新島の噴火リスク

新島は東京に位置する溶岩ドーム、火砕丘で、標高432mです。有史以降3回の噴火が記録されています(気象庁、887年時点)。最大の噴火はVEI4(大規模噴火)で、1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。直近の噴火は887年で、最後の噴火から1139年が経過しています。

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この記事でわかること

  • 新島の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 新島の噴火履歴と規模(VEI)
  • 新島の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 新島の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

新島の基本情報

項目 内容
火山名 新島
所在地 東京
標高 432m(宮塚山山頂)
火山の型式 溶岩ドーム、火砕丘
主な岩石 流紋岩、玄武岩
有史以降の噴火回数 3回(気象庁、887年時点)
最大VEI 4(大規模噴火)
直近の噴火 887年
活動度 B(活発)

新島の噴火の特徴

新島は溶岩ドーム、火砕丘に分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
  • 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。

過去の噴火では、溶岩ドーム、火砕流、火砕サージ、降下火砕物、降下火砕物?、降下火砕物→溶岩ドームなどの噴出物が確認されています。

新島の噴火履歴

気象庁の記録によると、新島では有史以降3回の噴火が確認されています(838年〜887年)。

また、産総研の調査では先史時代を含め過去1万年間に7回の噴火イベントが記録されています。

有史以降の最大噴火は886-87年噴火(886年)で、VEI4(大規模噴火)、噴火マグニチュード5.3、噴出量約1.23km³と評価されています。これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。

新島の主な噴火イベント

年代 噴火名 噴火様式 VEI
886年 886-87年噴火 マグマ噴火→マグマ水蒸気噴火→マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火→マグマ噴火 4
838年 阿土山噴火 マグマ水蒸気噴火→マグマ噴火 3
838年 久田巻噴火 マグマ水蒸気噴火 -

※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計7回の噴火が確認されています。

新島の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

新島の過去最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、火口周辺に火砕流や溶岩流が到達し、周辺地域に大きな被害をもたらす可能性があります。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

新島の噴火で影響を受ける市区町村

新島の半径50km以内には約3万8千人が居住しています
(火山防災対象7市町村)。

新島周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
東京都新島村 3.0km
東京都利島村 14.0km
東京都神津島村 23.2km
東京都大島町 39.7km
東京都三宅村 41.6km
静岡県下田市 47.2km
静岡県南伊豆町 50.0km

新島周辺の避難施設

新島の半径30km以内には27箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

新島に関するよくある質問

新島は噴火する可能性がありますか?

新島は活火山であり、直近では887年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。

新島で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模に相当します。

新島が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約3万8千人が居住しており、火山防災対象として7つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 新島では気象庁の記録で3回の噴火が確認されており、直近の噴火は887年です
  • 過去最大の噴火規模はVEI4(大規模噴火)です
  • 半径50km以内に約3万8千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 気象庁「有史以降の火山活動」 https://www.data.jma.go.jp/vois/data/report/activity_info/
  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月