十和田の噴火リスク

十和田は青森/秋田に位置する成層火山、カルデラ、溶岩ドームで、標高690mです。過去1万年間に7回の噴火イベントが記録されています(産総研、915年時点)。最大の噴火はVEI5(非常に大規模な噴火)で、1707年の富士山宝永噴火(VEI5)と同程度の規模です。直近の噴火は915年で、最後の噴火から1111年が経過しています。

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この記事でわかること

  • 十和田の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 十和田の噴火履歴と規模(VEI)
  • 十和田の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 十和田の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

十和田の基本情報

項目 内容
火山名 十和田
所在地 青森/秋田
標高 690m(御倉山山頂)
火山の型式 成層火山、カルデラ、溶岩ドーム
主な岩石 流紋岩、デイサイト、安山岩、玄武岩質安山岩
過去1万年の噴火回数 7回(産総研、915年時点)
最大VEI 5(非常に大規模な噴火)
直近の噴火 915年
活動度 A(非常に活発)

十和田の噴火の特徴

十和田は成層火山、カルデラ、溶岩ドームに分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。

過去の噴火では、降下火砕物、降下火砕物→溶岩ドーム、降下火砕物→降下火砕物・火砕サージ、降下火砕物・火砕サージ→火砕流、泥流などの噴出物が確認されています。

十和田の噴火履歴

産総研の記録では、十和田では過去1万年間に7回の噴火イベントが確認されています(うち有史以降1回)(915年時点)。

記録上の最大噴火は噴火エピソードCで、VEI5(非常に大規模な噴火)、噴火マグニチュード5.8、噴出量約9.2km³と評価されています。これは1707年の富士山宝永噴火(VEI5)と同程度の規模です。

十和田の主な噴火イベント

年代 噴火名 噴火様式 VEI
915年 噴火エピソードA マグマ噴火・マグマ水蒸気噴火(泥流発生) 5

※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計7回の噴火が確認されています。

十和田の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

十和田の過去最大噴火はVEI5(非常に大規模な噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、広範囲に火山灰が降り注ぎ、航空機の運航停止や農作物への被害、交通インフラの麻痺が想定されます。

なお、約1.5万年前にはVEI6の八戸火砕流を伴う巨大噴火が発生しています。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

十和田の噴火で影響を受ける市区町村

十和田の半径50km以内には約104万9千人が居住しています
(火山防災対象26市町村)。

十和田周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
秋田県小坂町 12.9km
青森県新郷村 16.8km
青森県十和田市 17.2km
青森県平川市 18.9km
青森県田子町 20.5km
青森県三戸町 24.3km
青森県黒石市 24.7km
秋田県鹿角市 28.5km
青森県大鰐町 30.5km
青森県五戸町 33.2km

十和田周辺の避難施設

十和田の半径30km以内には279箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

十和田に関するよくある質問

十和田は噴火する可能性がありますか?

十和田は活火山であり、直近では915年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。

十和田で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI5(非常に大規模な噴火)です。
これは1707年の富士山宝永噴火(VEI5)と同程度の規模に相当します。

十和田が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約104万9千人が居住しており、火山防災対象として26つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 十和田では産総研の記録で7回の噴火が確認されており、直近の噴火は915年です
  • 過去最大の噴火規模はVEI5(非常に大規模な噴火)です
  • 半径50km以内に約104万9千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月