弥陀ヶ原の噴火リスク

弥陀ヶ原

弥陀ヶ原は長野/富山に位置する成層火山で、標高2,621mです。有史以降1回の噴火が記録されています(気象庁、1836年時点)。最大の噴火はVEI1(小規模噴火)で、2014年の御嶽山噴火(VEI1)と同程度の規模です。直近の噴火は1836年で、最後の噴火から168年が経過しています。

防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波など6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。弥陀ヶ原周辺にお住まいの方は、ぜひご活用ください。

この記事でわかること

  • 弥陀ヶ原の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 弥陀ヶ原の噴火履歴と規模(VEI)
  • 弥陀ヶ原の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 弥陀ヶ原の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

弥陀ヶ原の基本情報

項目 内容
火山名 弥陀ヶ原
所在地 長野/富山
標高 2,621m(国見岳山頂)
火山の型式 成層火山
主な岩石 安山岩、デイサイト、玄武岩質安山岩
有史以降の噴火回数 1回(気象庁、1836年時点)
最大VEI 1(小規模噴火)
直近の噴火 1836年
活動度 C(やや活発)

飛騨山脈立山連峰にある活火山。立山連峰に属します。

弥陀ヶ原の噴火の特徴

弥陀ヶ原は成層火山に分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。
  • 山体崩壊: 火山体の一部が大規模に崩壊する現象で、岩屑なだれや土石流を引き起こします。

過去の噴火では、岩屑なだれ→泥流、降下火砕物などの噴出物が確認されています。

弥陀ヶ原の噴火履歴

気象庁の記録によると、弥陀ヶ原では有史以降1回の噴火が確認されています(1836年〜1836年)。

また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に6回の噴火イベントが記録されています。

有史以降の最大噴火は1836年噴火(1836年)で、VEI1(小規模噴火)、噴火マグニチュード1.0、噴出量約0.0001km³と評価されています。これは2014年の御嶽山噴火(VEI1)と同程度の規模です。

弥陀ヶ原の主な噴火イベント

年代 噴火名 噴火様式 VEI
1836年 1836年噴火 水蒸気噴火 1
1858年 (山体崩壊イベント) (山体崩壊→泥流発生) -

※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計6回の噴火が確認されています。

弥陀ヶ原の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

弥陀ヶ原の過去最大噴火はVEI1(小規模噴火)です。
この規模では火口周辺での噴石や火山灰に注意が必要です。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

弥陀ヶ原の噴火で影響を受ける市区町村

弥陀ヶ原の半径50km以内には約150万人が居住しています
(火山防災対象24市町村)。

弥陀ヶ原周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
富山県立山町 7.7km
富山県上市町 14.2km
長野県大町市 18.6km
富山県黒部市 22.1km
富山県魚津市 22.7km
長野県白馬村 26.0km
富山県富山市 26.1km
富山県滑川市 27.3km
長野県松川村 27.5km
富山県舟橋村 29.1km

弥陀ヶ原周辺の避難施設

弥陀ヶ原の半径30km以内には339箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

弥陀ヶ原に関するよくある質問

弥陀ヶ原は噴火する可能性がありますか?

弥陀ヶ原は活火山であり、直近では1836年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。

弥陀ヶ原で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI1(小規模噴火)です。
これは2014年の御嶽山噴火(VEI1)と同程度の規模に相当します。

弥陀ヶ原が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約150万人が居住しており、火山防災対象として24つの市町村が指定されています。

住所を入力するだけで災害リスクを診断

防災DBでは、地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6種類の災害リスクを住所を入力するだけで無料診断できます。弥陀ヶ原周辺の災害リスクを詳しく知りたい方は、ぜひお試しください。


まとめ

  • 弥陀ヶ原では気象庁の記録で1回の噴火が確認されており、直近の噴火は1836年です
  • 過去最大の噴火規模はVEI1(小規模噴火)です
  • 半径50km以内に約150万人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月