周防灘断層帯(主部区間)の地震リスク|M7.0・30年確率2.93%

周防灘断層帯とは

周防灘断層帯は、山口県南東部から大分県北西部の周防灘(瀬戸内海東部)の海底に延びる活断層帯です。主部区間ではマグニチュード7.0規模の地震を引き起こす可能性があり、今後30年以内の地震発生確率は2.93%と評価されています。

陸域から離れた海底に位置しますが、発生した場合は山口・大分・福岡の沿岸部に強い揺れと津波をもたらす可能性があります。

基本情報

項目 内容
断層名 周防灘断層帯(周防灘断層帯主部区間)
想定マグニチュード M7.0
30年以内の発生確率 2.93%
断層の種別 逆断層
位置 周防灘(山口県・大分県・福岡県沖)
データソース 地震調査研究推進本部(J-SHIS)

地震発生確率(時間軸別)

期間 発生確率
10年以内 約1.0%
20年以内 約2.0%
30年以内 2.93%

※確率は政府・地震調査研究推進本部の評価値に基づきます。

なぜ注目すべきか

周防灘断層帯主部区間が特に注目される理由は、海底断層でありながら沿岸部への影響が大きい点にあります。

  • 山口県東部(光市・柳井市・周南市など):断層から近く、揺れと津波の両方に注意が必要
  • 大分県北西部(豊前市・中津市周辺):震源に近い沿岸部
  • 福岡県北九州市東部:海を挟んで対岸に位置し、津波の到達が懸念される

2011年以降、日本各地で海底活断層の評価が進んでおり、周防灘断層帯もその一つとして精力的な調査が行われています。

影響する主な市町村

都道府県 市町村
山口県 光市、柳井市、周南市、下松市、防府市
大分県 豊前市、中津市、宇佐市
福岡県 北九州市(小倉南区・門司区)、苅田町

過去の地震歴

年代 地震名 マグニチュード 概要
1649年 周防灘地震 M7前後 周防灘周辺で津波被害
1686年 豊後国地震 M7.0 大分・山口で死者
1907年 周防灘地震 M6.8 沿岸部に被害

移住・不動産購入前のチェックポイント

周防灘沿岸エリアへの移住や不動産購入を検討している方へ、以下の点を確認してください。

  1. ハザードマップの確認:市区町村が公開する「津波ハザードマップ」と「地震ハザードマップ」の両方を確認する
  2. 海抜・標高の確認:海岸から近い物件は海抜(標高)を必ず確認。津波浸水想定区域は要注意
  3. 建物の耐震性:1981年以前の旧耐震基準の建物は耐震診断・改修を検討
  4. 液状化リスク:沿岸の埋立地や砂地は液状化リスクが高い
  5. 避難経路の確認:海から内陸への避難経路と最寄りの避難所を把握する

あなたの住所の災害リスクを確認

住所を入力すれば、周防灘断層帯を含む近隣の活断層リスクを即座に確認できます。

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データ出典・参考資料

  • 地震調査研究推進本部「全国地震動予測地図」
  • 国土交通省ハザードマップポータルサイト
  • J-SHIS(地震ハザードステーション)
  • 地震調査委員会「周防灘断層帯の長期評価」