爺爺岳の噴火リスク
爺爺岳は北海道(国後島)に位置する成層火山、カルデラ、火砕丘で、標高1,822mです。過去1万年間に24回の噴火イベントが記録されています(産総研、1981年時点)。最大の噴火はVEI4(大規模噴火)で、1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。直近の噴火は1981年で、最後の噴火から45年が経過しています。
防災DBでは、住所を入力するだけで地震・洪水・津波など6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。爺爺岳周辺にお住まいの方は、ぜひご活用ください。
この記事でわかること
- 爺爺岳の基本情報(位置・標高・タイプ)
- 爺爺岳の噴火履歴と規模(VEI)
- 爺爺岳の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
- 爺爺岳の噴火で影響を受ける市区町村
- 噴火への備え・防災対策
爺爺岳の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 火山名 | 爺爺岳 |
| 所在地 | 北海道(国後島) |
| 標高 | 1,822m(爺爺岳山頂) |
| 火山の型式 | 成層火山、カルデラ、火砕丘 |
| 主な岩石 | 玄武岩、玄武岩質安山岩、安山岩 |
| 過去1万年の噴火回数 | 24回(産総研、1981年時点) |
| 最大VEI | 4(大規模噴火) |
| 直近の噴火 | 1981年 |
| 活動度 | B(活発) |
爺爺岳の噴火の特徴
爺爺岳は成層火山、カルデラ、火砕丘に分類されます。
この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。
- マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。
- 水蒸気噴火: マグマの熱で地下水が急激に気化して起きる噴火で、マグマそのものは噴出しません。2014年の御嶽山噴火がこのタイプです。
過去の噴火では、溶岩流、火砕サージ→降下火砕物、降下火砕物などの噴出物が確認されています。
爺爺岳の噴火履歴
産総研の記録では、爺爺岳では過去1万年間に24回の噴火イベントが確認されています(うち有史以降7回)(1981年時点)。
有史以降の最大噴火は1973年噴火(1973年)で、VEI4(大規模噴火)、噴火マグニチュード4.3、噴出量約0.2km³と評価されています。これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。
爺爺岳の主な噴火イベント
| 年代 | 噴火名 | 噴火様式 | VEI |
|---|---|---|---|
| 1973年 | 1973年噴火 | マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火 | 4 |
| 1981年 | 1981年噴火 | 水蒸気噴火 | - |
| 1978年 | 1978年噴火 | 水蒸気噴火 | - |
| 1975年 | 1975年噴火 | 水蒸気噴火 | - |
| 1974年 | 1974年噴火 | 水蒸気噴火 | - |
| 1812年 | 1812年噴火 | マグマ噴火 | - |
| 1739年 | L2溶岩流噴火 | マグマ噴火 | - |
※ 上記は主な噴火のみ。過去1万年間で計24回の噴火が確認されています。
爺爺岳の噴火規模(VEI)
VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。
爺爺岳の過去最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、火口周辺に火砕流や溶岩流が到達し、周辺地域に大きな被害をもたらす可能性があります。
VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)
爺爺岳の噴火で影響を受ける市区町村
爺爺岳周辺の火山防災対象市区町村(近い順)
| 市区町村 | 火山からの距離 |
|---|---|
| [北海道国後島] | 31.5km |
噴火への備え
火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。
事前の備え
- ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
- 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
- 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
- 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく
噴火警戒レベル
| レベル | 名称 | 対象範囲 | 住民の行動 |
|---|---|---|---|
| 5 | 避難 | 居住地域 | 危険な居住地域から避難 |
| 4 | 高齢者等避難 | 居住地域 | 避難準備・高齢者等は避難 |
| 3 | 入山規制 | 火口周辺・居住地域近く | 登山禁止・状況に応じ避難準備 |
| 2 | 火口周辺規制 | 火口周辺 | 火口周辺への立入規制 |
| 1 | 活火山であることに留意 | 火口内 | 状況に応じて火口付近への立入規制 |
爺爺岳に関するよくある質問
爺爺岳は噴火する可能性がありますか?
爺爺岳は活火山であり、直近では1981年に噴火しています。今後も噴火する可能性があります。
爺爺岳で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?
記録上の最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模に相当します。
住所を入力するだけで災害リスクを診断
防災DBでは、地震・洪水・津波・土砂災害・高潮・液状化の6種類の災害リスクを住所を入力するだけで無料診断できます。爺爺岳周辺の災害リスクを詳しく知りたい方は、ぜひお試しください。
まとめ
- 爺爺岳では産総研の記録で24回の噴火が確認されており、直近の噴火は1981年です
- 過去最大の噴火規模はVEI4(大規模噴火)です
- お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます
データ出典
- 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
- 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
- Wikidata(CC0)
本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。
最終更新: 2026年04月