大雪山の噴火リスク

大雪山は北海道に位置する成層火山、溶岩ドーム、カルデラで、標高2,290mです。過去1万年間に5回の噴火イベントが記録されています(産総研、1739年時点)。直近の噴火は1739年で、最後の噴火から287年が経過しています。
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この記事でわかること
- 大雪山の基本情報(位置・標高・タイプ)
- 大雪山の噴火履歴と規模(VEI)
- 大雪山の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
- 大雪山の噴火で影響を受ける市区町村
- 噴火への備え・防災対策
大雪山の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 火山名 | 大雪山 |
| 所在地 | 北海道 |
| 標高 | 2,290m(旭岳山頂) |
| 火山の型式 | 成層火山、溶岩ドーム、カルデラ |
| 主な岩石 | 玄武岩質安山岩、安山岩、デイサイト |
| 過去1万年の噴火回数 | 5回(産総研、1739年時点) |
| 直近の噴火 | 1739年 |
| 活動度 | D(低活動) |
北海道の山系。石狩山地に属します。大雪山国立公園内に位置します。国指定天然記念物・特別天然記念物に指定されています。
大雪山の噴火の特徴
大雪山は成層火山、溶岩ドーム、カルデラに分類されます。
この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。
- マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
- 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。
過去の噴火では、岩屑なだれ→降下火砕物、降下火砕物などの噴出物が確認されています。
大雪山の噴火履歴
産総研の記録では、大雪山では過去1万年間に5回の噴火イベントが確認されています(うち有史以降1回)(1739年時点)。
大雪山の主な噴火イベント
| 年代 | 噴火名 | 噴火様式 | VEI |
|---|---|---|---|
| 1739年 | Ash-a噴火 | 水蒸気噴火 | - |
※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計5回の噴火が確認されています。
大雪山の噴火で影響を受ける市区町村
大雪山の半径50km以内には約40万4千人が居住しています
(火山防災対象15市町村)。
大雪山周辺の火山防災対象市区町村(近い順)
| 市区町村 | 火山からの距離 |
|---|---|
| 北海道上川町 | 11.4km |
| 北海道東川町 | 13.7km |
| 北海道美瑛町 | 22.8km |
| 北海道当麻町 | 27.1km |
| 北海道東神楽町 | 29.2km |
| 北海道上富良野町 | 35.2km |
| 北海道愛別町 | 35.7km |
| 北海道新得町 | 38.5km |
| 北海道旭川市 | 40.3km |
| 北海道比布町 | 41.0km |
大雪山周辺の避難施設
大雪山の半径30km以内には85箇所の避難施設があります。
噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。
噴火への備え
火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。
事前の備え
- ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
- 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
- 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
- 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく
噴火警戒レベル
| レベル | 名称 | 対象範囲 | 住民の行動 |
|---|---|---|---|
| 5 | 避難 | 居住地域 | 危険な居住地域から避難 |
| 4 | 高齢者等避難 | 居住地域 | 避難準備・高齢者等は避難 |
| 3 | 入山規制 | 火口周辺・居住地域近く | 登山禁止・状況に応じ避難準備 |
| 2 | 火口周辺規制 | 火口周辺 | 火口周辺への立入規制 |
| 1 | 活火山であることに留意 | 火口内 | 状況に応じて火口付近への立入規制 |
大雪山に関するよくある質問
大雪山は噴火する可能性がありますか?
大雪山は活火山であり、直近では1739年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。
大雪山が噴火したら影響を受ける地域は?
半径50km以内に約40万4千人が居住しており、火山防災対象として15つの市町村が指定されています。
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まとめ
- 大雪山では産総研の記録で5回の噴火が確認されており、直近の噴火は1739年です
- 半径50km以内に約40万4千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
- お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます
データ出典
- 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
- 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
- Wikidata(CC0)
本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。
最終更新: 2026年04月