和歌山県田辺市の災害リスク

この記事では、田辺市の地震・洪水・津波・土砂災害のリスクを、政府の公開データをもとにまとめています。防災DBでは、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを無料で一括評価できます。田辺市内の詳しい住所単位のリスクを知りたい方は、ぜひご活用ください。

この記事でわかること

  • 田辺市の地震発生確率と地盤の特徴
  • 洪水浸水想定区域の範囲と想定浸水深
  • 津波浸水想定区域と想定される津波の高さ
  • 土砂災害警戒区域の数と過去の災害記録
  • 周辺の活断層の位置と想定マグニチュード
  • 避難施設・防災インフラの情報
  • 今日からできる災害別の具体的な備え

田辺市(和歌山県)の人口は約64,651人(2025年推計)。標高は平均160.3mで、最低0.0mから最高669.1mの範囲です。

2040年には現在の60%程度まで人口が減少すると推計されており、災害時の共助体制の維持が課題となる地域です。


田辺市の災害リスクについて よくある疑問

Q. 田辺市は災害に強い街ですか? 弱い街ですか?

田辺市の主な災害リスクは、30年以内の震度6弱以上の発生確率が79.07%、市域の13.0%が洪水浸水想定区域、12.7%が津波浸水想定区域、土砂災害警戒区域が452箇所です。「強い・弱い」は一言で判断できるものではなく、住まう場所の標高・地盤・河川からの距離によって大きく変わります。本記事では6種類のハザードを数値で個別に解説しています。

Q. 「田辺市は危ない」「やばい」という声を見かけました。実際のところはどうですか?

「危ない」「やばい」「怖い」といった言葉は主観的な評価で、根拠となるデータが伴っていない場合もあります。田辺市の災害リスクを客観的に把握するには、全国地震動予測地図・洪水浸水想定区域図・津波浸水想定など政府が公開している一次データを参照するのが確実です。本記事ではこれらの公開データから、ハザードごとの具体的な数値と想定される被害の目安をまとめています。

Q. 田辺市に住む前、引っ越す前に確認しておくべきことは?

自宅や検討中の物件が次の区域に含まれるかを、自治体のハザードマップで確認することを推奨します。

  • 洪水浸水想定区域と想定浸水深
  • 津波浸水想定区域(沿岸部の場合)
  • 土砂災害(特別)警戒区域
  • 活断層からの距離

防災DBの住所検索では、住所を入力するだけで6種類の災害リスクを一括で数値化できます。


地震リスク

田辺市で今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は最大79.07%です(2024年版全国地震動予測地図)。

震度6弱は、立っていることが困難になり、固定していない家具の多くが倒れる揺れです。

表層地盤の平均S波速度(AVS30)は310.0m/sです。AVS30は地盤の硬さを示す指標で、数値が小さいほど地震の揺れが増幅されやすくなります。

田辺市のAVS30は300m/s以上で、比較的硬質な地盤のエリアです。地盤増幅率は1.31倍と比較的低く抑えられていますが、地震確率自体が高い場合は対策が必要です。

30年確率が26%以上と非常に高い値です。これは「30年間に震度6弱以上の揺れを経験する可能性が約4分の1以上」という意味です。耐震診断をまだ受けていない場合は、自治体の耐震診断補助制度の利用を検討してください。

今日からできる地震対策

  • 家具の転倒防止:突っ張り棒やL字金具で固定する。特に寝室の背の高い家具は最優先

  • 寝室の安全確認:本棚やタンスの近くで寝ない。倒れても体に当たらない配置に変える

  • 枕元の備え:スリッパ(ガラス破片対策)と懐中電灯を枕元に置く

  • 食器棚:ガラス飛散防止フィルムを貼る。扉が開かないよう留め具を取り付ける

  • 感震ブレーカー:地震後の通電火災を防ぐため、分電盤に設置を検討する


洪水リスク

田辺市では、6,156個の125mメッシュのうち800メッシュ(13.0%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。

項目 データ
想定最大浸水深 10.0m
浸水想定メッシュ数 800 / 6,156 メッシュ(13.0%)
最大浸水継続時間 72時間(約3日間)
対象河川 富田川、左会津川、熊野川(3河川)

想定最大浸水深が10.0mと、2階部分まで浸水が想定されるエリアがあります。自宅が浸水想定区域に含まれるかどうか、自治体のハザードマップで確認してください。1階に寝室がある場合は、大雨警報の発表時に2階以上へ移動する準備をしておくと安心です。

浸水継続時間が最大72時間(約3日間)と長期に及ぶ想定です。孤立に備えて、飲料水(1人1日3リットル)と食料を最低3日分、できれば1週間分備蓄しておくことをおすすめします。

今日からできる洪水対策

  • ハザードマップの確認:自治体のハザードマップで自宅の想定浸水深を確認する。「田辺市 ハザードマップ」で検索

  • 「川の防災情報」アプリ:国土交通省の公式アプリをスマホにインストールし、水位アラートを設定する

  • 避難の目安:水深が30cmを超えると車が動かなくなり、50cmを超えると大人でも歩行が困難になります。早めの避難判断を

  • 備蓄品の準備:飲料水・食料(3日分)、携帯トイレ、モバイルバッテリー、常備薬を2階以上に保管する


津波リスク

田辺市では、6,156メッシュのうち781メッシュ(12.7%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。

想定最大浸水深が10.0mと非常に高く、3階建て以上の建物でも安全とは限りません。津波警報が発表されたら、すぐに高台や津波避難ビルへ避難してください。沿岸部にお住まいの方は、自宅から最も近い高台への徒歩ルートを複数確認しておきましょう。車での避難は渋滞のリスクがあるため、徒歩での避難を基本としてください。

今日からできる津波対策

  • 避難ルートの確認:自宅・職場から最寄りの高台への徒歩ルートを実際に歩いて確認する

  • 「津波てんでんこ」:強い揺れを感じたら、津波警報を待たずに各自すぐ高台へ避難する。家族の集合場所は事前に決めておく

  • 津波避難ビルの把握:「田辺市 津波避難ビル」で検索し、日常の行動範囲内にある津波避難ビルを把握しておく

  • 第2波・第3波への備え:津波は繰り返し押し寄せ、第1波が最大とは限りません。警報が解除されるまで高台にとどまりましょう


土砂災害リスク

田辺市には452箇所の土砂災害警戒区域が指定されています(国土数値情報・土砂災害警戒区域データ)。6,156メッシュのうち1,231メッシュ(20.0%)がこれらの区域に含まれています。

過去の記録では、田辺市で16件の土砂災害が発生しています(国土数値情報・土砂災害履歴データ: がけ崩れ9件、土石流2件、地すべり1件)。

また、竜巻等の突風が1件記録されています(国土数値情報・竜巻等突風データ)。

今日からできる土砂災害対策

  • 警戒区域の確認:「和歌山県 土砂災害警戒区域マップ」で検索し、自宅が警戒区域に含まれるか確認する

  • 前兆現象を知る:がけ崩れの前兆は「小石がパラパラ落ちる」「がけに割れ目が見える」「がけから水が湧き出す」。1つでも気づいたらすぐに離れる

  • 避難のタイミング:土砂災害警戒情報が発表されたら、暗くなる前に避難する

  • 就寝時の備え:崖に面した部屋で寝ない。2階の崖と反対側の部屋で就寝することで、万一の場合でも生存率が上がる


活断層

田辺市の周辺には以下の活断層が確認されています(地震調査研究推進本部)。

断層名 田辺市からの距離 想定M
中央構造線断層帯(全体が同時に活動) 35.0km M7.9
中央構造線断層帯(金剛山地東縁区間~石鎚山脈北縁西部区間が同時に活動)(傾斜角90度) 35.0km M7.8
中央構造線断層帯(金剛山地東縁区間~讃岐山脈南縁東部区間が同時に活動)(傾斜角90度) 35.0km M7.6

地域の特徴

気候

項目 データ
年間降水量 2,492mm
1月平均気温 4.4℃
8月平均気温 25.9℃

年間降水量が2,492mmと全国平均(約1,700mm)を大きく上回る多雨地域です。集中豪雨による浸水や土砂災害のリスクが高まりやすく、梅雨・台風シーズンには河川水位や気象情報をこまめに確認しましょう。

土地利用

建物用地が14.4%、森林が58.1%、農地が24.7%を占めています。

人口集中地区(DID)

人口集中地区の人口は28,986人、人口密度は3,896人/km²です。


避難施設・防災インフラ

項目
避難施設 186箇所
消防署 7箇所
学校 63校
福祉施設 219施設
警察署 19箇所

最寄りの避難施設は「田辺市 避難場所」で検索して確認できます。日頃から自宅・職場から最寄りの避難場所への経路を確認しておきましょう。


田辺市の自然災害伝承碑

田辺市には、過去の災害を後世に伝える自然災害伝承碑が28基登録されています(国土地理院)。碑が記録する災害は、これから起こりうる災害への備えを考える上で重要な歴史資料です。

碑名 建立年 災害名 災害種別
水難記念碑 1934年 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月) 洪水
明治廿二年水難者霊位 1938年 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月19日) 洪水・土砂災害
南海大地震津波潮位標 1948年 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
南海大地震津波潮位標 1948年 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
南海大地震津波潮位標 1948年 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
南海大地震津波潮位標 1948年 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
南海大地震津波潮位標 1948年 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
安政津波の碑 1972年 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦)) 津波
安政津波の碑 1972年 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦)) 津波
安政津波の碑 1972年 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦)) 津波
安政津波の碑 1972年 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦)) 津波
安政津波の碑 1972年 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦)) 津波
津波の碑 1973年 宝永の地震・津波(1707年10月4日(旧暦)) 津波
南海大地震津浪遭難者供養像 1976年 昭和南海地震(1946年12月21日)ほか 地震・津波
大水害百周年記念 1989年 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月19日) 洪水
明治大水害記念碑 1989年 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月19日) 洪水
南海道大地震津波潮位標 1991年 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
寶永の津波潮位碑 1998年 宝永の地震・津波(1707年10月4日(旧暦)) 津波
安政南海地震・昭和南海地震津波潮位碑 1999年 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦)) 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
南海道地震津波潮位標識 2005年 昭和南海地震(1946年12月21日) 地震・津波
南海道地震潮位 2006年 昭和南海地震(1946年12月21日) 津波
紀伊半島豪雨災害の碑 2012年 紀伊半島大水害(2011年9月3~4日) 洪水
宝永津波の碑 2012年 宝永の地震・津波(1707年10月4日(旧暦)) 津波
災害復興記念碑 2015年 紀伊半島大水害(2011年9月4日) 土砂災害
チリ地震津波の碑 2020年 チリ地震津波(1960年5月24日) 津波
チリ地震津波の碑 2020年 チリ地震津波(1960年5月24日) 津波
チリ地震津波の碑 2020年 チリ地震津波(1960年5月24日) 津波
土砂災害慰霊碑 2020年 紀伊半島大水害(2011年9月4日) 土砂災害

伝承内容

水難記念碑(1934年建立)

明治22年(1889)8月18日から20日にかけて台風の影響により、和歌山県から奈良県南部にかけて大雨となった。長野八幡神社では、左会津川の氾濫により社殿や狛犬などが流された。現在の八幡神社の社殿は高台に再建されたものであり、この碑は大水害を忘れないようにと建てられた。

  • 所在地: 和歌山県田辺市長野(長野八幡神社)
  • 災害: 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月)
  • 災害種別: 洪水
  • 地図: 33.77094, 135.44358

明治廿二年水難者霊位(1938年建立)

明治22年(1889)8月18日から20日にかけて台風の影響により、和歌山県から奈良県南部にかけて大雨となった。19日未明に六地蔵山が突如崩壊し、日高川を堰き止めたため上流一帯は瞬時に水没した。大規模な崩壊により形成された天然ダムは一挙に決壊し、70戸が流失し83名の犠牲者が出た。

  • 所在地: 和歌山県田辺市龍神村柳瀬
  • 災害: 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月19日)
  • 災害種別: 洪水・土砂災害
  • 地図: 33.87875, 135.45711

南海大地震津波潮位標(1948年建立)

1946年12月21日、田辺市から南西100kmの海底で昭和南海地震が発生した。その津波により製材工場の群集地でもあった橋谷付近は、木材が散乱し又人家に打ち付け、田畑や家屋もことごとく海底の泥砂で埋まり、目もあてられない状態だった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.72101, 135.40196

南海大地震津波潮位標(1948年建立)

1946年12月21日、田辺市から南西100kmの海底で昭和南海地震が発生した。その津波により製材工場の群集地でもあった橋谷付近は、木材が散乱し又人家に打ち付け、田畑や家屋もことごとく海底の泥砂で埋まり、目もあてられない状態だった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71976, 135.40607

南海大地震津波潮位標(1948年建立)

1946年12月21日、田辺市から南西100kmの海底で昭和南海地震が発生した。その津波により製材工場の群集地でもあった橋谷付近は、木材が散乱し又人家に打ち付け、田畑や家屋もことごとく海底の泥砂で埋まり、目もあてられない状態だった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71817, 135.40451

南海大地震津波潮位標(1948年建立)

1946年12月21日、田辺市から南西100kmの海底で地震が発生した。その津波により製材工場の群集地でもあった橋谷付近は、木材が散乱し又人家に打ち付け、田畑や家屋もことごとく海底の泥砂で埋まり、目もあてられない状態だった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71323, 135.39863

南海大地震津波潮位標(1948年建立)

1946年12月21日、田辺市から南西100kmの海底で昭和南海地震が発生した。その津波により製材工場の群集地でもあった橋谷付近は、木材が散乱し又人家に打ち付け、田畑や家屋もことごとく海底の泥砂で埋まり、目もあてられない状態だった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.69104, 135.39106

安政津波の碑(1972年建立)

1854年12月23日の安政東海地震に続いて24日16時半頃再び安政南海地震が発生したため、津波を心配した人々は高台に避難した。間もなく大津波が押し寄せたが、その様子は大変恐ろしく言葉も出ないほどだった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.72564, 135.39943

安政津波の碑(1972年建立)

1854年12月23日の安政東海地震に続いて24日16時半頃再び安政南海地震が発生したため、津波を心配した人々は高台に避難した。間もなく大津波が押し寄せたが、その様子は大変恐ろしく言葉も出ないほどだった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71588, 135.40644

安政津波の碑(1972年建立)

1854年12月23日の安政東海地震に続いて24日16時半頃再び安政南海地震が発生したため、津波を心配した人々は高台に避難した。間もなく大津波が押し寄せたが、その様子は大変恐ろしく言葉も出ないほどだった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71211, 135.40253

安政津波の碑(1972年建立)

1854年12月23日の安政東海地震に続いて24日16時半頃再び安政南海地震が発生したため、津波を心配した人々は高台に避難した。間もなく大津波が押し寄せたが、その様子は大変恐ろしく言葉も出ないほどだった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.69292, 135.38878

安政津波の碑(1972年建立)

1854年12月23日の安政東海地震に続いて24日16時半頃再び安政南海地震が発生したため、津波を心配した人々は高台に避難した。間もなく大津波が押し寄せたが、その様子は大変恐ろしく言葉も出ないほどだった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町799
  • 災害: 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71948, 135.40757

津波の碑(1973年建立)

1707年10月28日に発生した宝永地震により多くの家屋が倒壊した。その後の津波により江川浦ではほとんどの家屋が流出し、本町、紺屋町、片町でも過半数が流出した。東光寺前の坂では、文里湾の波と跡之浦の波が打ち合ったと言われている。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 宝永の地震・津波(1707年10月4日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71139, 135.40304

南海大地震津浪遭難者供養像(1976年建立)

新庄の地は、これまで幾度となく地震に伴う津波の被害を受けてきた。特に、昭和21年(1946)12月21日の昭和南海地震による津波では、新庄町では22名、田辺市全体で69名が死亡した。この供養塔は、遭難者の冥福を祈り、併せて後世子孫への警告とするために建立された。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町2609(東光寺)
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)ほか
  • 災害種別: 地震・津波
  • 地図: 33.71154, 135.40293

大水害百周年記念(1989年建立)

明治22年(1889)8月18日から20日にかけて台風の影響により、和歌山県から奈良県南部にかけて大雨となった。会津川の下流部にある湊地区は、右会津川と左会津川上流に形成された天然ダムの形成・決壊による土石流・洪水に襲われ、激甚な被害を受けた。碑には水害時の最高水位が記されている。

  • 所在地: 和歌山県田辺市湊(蟻通神社)
  • 災害: 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月19日)
  • 災害種別: 洪水
  • 地図: 33.73332, 135.38082

明治大水害記念碑(1989年建立)

明治22年(1889)8月18日から20日にかけて台風の影響により、田辺市では3日間で約1,295mm、19日14時から20日14時までの24時間で901.7mmを観測する豪雨となった。会津川や冨田川の流域では大きな被害となり、旧田辺市域では320名を超える方が亡くなった。碑には当時の最高水位が記されている。

  • 所在地: 和歌山県田辺市高雄一丁目(会津児童公園)
  • 災害: 明治22年紀伊半島大水害(1889年8月19日)
  • 災害種別: 洪水
  • 地図: 33.73487, 135.37724

南海道大地震津波潮位標(1991年建立)

1946年12月21日、田辺市から南西100kmの海底で昭和南海地震が発生した。その津波により製材工場の群集地でもあった橋谷付近は、木材が散乱し又人家に打ち付け、田畑や家屋もことごとく海底の泥砂で埋まり、目もあてられない状態だった。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.69292, 135.38881

寶永の津波潮位碑(1998年建立)

1707年10月28日に発生した宝永地震による津波による右からの波と左からの波が、こちらで打ち合ったと言われている。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 宝永の地震・津波(1707年10月4日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71129, 135.40311

安政南海地震・昭和南海地震津波潮位碑(1999年建立)

安政南海地震(1854)と昭和南海地震(1946)による津波災害を忘れないため、津波潮位を刻んでいる。カニのはさみをモチーフしたデザインで、ハサミの先端が当時の津波潮位。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 安政の地震・津波(1854年11月5日(旧暦)) 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.69245, 135.39068

南海道地震津波潮位標識(2005年建立)

昭和21年(1946)12月21日午前4時19分に発生した南海道地震(昭和南海地震)により襲来した津波の、当地における潮位を記録したもの。田辺港では津波は会津川に沿って遡上し、付近の民家が浸水し、29戸の建物が全壊、54戸が流失した。

  • 所在地: 和歌山県田辺市芳養松原二丁目(芳養交差点)
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 地震・津波
  • 地図: 33.74877, 135.35244

南海道地震潮位(2006年建立)

1946年12月21日に発生した昭和南海地震による津波が到達した跡が現地に建つ民家の外壁に残っていたが、建物撤去にあたり津波潮位保存のため跡之浦町内会が設置した。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 昭和南海地震(1946年12月21日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71187, 135.40193

紀伊半島豪雨災害の碑(2012年建立)

平成23年(2011)台風12号の接近に伴う豪雨により、紀伊半島の広い範囲で8月30日17時から9月5日6時の総降水量が1,000mmを超えた。珠簾神社では、神社裏の堤防が決壊し、9月3日から4日にかけて社務所、手水舎が浸水した。境内には明治22年(1889)紀伊半島水害で奔走した当時の村長の頌徳碑も建立されており、この地域で激甚な土砂災害が繰り返されていることを物語っている。

  • 所在地: 和歌山県田辺市上三栖(珠簾神社)
  • 災害: 紀伊半島大水害(2011年9月3~4日)
  • 災害種別: 洪水
  • 地図: 33.75167, 135.43745

宝永津波の碑(2012年建立)

1707年10月28日に発生した宝永地震により多くの家屋が倒壊した。その後の津波により江川浦ではほとんどの家屋が流出し、本町、紺屋町、片町でも過半数が流出した。東光寺前の坂では、文里湾の波と跡之浦の波が打ち合ったと言われている。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町
  • 災害: 宝永の地震・津波(1707年10月4日(旧暦))
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71583, 135.40657

災害復興記念碑(2015年建立)

平成23年(2011)台風12号の接近に伴う大雨により、紀伊半島の広い範囲で8月30日17時~9月5日6時の総降水量が1,000mmを超えた。伏菟野地区では、9月4日未明に大規模な深層崩壊が発生し、死者5名、家屋等全壊7棟の被害が生じた。

  • 所在地: 和歌山県田辺市伏菟野
  • 災害: 紀伊半島大水害(2011年9月4日)
  • 災害種別: 土砂災害
  • 地図: 33.78785, 135.44169

チリ地震津波の碑(2020年建立)

昭和35年(1960)5月24日の早朝、南米チリを震源とする地震による津波は日本の太平洋岸に来襲した。地震という前ぶれもなく突然襲ってきた津波であり、北海道から沖縄までの太平洋沿岸各地に被害を与えた。チリ地震津波からちょうど60年目の節目に当たることから、大きな揺れを感じない津波もあることを伝えるため、津波潮位を刻んだ碑を建立した。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町(公民館)
  • 災害: チリ地震津波(1960年5月24日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71737, 135.40537

チリ地震津波の碑(2020年建立)

昭和35年(1960)5月24日の早朝、南米チリを震源とする地震による津波は日本の太平洋岸に来襲した。地震という前ぶれもなく突然襲ってきた津波であり、北海道から沖縄までの太平洋沿岸各地に被害を与えた。チリ地震津波からちょうど60年目の節目に当たることから、大きな揺れを感じない津波もあることを伝えるため、津波潮位を刻んだ碑を建立した。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町(橋谷会館)
  • 災害: チリ地震津波(1960年5月24日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.72414, 135.39909

チリ地震津波の碑(2020年建立)

昭和35年(1960)5月24日の早朝、南米チリを震源とする地震による津波は日本の太平洋岸に来襲した。地震という前ぶれもなく突然襲ってきた津波であり、北海道から沖縄までの太平洋沿岸各地に被害を与えた。チリ地震津波からちょうど60年目の節目に当たることから、大きな揺れを感じない津波もあることを伝えるため、津波潮位を刻んだ碑を建立した。

  • 所在地: 和歌山県田辺市新庄町(波止場大師堂)
  • 災害: チリ地震津波(1960年5月24日)
  • 災害種別: 津波
  • 地図: 33.71799, 135.40177

土砂災害慰霊碑(2020年建立)

平成23年(2011)台風12号の接近に伴う大雨により、紀伊半島の広い範囲で8月30日17時~9月5日6時の総降水量が1,000mmを超えた。熊野地区では、9月4日早朝に大規模な深層崩壊が発生し、土石流により死者2名、行方不明者1名、流失・全壊家屋等11棟の被害が生じた。流下してきた巨岩に設置された碑には災害の記憶を後世に伝えたいと刻まれている。

  • 所在地: 和歌山県田辺市熊野
  • 災害: 紀伊半島大水害(2011年9月4日)
  • 災害種別: 土砂災害
  • 地図: 33.71388, 135.62189

出典: 国土地理院「自然災害伝承碑」(CC BY 4.0)


よくある質問

田辺市で大地震が起きる確率は?

今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率は、田辺市内の最大値で79.07%です(2024年版全国地震動予測地図、防災科学技術研究所)。

田辺市は洪水の危険がある?

田辺市の6,156メッシュのうち800メッシュ(13.0%)が洪水浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。お住まいの地域が浸水想定区域に含まれるかは、自治体のハザードマップで確認できます。

田辺市に津波は来る?

田辺市の781メッシュ(12.7%)が津波浸水想定区域に含まれています。想定最大浸水深は10.0mです。沿岸部にお住まいの方は、最寄りの高台や津波避難ビルを事前に確認しておきましょう。

田辺市の土砂災害警戒区域は?

田辺市には452箇所の土砂災害警戒区域が指定されています。お住まいの場所が警戒区域かどうかは、和歌山県の土砂災害警戒区域マップで確認できます。

田辺市の避難場所はどこ?

田辺市には186箇所の避難施設があります。最寄りの避難場所は「田辺市 避難場所」で検索して確認できます。


まとめ:田辺市の防災で押さえておきたいこと

  • 地震:30年以内に震度6弱以上の確率が79.07%。家具の固定と耐震性の確認を

  • 洪水:800メッシュ(13.0%)が浸水想定区域。ハザードマップで自宅の浸水深を確認

  • 津波:想定最大10.0m。沿岸部では高台への避難経路を複数確認

  • 土砂災害:452箇所の警戒区域。大雨時は早めの避難を

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データ出典: 全国地震動予測地図(防災科学技術研究所)、国土数値情報(国土交通省)、国勢調査(総務省)、土砂災害履歴(国土数値情報)。各データの詳細はデータソース一覧をご覧ください。