最大の噴火はVEI4(大規模噴火)で、1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波など6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。三瓶山周辺にお住まいの方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 三瓶山の基本情報(位置・標高・タイプ)
- 三瓶山の噴火履歴と規模(VEI)
- 三瓶山の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
- 三瓶山の噴火で影響を受ける市区町村
- 噴火への備え・防災対策
三瓶山の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 火山名 | 三瓶山 |
| 所在地 | 島根 |
| 標高 | 1,126m(男三瓶山山頂) |
| 火山の型式 | カルデラ、火砕丘、溶岩ドーム |
| 主な岩石 | デイサイト、流紋岩 |
| 過去1万年の噴火回数 | 4回(産総研) |
| 最大VEI | 4(大規模噴火) |
| 活動度 | B(活発) |
島根県の山。大山隠岐国立公園内に位置します。
三瓶山の噴火の特徴
三瓶山はカルデラ、火砕丘、溶岩ドームに分類されます。
この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。
- マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
- 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。
- 山体崩壊: 火山体の一部が大規模に崩壊する現象で、岩屑なだれや土石流を引き起こします。
過去の噴火では、降下火砕物、降下火砕物→溶岩ドーム、岩屑なだれ→火砕流、火砕サージ、岩屑なだれ、降下火砕物→火砕流→降下火砕物などの噴出物が確認されています。
三瓶山の噴火履歴
産総研の記録では、三瓶山では過去1万年間に4回の噴火イベントが確認されています。
記録上の最大噴火は第VII期噴火で、VEI4(大規模噴火)、噴火マグニチュード6.5、噴出量約2.75km³と評価されています。これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。
三瓶山の噴火規模(VEI)
VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。
三瓶山の過去最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、火口周辺に火砕流や溶岩流が到達し、周辺地域に大きな被害をもたらす可能性があります。
VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)
三瓶山の噴火で影響を受ける市区町村
三瓶山の半径50km以内には約38万6千人が居住しています
(火山防災対象12市町村)。
三瓶山周辺の火山防災対象市区町村(近い順)
| 市区町村 | 火山からの距離 |
|---|---|
| 島根県大田市 | 11.6km |
| 島根県美郷町 | 12.5km |
| 島根県飯南町 | 13.7km |
| 島根県川本町 | 21.2km |
| 島根県出雲市 | 25.8km |
| 島根県雲南市 | 27.4km |
| 島根県邑南町 | 31.3km |
| 島根県江津市 | 34.9km |
| 島根県奥出雲町 | 38.3km |
| 広島県三次市 | 44.6km |
三瓶山周辺の避難施設
三瓶山の半径30km以内には739箇所の避難施設があります。
噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。
噴火への備え
火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。
事前の備え
- ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
- 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
- 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
- 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく
噴火警戒レベル
| レベル | 名称 | 対象範囲 | 住民の行動 |
|---|---|---|---|
| 5 | 避難 | 居住地域 | 危険な居住地域から避難 |
| 4 | 高齢者等避難 | 居住地域 | 避難準備・高齢者等は避難 |
| 3 | 入山規制 | 火口周辺・居住地域近く | 登山禁止・状況に応じ避難準備 |
| 2 | 火口周辺規制 | 火口周辺 | 火口周辺への立入規制 |
| 1 | 活火山であることに留意 | 火口内 | 状況に応じて火口付近への立入規制 |
三瓶山に関するよくある質問
三瓶山は噴火する可能性がありますか?
三瓶山は活火山に指定されています。有史以降の噴火記録は確認されていませんが、活火山である以上、噴火の可能性はゼロではありません。
三瓶山で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?
記録上の最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模に相当します。
三瓶山が噴火したら影響を受ける地域は?
半径50km以内に約38万6千人が居住しており、火山防災対象として12つの市町村が指定されています。
住所を入力するだけで災害リスクを診断
防災DBでは、地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6種類の災害リスクを住所を入力するだけで無料診断できます。三瓶山周辺の災害リスクを詳しく知りたい方は、ぜひお試しください。
まとめ
- 三瓶山では産総研の記録で過去1万年間に4回の噴火が確認されています
- 過去最大の噴火規模はVEI4(大規模噴火)です
- 半径50km以内に約38万6千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
- お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます
データ出典
- 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
- 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
- Wikidata(CC0)
本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。
最終更新: 2026年04月