羅臼岳の噴火リスク

羅臼岳

羅臼岳は北海道に位置する成層火山、溶岩ドームで、標高1,660mです。過去1万年間に9回の噴火イベントが記録されています(産総研)。最大の噴火はVEI4(大規模噴火)で、1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。

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この記事でわかること

  • 羅臼岳の基本情報(位置・標高・タイプ)
  • 羅臼岳の噴火履歴と規模(VEI)
  • 羅臼岳の噴火の特徴(噴火様式・堆積物)
  • 羅臼岳の噴火で影響を受ける市区町村
  • 噴火への備え・防災対策

羅臼岳の基本情報

項目 内容
火山名 羅臼岳
所在地 北海道
標高 1,660m(羅臼岳山頂)
火山の型式 成層火山、溶岩ドーム
主な岩石 安山岩、デイサイト
過去1万年の噴火回数 9回(産総研)
最大VEI 4(大規模噴火)
活動度 B(活発)

北海道・知床半島にある火山群の主峰及び最高峰。知床国立公園・知床内に位置します。

羅臼岳の噴火の特徴

羅臼岳は成層火山、溶岩ドームに分類されます。

この火山で記録されている噴火様式は以下の通りです。

  • マグマ噴火: マグマが直接噴出する噴火で、溶岩流や火砕流、降下火砕物(火山灰・軽石)を伴います。

過去の噴火では、火砕サージ、火砕流、降下火砕物、降下火砕物→火砕流などの噴出物が確認されています。

羅臼岳の噴火履歴

産総研の記録では、羅臼岳では過去1万年間に9回の噴火イベントが確認されています。

記録上の最大噴火はRa-2及びRafl-2噴火で、VEI4(大規模噴火)、噴火マグニチュード4.3、噴出量約0.2km³と評価されています。これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模です。

羅臼岳の噴火規模(VEI)

VEI(Volcanic Explosivity Index:火山爆発指数)は噴火の規模を0〜8の9段階で表す指標です。VEIが1大きくなると噴出物の量は約10倍になります。

羅臼岳の過去最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
この規模の噴火が再び起きた場合、火口周辺に火砕流や溶岩流が到達し、周辺地域に大きな被害をもたらす可能性があります。

VEIの目安: VEI1=小規模(御嶽山2014年)、VEI3=やや大規模(三宅島2000年)、VEI5=非常に大規模(富士山宝永噴火1707年)、VEI7=超巨大(阿蘇カルデラ約9万年前)

羅臼岳の噴火で影響を受ける市区町村

羅臼岳の半径50km以内には約1万9千人が居住しています
(火山防災対象3市町村)。

羅臼岳周辺の火山防災対象市区町村(近い順)

市区町村 火山からの距離
北海道羅臼町 4.4km
北海道斜里町 19.5km
北海道標津町 39.5km

羅臼岳周辺の避難施設

羅臼岳の半径30km以内には43箇所の避難施設があります。

噴火時の避難経路や避難場所は、お住まいの自治体のハザードマップで事前に確認しておきましょう。

噴火への備え

火山噴火に備えて、以下の対策を確認しましょう。

事前の備え

  • ハザードマップの確認: お住まいの自治体が公開している火山ハザードマップで、溶岩流・火砕流・降灰の到達範囲を確認する
  • 避難経路の確認: 噴火時の避難経路と避難場所を家族で共有する
  • 防災グッズの準備: ゴーグル・防塵マスク・ヘルメットなど、火山灰対策用品を準備する
  • 噴火警戒レベルの理解: 気象庁の噴火警戒レベル(1〜5)の意味と、レベルごとの行動を把握しておく

噴火警戒レベル

レベル 名称 対象範囲 住民の行動
5 避難 居住地域 危険な居住地域から避難
4 高齢者等避難 居住地域 避難準備・高齢者等は避難
3 入山規制 火口周辺・居住地域近く 登山禁止・状況に応じ避難準備
2 火口周辺規制 火口周辺 火口周辺への立入規制
1 活火山であることに留意 火口内 状況に応じて火口付近への立入規制

羅臼岳に関するよくある質問

羅臼岳は噴火する可能性がありますか?

羅臼岳は活火山に指定されています。有史以降の噴火記録は確認されていませんが、活火山である以上、噴火の可能性はゼロではありません。

羅臼岳で最大の噴火はどのくらいの規模ですか?

記録上の最大噴火はVEI4(大規模噴火)です。
これは1914年の桜島大正噴火(VEI4)と同程度の規模に相当します。

羅臼岳が噴火したら影響を受ける地域は?

半径50km以内に約1万9千人が居住しており、火山防災対象として3つの市町村が指定されています。

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まとめ

  • 羅臼岳では産総研の記録で過去1万年間に9回の噴火が確認されています
  • 過去最大の噴火規模はVEI4(大規模噴火)です
  • 半径50km以内に約1万9千人が居住しており、噴火時は広範囲に影響が及ぶ可能性があります
  • お住まいの地域の災害リスクは防災DBで無料診断できます

データ出典

  • 産総研 地質調査総合センター「1万年噴火イベントデータ集」 https://gbank.gsj.jp/volcano/eruption/
  • 気象庁「火山防災対象市町村GISデータ」 https://www.data.jma.go.jp/developer/gis.html
  • Wikidata(CC0)

本記事は上記のオープンデータを基に、防災DB編集部が作成しました。データは定期的に更新されますが、最新の情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

最終更新: 2026年04月